燕山~加波山~足尾山


- GPS
- 10:42
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 10:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://cycling.pref.ibaraki.jp/ringring/rest/ |
その他周辺情報 | 真壁城跡: https://www.city.sakuragawa.lg.jp/data/doc/1651506493_doc_296_0.pdf |
写真
感想
先週に引き続き,加波山周辺で未だ歩いたことのないルートを廻ろうと計画した。自宅を3時55分に出発し,りんりんロードの真壁休憩所 駐車場には5時丁度に到着する。他に1台だけ停まっていた。気温は5℃と暖かめだが,一応,長袖セーターを上に羽織る。
最初はりんりんロードを歩いて花の入公園まで進むが,早朝にもかかわらず犬の散歩やウォーキングの人たちとすれ違う。明るくなってきた山並みを眺めながら舗装路を歩く。後ろを振り返ると,シルエットの筑波山が見え,上空には半月が残っていた。花の入公園は駐車場やトイレがあり便利だが,施設が老朽化しており,遊具や休憩舎も使用禁止状態だった。石のベンチに腰掛けて,セーターを脱ぎ,カメラのバッテリを交換する。
林道 東山花の入線を少し進み,沢を横切った先にある木の階段から山路に入る。直ぐに庭のある人家跡に出,その先には草を刈った原っぱが広がっているが,更にその先は藪だらけのようだ。地形図では果樹園の中に路が走っているが,素手ではとても進めない。人家跡まで戻って二股を車道の方に進むと,100m程で地蔵様が立つ分岐に出たので,右側の徒歩道に入る。古い道標が立っていたりして,昔は良く使われた路だったと思われる。15分ほど歩くと,ひょっこりと地形図には出ていない未舗装の車道に出た。車道は直ぐに終わり,山路を少し進んだ所で分岐していた。この時点で,現在地を200m程勘違いしていたので,左側の意図しない方角に進んでしまった。10分ほども登ってから間違いに気付いたが,踏み跡はしっかりしているし,方角からして林道に出られそうなので,そのまま登り続ける。大した悪場もなく,東飯田林道支線に辿り着き,林道を歩いて天狗の踊り場に着く。大きな岩が重なっている処で休憩に丁度良く,腰を下ろしてこの先のルートを検討する。当初予定していたルートの一部だけでも辿ろうと,一旦下って沢沿いに再度林道まで登ることにする。
直ぐ傍から下に続く踏み跡を辿るが,最初の方が少し急な上に落ち葉が積もって滑り易かった。10分ほどで沢に降り立つと,赤,白のテープが巻かれた木杭が立っていた。標識が朽ちたものだろうか? ここからは,小さな沢が涼しげな音で流れ,樹間からは日光が差し込んできて気持ちの良い登りとなった。しかし,10分も経つと沢が倒木や落石に埋まり,歩き辛くなってしまった。仕方がないので左側の尾根筋に逃げることにする。若干の藪はあったものの,先ほどの沢筋に比べると歩き易い。数分登ると大きな岩がゴロゴロと出てくるので,間を縫うようにして進んで行くと,再び林道に出た。
天狗の踊り場近くにある燕山への登り口まで林道を戻る。登り口にはロープが残されているが,特に問題なく上がれる。日陰には水曜日の名残の雪に,何かの獣の足跡がついていた。気持ち良く淡々と登っていると何時の間にか縦走路に出,そこから1分ほどで燕山山頂に着く。更に少し下ったところに有るFM送信所の小草地に腰を下ろして休憩する。
東屋の辺りから続く舗装路を少し下った所から徒歩道に入り踏み跡を追うと再度,東飯田林道支線に出合う。そのまま林道を歩き,中宮道を登って加波山神社の駐車場に至る。ここで,今後のために大塚までの徒歩道の降り口を確認しておく。次々と現れる神社を通り過ぎ,加波山頂を後にする。青空をバックに,裸樹の上方にヤドリギが見られた。旗立石のすぐ脇に腰を下ろせるスペースがあったので小休止し,半袖になる。そよ風が気持ち良い。
ここから10分ほど下り,「駐車場」への標識が立っている処に分岐がある。地形図には記載が無いが,林道まで降れそうな感じだったので取敢えず進んでみる。直ぐに大岩にしめ縄が張られているのに出会う。その少し下には岩の前に鳥居が建てられ,幾つもの御幣が岩の下に捧げられていた。鳥居の横からの急な斜面に沿ってロープが下げられ,踏み跡もついている。これは修験者が使っているのではないかと思われたので,辿ってみることにする。急坂を降りると,短いアルミ製梯子があり,更に少し深い藪路になる。滑り易い処もあり,気が抜けない路を鳥居から15分ほど下ると,再び大きな岩窟の前に灯籠が置かれている場所に出る。最近のものらしい真新しい御幣が幾つもあり,やはり現役の修験道のようだ。この後,歩き易い踏み跡を10分足らず辿ると丸山林道に出られた。採石場の脇を通ってモニュメントのある広場に出る。
先週,先々週と丸山を通る道を使ったので,今日は一本杉峠まで林道を歩いてみるが,バイクの騒音と排気ガスに閉口した。一本杉峠では,木陰の小スペースにあった石のテーブルとベンチで一休みした。日影に入ると途端に涼しくなり,暫くすると寒くなってきたので10分ほどで出発する。バイクには辟易なので足尾山を経由する山道を行く。山頂には6,7人の人が休んでいた。陽が当たると再び暑くなってきた。天気は良かったが,パラグライダーの姿は見えなかった。
北筑波稜線林道に出,尾根筋についた明瞭な踏み跡を降り始める。フカフカの落ち葉は気持ち良いが,ややもすると踏み跡がはっきりしなくなる。数十メートルおきに地形図を確かめながら,時々,現れる赤目印を頼りに降って行く。時々,踏み跡を見失うが,再び,赤目印や石標が現れたりする。きっと,昔は良く使われた路だったのだろう。しかし,1時間も歩いた所で,周囲の地形がどうも自分の認識と合わなくなってきたので,止む無くGPSで確認する。どうやら200m程,位置を取り違えていたようだ。
沢筋は何だか水気が多くて濡れそうになって来たし,倒木などで煩わしいので,地形図にある徒歩道を進もうと思い,斜面を上がって緩やかな稜線に出る。しかし,ここも進みたい方向は藪が濃くて大変そうだ。止むなく,傾斜の緩いところを探して逆側の沢に降りた。幸いこちら側の沢は比較的に歩き易く,10分もしない内にしっかりとした路に合流できた。
この先は概ね,比較的に幅も広く整備された路が続いた。途中で狩猟にかかわる掲示が出ていたのでハンターも入っているのだろう。こうなると猪に出くわすよりも,誤射される方が怖くなってしまう。20分ほどで人家のある処まで辿り着いた。ここからは舗装路を歩き,平地に来ると周囲の山並みが良く見える。最近はやっと大体の山名が同定できるになったので,今日歩いた稜線を目で追いかけた。
2km程で真壁城跡の近くまで来た。時間に余裕もあるので真壁城跡でも見学しようかと思ったが,ずっと柵で囲われていて中には入れなかった。帰ってから調べると,行き詰まったのは「 外曲輪北虎口」で,中に入れるのは真壁体育館の駐車場がある側からのみらしい。次回にはぜひ見てみたいものだ。
今回はGPS使用が一回きりで,兎も角もルートを歩き通せたことは良かった。ただ,当初の予定からずれた箇所も多く,まだまだルート同定力の向上に努める必要がありそうだ。今日は天気が良く,もう完全に春山の陽気だったが,羽虫が出始めて少々煩わしかった。この界隈は,又,涼しくなるまで敬遠したほうが良いのかな。
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