平標山


- GPS
- 04:52
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,032m
- 下り
- 1,032m
コースタイム
天候 | 晴れ 無風・微風 黄砂のため霞んで見えた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂まで積雪の上を歩くが、稜線は既に藪が出始めているところもあった。雪質はまだ快適なざらめにはなっていない。 |
写真
感想
5:25に行動開始。周囲はまだ薄暗かったがヘッドライトなしでも歩けた。一度アスファルト道路に出るので板を外し、その後別荘地内の林道脇の樹林を歩く。気温はプラスだが早朝なので雪は締まっていた。トレースは無数。3月も後半になり、樹林帯の雪はお世辞にもきれいとは言えず、残雪期の様相を呈していた。今年は積雪豊富なシーズンだったがここ数日の異常な高温で、雪はどんどん融けている。このペースだとあっと言う間になくなってしまうかもしれない。別荘地が終わり除雪のない林道に至る。片斜面は毎度嫌らしいので慎重に進む。橋を渡ればヤカイ沢の入口はもうすぐ。ここまでおよそ30分。前後に人の姿なし。人気の山だが平日の為か空いている。ヤカイ沢の入口から先も樹木の多い所は雪が汚れている。これぞ残雪期と言った感じ。天気は晴れだが黄砂のためか、空が霞んで見える。風は樹林帯なのでまるでなく、歩いていると暑くて仕方ないくらいだった。ジャケットは最初から着ずにザックに入れたままだった。誰もいない斜面をひたすら登る。樹林は徐々に疎になる。トレースは相変わらずたくさん。これがリセットされることなく雪山シーズンを終えることになるのかもしれない。静かな山を楽しみつつ進む。出発から1.5時間経過したところで最初の休憩。この先傾斜が稜線に出るまで急になるので、念のためクトーを装着する。風も弱いながらも出てきたのでジャケットをザックから出して着る。10分くらい止まっていたが、誰も先行しないし誰も下りてこなかった。休憩後傾斜の付いた斜面に取り掛かる。雪が硬いと滑落注意だが、今日は雪が柔らかくて簡単だった。クトーを着けたものの、あってもなくても特に問題なかったと思う。ジグザグに登り標高を稼ぐ。稜線の直下はさすがに雪が硬かったが、それでも氷にはほど遠くて特に緊張することはなかった。急斜面を無事クリアして稜線に出た。天気晴れなので遠望は効くのだが、やはり黄砂のせいで霞んでいた。黄砂の後には雪が大変汚れるし滑り難くなるので、明日以降は要注意かもしれない。稜線は風が冷たいが、ジャケットを着て行動していれば凌げる程度の寒さ。グローブはインナーのみで特に問題なかったが、これは山頂直下でアウターを被せた。平標山の稜線は積もった雪にクラックができることが多く、今日の時点でもあちこちで割れていた。不用意に近付かないように注意して進む。また稜線は日当たりが良いためか、既にあちこちで藪が出始めていた。登りで取るルートを誤ると、藪にはまることになるかもしれない。稜線に出ると先行者が一名見えたが、それ以外は誰もいない。ほぼ貸し切りの稜線だった。右手には仙ノ倉山がよく見える。黄砂で霞んでいてもすぐ近くなのでさすがに見える。風で冷やされながら登り平標山の山頂には8:35に到着。先行者はいたがその後は姿が見えなくなったので、実質的に貸し切りの山頂になった。夏も冬も何度も訪れている平標山だが、山頂は常に天候が良くない時以外は常に誰かいるので、今日のように好天で貸し切りの時はとても珍しい。ここまで約3時間歩き通しだったので、スキー板の上に座って大休止する。休憩しつつも下りの準備もする。山頂には25分ほどいたが、結局誰も上がって来なかった。とても珍しいと思う。9時ぴったりに下山開始。稜線はいつもカリカリなのだが、今日は何故か快適。斜度も雪質も快適で、滑り易かった。こんなこと記憶にない。登り返して滑りたいとさえ思ったが、今日は早く帰らないといけないので断念。稜線を滑っていると下降点を過ぎやすいので注意して下る。左手は雪庇なので近寄らない。下降点から下りると雪が硬くなった。滑り難い。ターンをするのがやっと。更に進んで樹林帯に下りるが、ここは自分の技量では滑るのは無理だった。まだ雪が落ち着いていないというか、ザラメにはなっていなかった。転ばずに標高を落とすことに専心する。悪雪地帯を過ぎたら快適な斜面と快適な雪が再度現れた。快適ゲレンデと言っても差し支えない。下りになると続々登りのスキーヤーやハイカーとすれ違うようになる。自分の出発が早かったようだ。すれ違いつつ滑る。標高がもっと下がると雪は重たく湿気てくる。曲がらない雪質に手を焼く。転倒に注意して進むしかない。なんとか転ばずにヤカイ沢の入口まで到達。ここまでくればさすがに安心。林道を流して進み、片斜面をこなす。林道脇の樹林は汚れた雪の上を滑る。帰りも道路横断の時一度板を外し、9:59に無事行動終了。全般的に疲れる雪質だったが、無事に下山出来て良かった。それにしても下りのスキーは暑かった。暑くて途中でグローブはアウターのみにしたが、それでもグローブの中は蒸れていた。これからのスキーで日差しのある時は装、備を色々対策しないと暑さにまいってしまう。水分も多めに持たないと。
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