快晴の雌阿寒岳
- GPS
- 05:53
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 805m
- 下り
- 789m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 温泉⇒野中温泉別館、日帰り入浴¥350 食事⇒足寄庵 |
写真
感想
私もakaikirinさんも単独行の時は悪天候が多いものだが、2人揃うと不思議と晴れることが多いようである。
年末の十勝岳がそうであったように…
さてmikuriさんのレコに触発されて、この日は可能であれば雌阿寒岳から阿寒富士を登り、オンネトー経由で野中温泉に戻る計画でいた。
1月11日の雌阿寒岳登頂の時に濃霧に包まれて何も見えなかったこともあり、天気予報では快晴と言うことで少し欲が強くなっていたのであろう。
朝、明るくなると同時に登山口を出発。この辺りにもまとまった雪が降ったこともあり、登山道のトレースは明瞭ではあるもスノーシューが威力を発揮する状態であった。
それにしても雪の積もったこの時期、夏なら木の根や岩などが露出していて歩きにくい登山道も、サクサク・キュッキュッと雪と対話するかような楽しく快適なひとときだ。
森林限界の辺りから明るさも増して山頂付近が一望できるが、この時噴煙の量が多いように思えた。
大沢を横切り暫く登ると雪もかなり締まってきて、この先急斜面になることから、4合目から5合目の中間の平らなスペースでスノーシューを外しアイゼンを装着。振り返ると真っ白に冠雪したトムラウシ山や十勝連峰の山々が青空の下に浮かび上がっていた。
こんな時こそ過去の登山の記憶も蘇り、幸福感に包まれるものだ。
今度はアイゼンで雪と対話しながら、夏ならジグを切りながら登るであろう急斜面も気合を入れて直登も何度もして、やっと遙か上方に9合目の標識が見えてきた。
9合目の標識は下から見つけやすく、凍りつくような風が強くなってくるのもこの辺り。しかし今日はいつもとは少し違うようだ。
確かに下とは違う肌を刺すような冷たい風ではあるが、いつもほど強くはなく、日射しの僅かな暖かさも感じたので小休止にした。
ゴーと言う噴煙の噴き出す轟音と強い硫黄臭、ここに来ると地球の息吹を感じることができるので私は大好きである。
小休止の後、右に火口を見ながら最後の登りを少しだけ頑張るといよいよ山頂だ。
それにしても青沼近くから噴き出す噴煙が凄い量だ!さらにこれから向かおうとしている阿寒富士へのコースを遮っている。どうやら快晴ではあるも風向きが悪いようだ。雄阿寒岳をもすっぽり隠している。
私たちは迷わずに引き返すことにした。
さすがに山頂は快晴とはいえ、感覚がマヒするような寒さのため長くは居られず写真を数枚だけ撮りすぐに下山。大沢ルートをシリセードを楽しみながら下山した。
下山後に私がそれまで被っていた毛糸の帽子を脱いだ時のことだ、こもっていた熱と汗が一気に凄い蒸気になって風に流れて行ったのを私にも確認できた。
一部始終を見ていたakaikirinさんが空かさず言った。
「ezo-wolfさん、今噴火しましたよ。警戒レベル4です…」
コメント
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阿寒富士を遮る噴煙まだ多そうですね。
雪の量も予想していたより少ないくてビックリしました。
4本のコカコーラと牛肉のロースステーキがとても気になりました、
カロリーのほうも、警戒レベル4なのでは!
安心してください、結局コーラは1本しか飲みませんでした。
大沢ルートも岩がまだ至るところで露出していて、スキーのトレースが岩の上を通過していたのを確認できました。
今年は十勝地方、本当に雪が少ないですネ!
お二人が揃うと晴れる運、あと3ヶ月と数日、このままでっ…!
akaikirinさんは表情があまりにもクールすぎて、本当に満足しているのでしょうか?(笑)
マブダチのezo-wolfさんが言っているんだから、ちゃんと満足しているんでしょうね♪
頭から噴火したのが蒸気だけとのことで、胸をなで下ろしております…。
なんで結局は頭の噴火で締めくくるの💢
はい、頭の話題はおしまい(笑)
いくら快晴とは言え、唯一露出している顔は寒さを通り越して痛くて感覚が麻痺しそうでした。
そこで感じたのが私は面の皮が厚くはないんだと安心しました(笑)
しかしErandioさんに言われて愕然としました。
akaikirinさんは笑顔になる余裕もないくらい、私より面の皮が薄いんだと…
さむ〜い雌阿寒岳に登ったあとは、
あっつい温泉に浸かり、
お腹が減ったと肉を食う。
THE 贅沢
今回はもっと贅沢なことがありましたよ〜
往復の運転はakaikirinさんがしてくれたので、帰り道には東大雪の山をじっくり観察できました
でもステーキの値段は素敵過ぎて嫁さんには言えないワ(笑)
きっと昨日今日あたりに山へ行かれている気がしてましたよ。
雌阿寒岳がezo-wolfさんをすっかり虜にしてしまっている今日この頃ですね!
この前のレコよりもモクモクが増していて、またも入山禁止にならないかと気を揉んでしまいました。
せめて夏頃までは穏やかに耐えていてもらえないものかなぁ〜と。
前から行ってみたいなと思ってましたので、細かな特徴を書いていただいて有難うございました(^_^)/
ezo-wolfさん、akaikirinさん、こんばんは。
初めまして、mikuriと申します。よろしくお願いいたします。
大沢ルートのことなど、皆様のレコを参考にさせてもらっていました。
そしてたくさん笑わさせてもらっていて、いつもありがとうございます!
本当に雌阿寒岳からの雪景色は素晴らしすぎますよね
噴煙の量には驚きました。勢いがすごいですよね。
風向きがちょうど登山道直撃ですものね
下山後の温泉にコーラは、もうこれが楽しみで楽しみで仕方がないですよね
特に野中温泉はお気に入りの温泉です
道内でも活発な活動をしている活火山のひとつ
いつでも登れるとは限らないと思うと、気を揉んでしまうのも無理ないですよね!
雌阿寒岳に限らず活火山には独特な雰囲気が感じられます。なんて言うか、地球が「いいか、お前ら忘れんじゃねーぞ!俺が生きてることをナ」なんて言ってるような…
Belmondさんも是非、雌阿寒岳に登ってみてください。大自然と沢山の会話ができると思いますよ♪
mikuriさん、はじめまして
こちらこそよろしくお願いしますm(__)m
それにしても先日の雌阿寒岳〜阿寒富士〜オンネトーのフルコースをお一人で歩いてしまうなんて驚きました。
噴煙の中は大丈夫でしたか?
下山してからの野中温泉は本当に楽しみです。
強い硫黄臭は2~3日残りますが(苦笑)
これからもmikuriさんのhardな山行を参考にさせて頂きます(^-^)v
無理なさらないで楽しんでください
春にはお会いできるようで、今からとても楽しみにしております。
天気も最高、笑顔も最高、そして運動後の食事、なんともパワフルです。
ezo-wolfさんの噴火???何となくわかりました。(ごめんなさい)
頭の噴火の瞬間を動画で撮られていたら、私はもう笑い者になって山の中でも隠れながらこそこそと歩くようになっていたでしょう(笑)
外気温が低かったので、雌阿寒岳級に大量に蒸発したのが見えたのかも…
自然と一体になるってこういう事だったんですネ♪
帰宅後レベル1に下がりましたが、E。a・d-*さんのコメで警戒レベルが3に上がりました(笑)
今度みんなで、噴火の瞬間をそれぞれ撮影してコンテストを開いたら面白そうですネ🎵
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