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Yamareco

記録ID: 806106
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

両神山(震災後のモヤモヤ感から解放されたくて…誰もいない山頂へ。日向大谷ピストン)

2011年04月02日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.7km
登り
1,299m
下り
1,280m

コースタイム

日帰り
山行
5:15
休憩
0:10
合計
5:25
11:40
5
駐車場
11:45
5
11:50
80
13:10
10
13:20
50
14:10
35
14:45
14:55
25
両神山
15:20
35
両神神社
15:55
60
16:55
5
17:00
5
17:05
駐車場
天候 晴れのちくもり
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
■道の状況(危険箇所など)
道満尾根は鎖場&残雪あり。
当時は震災の余震が多発していたため、揺れが発生するたびに至る所で小さな崩落が発生していました。
微妙な状況変化を感じ取りながら進むが必要ありました。

■登山ポスト
登山口(両神山荘前)にあります。
その他周辺情報 ■温泉
震災直後につき、どの店舗も縮小営業中。
何処にも立ち寄らずまっすぐ帰りました。
震災から3週間。
まだ殆ど登山者が戻っていない静かな両神山。
到着の時点で既にお昼ですが、とにかく"何も考えずに歩きたい"とやってきてしまいました。
震災から3週間。
まだ殆ど登山者が戻っていない静かな両神山。
到着の時点で既にお昼ですが、とにかく"何も考えずに歩きたい"とやってきてしまいました。
工事現場の方からも「今から?」聞かれるレベルだったのですが…。
14:30をリミットに歩き始めます。
工事現場の方からも「今から?」聞かれるレベルだったのですが…。
14:30をリミットに歩き始めます。
…ごめんなさい(汗
1
…ごめんなさい(汗
静かな道を黙々と。
静かな道を黙々と。
何となく見守られている感。
何となく見守られている感。
登山者の来ない道を守っている人たち。
1
登山者の来ない道を守っている人たち。
こんな芽吹きにも癒されてしまうくらいに荒んでいました^^;
こんな芽吹きにも癒されてしまうくらいに荒んでいました^^;
さすがにまだ人がいない…。
さすがにまだ人がいない…。
訪れる人がいなくても、滾々と流れ出る弘法清水。
訪れる人がいなくても、滾々と流れ出る弘法清水。
清滝小屋。休まず通過。
清滝小屋。休まず通過。
もう少しだけ、歩かせてください。
もう少しだけ、歩かせてください。
小屋裏の岩壁、氷瀑が出来ていて思わず息を呑む。
小屋裏の岩壁、氷瀑が出来ていて思わず息を呑む。
産体尾根。
凍結していました。
産体尾根。
凍結していました。
完全に雪道。
例年と比べると若干雪が多いか…それとも、震災以降に人が入らず踏まれていないだけなのか。
完全に雪道。
例年と比べると若干雪が多いか…それとも、震災以降に人が入らず踏まれていないだけなのか。
鎖場は凍結とのミックスでちょっと難易度上がってました。
鎖場は凍結とのミックスでちょっと難易度上がってました。
横岩。足元に気をつけながら進みます。
横岩。足元に気をつけながら進みます。
両神神社まで到着。まだ時間はありそう。
両神神社まで到着。まだ時間はありそう。
山頂まで行くことにしました。
山頂まで行くことにしました。
ここにくる少し前、下山中の方から「直進で岩の上に行ったほうが雪がない」というお話をいただいたので、上に登ることにします。
ここにくる少し前、下山中の方から「直進で岩の上に行ったほうが雪がない」というお話をいただいたので、上に登ることにします。
ホントに雪がない。
ホントに雪がない。
ガツガツ進んで山頂直下、ようやく展望が開けた!
上から見ると案外残雪が多いことが確認できました。
ガツガツ進んで山頂直下、ようやく展望が開けた!
上から見ると案外残雪が多いことが確認できました。
ここを登れば…。
ここを登れば…。
山頂!
週末だけど誰もいない両神山、なんだか妙な気分です。
山頂!
週末だけど誰もいない両神山、なんだか妙な気分です。
誰もいないのでタイマーで。
2
誰もいないのでタイマーで。
時間も推しているので、すぐに戻ります。
時間も推しているので、すぐに戻ります。
帰りも同じ道から。
もともとの登山道の様子を見ると…確かにこれは大変だ。
あちらからピストンしてたら時間切れでしたね。
帰りも同じ道から。
もともとの登山道の様子を見ると…確かにこれは大変だ。
あちらからピストンしてたら時間切れでしたね。
両神神社へ戻りました。
ただいまー!
1
両神神社へ戻りました。
ただいまー!
産体尾根は慎重に下ります。
産体尾根は慎重に下ります。
清滝小屋まで戻れば一安心…かなぁ。
清滝小屋まで戻れば一安心…かなぁ。
安心したのも束の間、目の前で登山道が崩れる(!)
後で調べたら、どうやら余震があったっぽい。
こういうのがあるから暫く入山は控えましょう、ということなんだね…。
安心したのも束の間、目の前で登山道が崩れる(!)
後で調べたら、どうやら余震があったっぽい。
こういうのがあるから暫く入山は控えましょう、ということなんだね…。
エイザンスミレ。この日唯一みたお花でした。
エイザンスミレ。この日唯一みたお花でした。
無事、両神山荘まで戻る。
無心に歩いた日向大谷ルートでしたが、モヤモヤした感情はリセットできたかな…と思います。
無事、両神山荘まで戻る。
無心に歩いた日向大谷ルートでしたが、モヤモヤした感情はリセットできたかな…と思います。

感想

2011年3月11日。
忘れもしないこの日の出来事。

元々、地震に対して過剰なまでに対策を講じつつ、実際に群発地震が年中起きているような地域で生まれ育った人間としては、その後の関東近郊の混乱っぷりに「そこまでか!?」と正直辟易していました。(※都会をDisっている訳ではありません)

そんなこんなでモヤモヤしていて。
まだ余震が続いているけど、市街地から離れたい一心で山へと向かっている自分がいました。

ただ、完全に思いつきで動いてしまったので、登山口到着はお昼。
それでなくても地震が落ち着いていないので危険でしかないのですが…。
行けるところまで行って帰ってこよう、と思い出発。

自然を楽しむというよりはとにかくひとり無心に歩きたい一心だったこともあり、日没を迎えることなく山頂まで往復で来てしまうのでした。

いろんな思いが渦巻く、若干黒歴史っぽい山行でしたが、このときが初めだった両神山。
気分的にいろいろ救われたのは間違いありません。
(その後、神様はご機嫌を損ねてしまったのか、予定を組んでは流れの繰り返しで、暫く登らせてもらえなかったですけど…)

見える状態で残すべきではないような内容のような気もしますが、まぁこれもまた過去の記録ということで。

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コメント

ちとはやとちり。
一瞬、一行目を読んだ瞬間、
まさか、3月11日に山にいたのか!?
と思わせられましたよ…。
(→そういえば、そういう人にはまだ出会ってない…。)

joeさんにとってこの山行で救われたものがあったのならよかったですが、
まぁ今だから話せることでしょうね。
当時は何もかもが後ろ向きに流れる空気でしたしね。
(もちろん今も他人事になっていない人もいるのは重々承知ですが。)

こちらの早とちりもありましたが、
この山行は震災から数週間経ってからの話でしたね。
当日に山にいたなら、お気の毒に…、と思うけど、
翌日だったら「おまえ自粛しろやー!!!」と叫んでいたと思います(笑)。
2016/7/10 22:42
言われてみれば分かりづらい。。。
To:wildwindさん

こんにちはー。
過去レコへのコメントありがとうございます。

紛らわしい文章ですみません…。
さすがに翌日は自粛、、、というより、花粉シーズン真っ只中につきそもそもお休み期間中でした
まぁ、だからといって4月上旬なら良かったのか?と言われると微妙なんですけどね。。。

本当、あの後ろ向きな空気感が嫌で嫌で堪らない頃でした…。
だからといって、昼から両神山とかもどうかと思うんですけどね
まぁ、そのくらい息詰まる感じだったということで。。。

ちなみに震災翌日なのですが。
当日21時に会社を出て18km歩いて帰宅。
途中、歩道渋滞や松屋(開いてて良かった)での夕食なんかもありつつ、十分すぎるくらいのナイトハイク(不謹慎)をして家に着いたのは26時でした。
その後は余震にも気づかず、昼まで爆睡だったことを付け加えておきます
2016/7/13 20:04
プロフィール画像
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