燕岳(日帰り)
- GPS
- 07:20
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,549m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス | 4:30駐車場に到着、ほぼ満車でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口から合戦小屋への道は広くてよく整備されていて、アルプス三大急登といわれるもののそれほど急でもなく、大変歩き易い道でした。 ・燕山荘が見え始める辺りの道は、更に整備も行き届いて広く感じられ、爽快そのもので歩けます。まさに山の銀座通りです。 |
写真
感想
先日の蝶ヶ岳のリベンジを果たすべく、燕岳からの槍・穂の大展望を狙いました。
登山道は途中多少急なところもありましたが、よく整備されていて道も広く大変歩きやすく、快調に登ることができました。合戦小屋を過ぎたあたりから、大天井岳への稜線の向こうに槍ヶ岳が鮮やかに現れ始めます。蝶ヶ岳ではガスに煙っていた槍ヶ岳の美しい姿がくっきり見えます。
燕山荘が見え始めると、その辺りの山道は大変よく整備されており、またとても広く、燕山荘までの道のりは快適そのもので、山の銀座通りといった感じでした。
間もなく燕山荘に到着、目の前に、夢にまで見ていた槍・穂高連峰と北アルプスの峰々が神々しいまでの姿を見せてくれました。暫くの時間見とれてしまうほどの感動でした。
暫く見とれた後、燕岳山頂に向かいます。荷物を山荘にデポして山頂を目指し、あるいは降りてくる方が多いようでした。大きな岩が幾つも空に向かって屹立するという特徴的な山容を持つ燕岳ですが、岩の間を登って行くとその印象はもっと強まります。
間もなく山頂です。山頂はそれほど広いスペースはなく、ゆったりと寛ぐというわけにはいきそうもありませんでした。乾杯は別の場所で行うことにします。山頂からの槍・穂の姿も素晴らしくまたもや見とれます。北燕岳の方面に目を転じると鹿島槍の双耳峰が見えます。
暫く山頂からの眺望を楽しんだ後、燕山荘に戻ります。途中イルカ岩と槍ヶ岳のお約束の写真を収めます。山荘に戻るとさらに人が増えて賑やかになっています。さすがにアルプスの銀座です。
今回のメインディッシュは何といっても槍・穂と連なる北アルプスの連山。槍をもっと近くでみてみたいとの思いで、大天井岳の方面に向かいます。
ハイマツと岩とが美しいコントラストを描く稜線は、ほぼフラットといってもよい高低差で、もちろん右手には先に進むにつれて少しずつ姿を変えていく北アルプス連山が広がっています。
大下りの頭に来ると、その先の稜線にはガスが卓越しています。この場所は、かなり広く十分くつろげそうです。槍ヶ岳と北アルプス連山を目の前にして、乾杯&昼食&大休止にします。
どこまでも青い空に映える槍や穂高は、いつまで眺めていても飽きません。ビールも最高です。何枚も何枚も写真を撮ってしまいます。どっかりと腰を下ろして存分に堪能しました。すると、戻る方向の稜線にもガスが卓越し始めました。
まだまだ見ていたい気持ちでしたが、帰途につきます。燕山荘に戻ってみると、大盛況、溢れんばかりの人でした。まさに山の銀座の中心地という感じです。帝国ホテルが作ったという燕山荘は、外観もさることながら、内装も垢抜けていて、素敵でした。
よく整備された道のおかげで、下山もすこぶる快適でした。途中合戦小屋でも大休止、お約束のスイカを頂きましたが、評判通り、甘い、うまいで、最高でした。
今回、抜けるような青空のもと、北アルプス連山を存分に楽しむことができました。北アルプスの美しさは、沖縄のサンゴ礁と並んで日本の宝だと思いました。
家に帰ってみて、写真で振り返りますが、生で見るこの山々の迫力、荘厳さ、神々しさ、その他多くの魅力の僅かしか伝えてくれていません。山の魅力は行った人でなければ共有できないというようにも思いました。
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