35m超えの爆風ホワイトアウトの大山へ!
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 943m
- 下り
- 937m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:05
天候 | 六合目から上は爆風で9合目からは爆風プラスホワイトアウトで視界3mも無い時も! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五合目までは林が風を遮るので大したこと無いが、六合目避難小屋から上は西からの風が吹き抜けます! 9合目の尾根に上がるとモロに吹きさらしで、k-sukeさんの持ってた風速計が測れたので34.9mを記録!それより強いのが何度も来てました、耐風姿勢取ってないと転びます! |
その他周辺情報 | 今回も豪円湯院に寄りました、中でパトロール隊員に話を聞けて楽しかったです! |
写真
感想
関東から山友が大山に来るとの連絡が入ったのでご案内に今季6度目ですが大山に行ってきた!
今季の前5回は冬の大山にしては優しい天候で良い景色を楽しませて貰ったが、今回は普通の冬山大山らしい厳しい表情を見せてくれた!(笑)
三時頃南光台河原駐車場に着いたが、悪天候予報にも関わらず既に半分以上埋まっていてビックリ!
関東勢は4時ごろ到着で6時まで仮眠、7時から登山開始です!
登山口から5合目までは普通に上がって行けたが、6合目避難小屋前でアイゼン装着して登って行くと西からの物凄い風で地吹雪状態!時々耐風姿勢でやり過ごしながら登って行きますがアニーちゃんは平気なんですが顔は真っ白!(笑)
関東勢は少し遅れて来てます、9合目の尾根に上がると遮る尾根は無くなるので一層風は強くなりまともに立っていられない!アニーちゃんはホワイトアウトで見失うと去年の二の舞なのでリードでアンザイレンします!アニーちゃんは爆風が来ると少し出てる木道の下に入って耐風姿勢で耐えてます!
風の息の合間を縫って山頂避難小屋にやっとの事で到着!なかには神戸から来た二人連れが居ました!
後から5〜6人のパーティーが到着、少し遅れて関東勢の二人が到着、あれ〜?一人足りないけど〜?!聞いてみると一人は朝飯抜きで上がってたら八合目の看板まで上がったところでシャリバテになり、脚が前に出なくなって撤退宣言!で停滞は辛いので風の弱い6合目の避難小屋まで一足先に降りたらしい!
今日は関東勢の為に焼肉ご馳走しようと沢山お肉を持ってきたのに残念です!二人も弥山の山頂まで行って写真撮ってすぐ降りるとの事、弥山の帰りに小屋に寄ったら肉焼けてるからね〜!と送り出してアニーちゃんと急いで昼食です!
焼けた肉をアニーちゃんと分けっこで食べてると二人が弥山から帰ってきた!
ホワイトアウトで山頂を捜すのに苦労したらしい!二人は焼肉と持参の土佐文旦を食べてスグ撤退した一人のところに降りて行きました!
私達も手短に食事を済まして弥山標識に行こうと外に出たが、一層激しくなった風と周りは地吹雪で真っ白になっていて方向がとても分かりづらい!雪面の堅いトレースを追ってやっと弥山の山頂標識へ辿り着き証拠写真とアニーちゃんの動画を撮ってスグに退却ですが今度は帰り道がわからん!すぐ近くにある筈の避難小屋も見えない!
これも雪面の堅いトレース探して避難小屋を発見!小屋からはマーカーの青いポールを辿って帰るんですが一層強くなった風の地吹雪で吹き倒されそうになる!転ばないように一歩一歩歩みを進めてやっとの事で尾根から降りたらやっと落ち着いた!登ってる時は爆風だと思っていた八合目までの登りも山頂の風を経験すると子供だましのように感じます!(笑)
当日は登って来てた人達も大半は9合目までで大半は撤退したようです!
6合目の避難小屋に戻ると関東勢は一人だけ残っていてあとの二人は行者ルートで先に下山したそうです、私達も降りて行きますが5合目辺りで気が着くとアニーちゃんが途中からついてきてない?
仕方がないので登り返すと6合目との中間辺りに居て、顔に着いた雪で周りが良く見えてない様子でウロウロしてた!
行者ルートもへんなところにトレースが付いていて行者小屋より随分下の沢に降りて仕舞って、賽の河原って行った事のないところに着いた!
ここには初めて来たんですが、谷が狭くなって滝のようになっていていい眺め!
そこから大神山神社の参道にでて南光台河原駐車場に13時過ぎに無事下山!二人は無事クルマに戻っていた!
温泉はいつもの豪円湯院で露天風呂から雪の中にダイブ!
夕食は境港の海鮮を捜したが夕方5時からのところがほとんど!五時の開店を待ってやっと晩御飯にありつけた!
翌日は関東勢も私達が行く雪彦山に参加なので姫路の登山口に移動して彼らはテント泊、私はアニーと車中泊です!
今回せっかく遠い関東から訪れた人達には残念な天候でした、久々に荒れた大山に登ったがそれなりに私は面白かった!
後日の報道で
当日4名のパーティーが山頂避難小屋まで行ったが疲労と低体温症状で動けない人がいると、午後4時35分ごろ所属の登山クラブに連絡、鳥取県警から救援に向かったが、その後メンバーの体調が回復したので下の避難小屋、多分6合目?まで自力で降りて待機していたのを午後八時頃に無事発見したようです!
私達が下山中にすれ違った中にはそれらしい人達は見かけなかったので、時間的にみて私達が行者ルートに降りた後から登って来たのか?
一般的に考えるとチョッと行動時間が遅い気もするが、私の想像の域を越えてます!(>_<)
取り敢えず無事だったようなのでホントに良かったですね!
焼き肉ありがとうございます!文旦もすごくおいしかったです〜(*^▽^*)
青空の大山に憧れてはいましたが、安全に(落ちる場所がないという意味)爆風登山を経験出来てとても楽しかったです♪
アニーちゃんとnekojigenさんが先行してくださったおかげで、途中で諦めて撤退することなく、無事に山頂にたどり着くことができました。
また、ご一緒できる日を楽しみにしています
アニーちゃんの元気とパワーが羨ましい。。。。女子だけどほんっとイケメンですね!
poconyan0719さん
お疲れ様でした!
せっかく遠くから来たのにエベレスト級の景色が見れなくて残念でした!
その代わり北アルプス3000mレベルの吹雪の疑似体験出来て良かったですね!(^^♪
しっかりした行程計画と冬山装備に相応の体力があれば、あの程度の吹雪でも大丈夫と自信が着いたのでは?
しかし慢心は禁物です!当日は今頃にしては気温が高かったので危ない感じは無かったですが、チョッとでも条件が違えば午後に救援要請した人達と紙一重ですから!(>_<)
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