硫黄岳 冬八ッデビュー戦は晴天を味方に付けながらもほろにがデビューとなりました(T_T)


- GPS
- 10:48
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,701m
- 下り
- 1,691m
コースタイム
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
ですがこれ以上進めないことを目の当たりにした瞬間でもありました
ここにはクライマーの方が1人残っており少しお話をしたところ
小同心を直登して稜線に出られるそうです
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
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感想
当初(1週間前)は天狗岳に登るつもりでいました。しかし同行者がいなかったことや週間予報が良くなかったため、早々と天狗はあきらめ岐阜百山の天狗山、土蔵岳あたりや、鎌ヶ峰(北アルプスの南端の山)が候補に上がりあとは2日前、前日と当日に近づくにつれ天気予報が良くなってきました。
八ヶ岳(赤岳)は元々冬季にチャレンジしてみたかった山で、好天なら赤岳行ってみようと思いそれが前日の話でした。
あわただしくレコを参考にコースを決め、計画としては美濃戸から赤岳鉱泉〜硫黄岳〜赤岳まで縦走し文三郎尾根を下り美濃戸へ戻る設定にしました。
当日、前夜の睡眠不足はあったものの順調に赤岳山荘に着く。
いつもながら準備にバタつきながら少し遅れてのスタート。赤岳鉱泉には予定より10分ほど遅れて着いた。ここで軽く食べて硫黄岳へと目指す。
初めての場所なので長靴を履いた小屋のスタッフさんに硫黄岳方面の入口(小屋の入口の正面)を訪ね教えていただいた。しかしこの入口で間違ったほうに入ってしまい、とはいえトレースが続いているため、多少の違和感があったが進んでしまった。
やがて沢沿い(大同心沢)に出会い硫黄岳への道が判らなくなった。
一旦沢を登ってみるもトレースはあるがなんか違う。ここでロガーで位置を確認、登山道からかなり外れていることが判ったので沢を下ってみる。すると、さっき出てきたところより少し下に入口があったのでここだと思い入り込んだ。少し上がってロガーを確認すると登山コースを外れている。しかしトレースは先に続いている。「ひょっとして稜線に出られるのか?」と思い進むことにした。けっこう急な直登の尾根ではあったが、岐阜百山のバリルートを登るような感覚で登ってしまう。森林限界を超えると大同心が圧巻の存在感を見せつけ目の前に立ちはだかる。
小同心に目を向けると中間地点くらいまで登られてる先行者がいた。トレースもS字を描くようにトラバースしながら小同心の直下まで続いていることが確認できたのでそこまで行ってみようと進んでみる。しかし見た目以上に険しいルートだった。上の岩場はほぼ垂直に切り立っており下もかなりの傾斜で沢に落ち込んでいる。雪も柔らかいため足元に注意しながらピッケルを差し込みながらの歩行となった。何とか難所を越えるとフラットな場所に着き緊張から解放された。しかしトレースはここで終わっていた。心が折れた瞬間でもありました。
この先どうしよう・・・
ちょうどそこには3人?パーティーのクライマーの最後尾の1人の男性の方が残っており、登るタイミングを伺っていました。さらに後から大同心のほうからもう一組のクライマーの方々も来られました。
明らかに場違いなところに自分はいるなと現実を受け入れるしかありませんでした。
男性の方と少し話をさせてもらってアドバイスもいただきながら、考えた末に来た道を引き返すことにしました。
「絶対に生きて家族のもとに帰る!!」
しかし、行きより帰りのほうが怖かった。100度〜110度くらいの斜面でカーブの付いたところは手のつかみどころが少ししかないため約3m進むのに20分くらいを要した。ここは3点指示で横這いに進みながら、体重移動やバランス感覚を大事にし必死でアックスを差し込み、アイゼンの先爪を何回も蹴り込み滑らないようにし、足や腕の筋肉も攣りながらもなんとかクリアした。
この先も下り故に気を緩めることのできない箇所は続いたが無事に赤岳鉱泉近くまでアプローチし本来の硫黄岳方面への登山道に合流した。
尾根を下りながらすでに次のことは考えていたので、合流地点の時間が12時前だったこと、安定した天候、自分の体力・精神力を考え硫黄岳ならピストン出来ると確信し硫黄岳へと向かいました。今度は九十九折れの登坂で辛抱強く登り返しました。
それでも稜線に出てからの硫黄岳への登りは大した傾斜じゃないのになかなか足が前に進まなくなってきました。でも何とか山頂に到着。
2年前赤岳登った時は何も見えなかった景色を眺めることができ、風が強く寒かったですが、晴れやかな気持ちで下山しました。
コメント
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天狗岳におりましたのに(笑
エー!天狗岳にいらしてたんですかー!?
LINEで一声掛けとけばよかったかな
計画が硫黄〜横岳〜赤岳になっていたので計画変更したのかと思って読んだらなるほど、ルート間違いですね。雪道は迷いますよね、ご無事でなによりです
ありがとうございます
危なかっしくて反省材料の多い山行となりましたが貴重な体験となりました
この日は天狗に居ましたよnさんと…
天気が良くてよかったですね
悪天候だと… ご無事でなによりです
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