コット谷から大熊山BC


- GPS
- 11:48
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,477m
コースタイム
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 11:48
天候 | 高曇り 時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
第三堰堤は雪切れによりつぼ足でよじ登る。(帰りはデブリが堰堤の下まであった) 第四堰堤後の渡渉あり。(水量は多い) コット谷でスノーブリッジを渡る個所あり。 大熊のコルは雪庇は大きい。手前は急斜面のため雪塊が転がってくる。 |
写真
ロープは持っていると便利ですね(ko)
赤い補助ロープはスキー引き揚げのために下げています。右手でつかんでいるのが残置ロープ。このロープ下は埋まっているのか思ったら簡単に引っこ抜け、末端固定も結び目もなく斜面途中で切れているので、下りの時は要注意でした。(Ni)
何も手がかりがなければロープ利用させてもらおうとしたんですが、自分なりに道を考えて行ったらなんとか突破出来ました(ko)
後で出来たトレースはすんなり行けますが、切り開いているところを見ているだけに心苦しいです(ko)
いつもは最大の難所になる第四堰堤ですが、この日はなんとかスキーのまま乗り切りました。(Ni)
ちゃんと縛ってないのと、穴が開いたのかしばらくするとどんどん浸水、気温が高かったのと替えはウールだったので冷たくはなかったけど不快感は最後まで(ko)
今日はこだわりの製法のウインナーを持ってきた。
このソーセージ、特別スパイシーだとか変わった味がするのではなく、肉質上品で後味が良く、二本目もおねだりして、またいつか食べたいと思う物でした。(Ni)
感想
コット谷から大日岳方面へはこれまで主に4月に行っていたが、雪の少ない今年は早目でもコット谷に入れるだろうと思った。しかしさすがに3月始めで大日岳は厳しいだろうと、大熊山を提案し、koueiさんが乗って来た。
大熊山なら楽勝だろうと思ったのはちょっと甘かった。先ずアプローチ、早月川沿いの車道の車止めが、伊折のゲートかと思ってたらその3kmも手前だった。これで往復の距離は25kmになり、距離だけなら4月の大日岳往復と同じになった。小又川の出合までずっと雪があって自転車も使えない。帰りには緩いながらも結構登り返しがあって時間がかかった。
下部小又川の堰堤群、第一、第二はいつもと同じく左岸を普通に歩いて超えたが、第三堰堤越えがツボ足で乗り切るプチ難所だった。いつもは一番の難所になる第四堰堤越えは、今回雪がつながっていて第三よりは易しかった。
第四堰堤直後の沢は、いつもはどこかで雪上を渡れたが、今回は完全に水がでていて渡渉。Nishidenは慎重さを欠いて靴中を濡らす結果になった。その後のスリット堰堤当たりの渡渉箇所は今回なかった。コット谷に入って一ノ谷の水流を見たのは初めてだった。今回渡ったスノーブリッジが落ちると、渡渉か、かなり上流を巻くことになる。
コット谷核心部は大体いつもと同じ雰囲気で、広く明るい谷を楽しんで登れた。コルの雪庇突破もこんなもんだろう。コルから上は、早乙女岳への登りに比べるとやや急で尾根が細い。
下界では20℃に達する季節外れの暖かさで、氷結斜面はなくて済んだが、一貫して湿雪で重い。登りのラッセルはそんなに沈まない割に抵抗はある。それで力を使い、もう少しでコルという所で足が攣り始め、koueiさんもそうだったようだ。下りの滑降は、ターンを楽しめたのはコル直下の急斜面部分だけで、それもよっこらしょと力を使う。中斜面はトレースに乗って直滑降、緩斜面は下りでも歩く。
そんな状況で12時間近くの長丁場の往復となった。下りて来てから、手の指が攣るだの、先週マラソンで痛めた足の爪がまた痛いとかもあるが、今回特に腰に来た。ま、疲れた分充実感もあるし、いい思い出になるのだ。
Nishidenさんの行動に相乗りさせていただいた。事前の候補として大門山、鍬崎山、大熊山とあり大熊山は初めて聞く名前で調べてみると地形図には登山道がなく(最近登山道がつけられています)どこから登るのか興味がありコット谷から登ると聞いてさらに興味がわき実行となった。
当初伊折ゲートから自転車でコット谷の取り付きまで行くという計画だったがゲートのはるか手前で除雪終了・・まだ待ち合わせ時間より早かったので変更もあるかなと思いNishidenさんに電話するが圏外。すぐに到着されて聞くと「歩くしかないねぇ」と、ですよねぇ〜!長丁場の始まり。
車道歩きから堰堤超え、渡渉(行きの渡渉はビニールを使ったが失敗でずぶぬれ、帰りの渡渉は弱点を探し濡れずに渡ることが出来た。)、際どいスノーブリッジと難所が続くがひとつひとつその場の状況を判断してクリアしていくのが楽しく谷もけっこうデコボコしているので帰りのことも考えてルートを探していくのも楽しかったが気温が高くいつもより汗をかき水分も足りなかったのでコル手前でNishidenさんにトップを交代してもらったので雪庇のクリアは出来なかった。それまでいろいろ難所を切り開いて頂いていたのでここは自分がしたかったが最後までお世話になりっぱなしだった。東京マラソンから1週間もたっていないのにその身体能力の高さにただただ驚くことしかできない。
今回Nishidenさんの行動を見ていると下山はスキーを脱がずに突破されていた。自分はスキーを脱ぎクライムダウンで突破した。いろいろ試行錯誤してやってみるということも大事だし安全優先も大事だし、両方出来ればさらにいいと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ロング(結果的に)お疲れ様でした。
なかなか気の抜けない展開で最初の除雪終了からロープ、渡渉、雪庇、雪崩など、RPG並みのイベントの多さでしたね。
今年はオチオチしてるとスノーブリッジがなくなってすぐにルートが消えそうですね。
早めに行けるとこ、行っちゃいましょう。
大日も行きたいなあ。
Sanchanさん おはようございます
遠征お疲れ様でした。どちらの山も土地勘がないので時間のある時に
地図みながらゆっくり拝見させていただきます。
最初からいろんなことがありすぎて本当に楽しかったですよ。僕の所用で時間がなくて
温泉には行けなかったのが残念ではありますが
ここ数日の気温の高さでますますルートが消えそうですね・・
いろいろ行きたいところありますがどうなるかわかりませんねぇ〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する