前聖岳：芝沢ゲート往復(聖平小屋1泊）

2025年06月01日(日) ~ 2025年06月02日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 27.9km
• 登り: 2,764m
• 下り: 2,762m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 0:16
• 合計: 7:03

23:04 芝沢ゲート
9:46 聖光小屋
10:42 10:58 西沢渡
13:08 大木の広場
14:28 苔平
15:21 標高2200m
16:22 薊畑分岐
16:44 聖平小屋分岐
16:49 聖平小屋

2日目

• 山行: 11:26
• 休憩: 0:38
• 合計: 12:04

4:51 聖平小屋
4:55 聖平小屋分岐
5:19 薊畑分岐
6:28 6:35 小聖岳
7:44 7:47 聖岳
8:57 9:00 小聖岳
9:54 薊畑分岐
10:12 西沢三角点
10:29 2200m
11:01 苔平
11:48 大木の広場
13:23 西沢渡
14:25 14:50 聖光小屋
16:55 芝沢ゲート

天候

薄曇り

アクセス

地元よりレンタカー

コース状況／危険箇所等

[1] コース状況
　(1)便ヶ島ー西沢渡：土砂が流れ込んでいるところ多数
　(2)西沢渡ー1700m付近：急な直登と九十九折れの坂が連続し1500mふきんは道が
　　細く谷側が切れ落ちた道があり注意
　(3)その後は平たんな道も時々あるが短く急な直登と九十九折れの坂が2478m付近
　　まで続く
　(4)苔平前後で木の根が出ていたり石がゴロゴロしている歩きにくいところあり
　(5)山頂直下はざれた九十九折れの道で斜度はそれまで程ではないがなかなか山頂に
　近づかないので体力的なきつさよりもメンタルがきつい
[2]水場
　聖平小屋のそばに沢が流れているのでフィルターを通して飲みました
[3]トイレ
　聖平小屋の前のテント場の沢の反対側にあります。和式のみですがきれいでした。

その他周辺情報

前泊：殿岡温泉湯〜眠　朝食付き7500円、朝食が手作り感がありうまかったです
温泉：殿岡温泉湯〜眠　ここは日帰り入浴もできます。900円
食事：飯田インターからちょっと離れた味噌煮込みうどんが食べられる”さがみ”

写真

5/31 19:53

前日の夕食は家系ラーメン

5/31 20:54

宿でおつまみセット。これで840円。＋生ビールで1380円

6/1 6:45

光岳、恵那山の時もここを利用しましたが今回初めて温泉に入りました。

6/1 6:46

南アルプス方面。雲ががっつりかかっています。

6/1 8:04

芝沢ゲート到着。10台ほど。まだ余裕がありました。

6/1 8:19

こんな感じが続きます

6/1 8:23

昨年まで土砂が流れて通行止めのところ。修復されていました。

6/1 8:59

広葉樹の新緑がきれいでした

6/1 9:46

聖光小屋到着。ここが登山口。いいペース。

6/1 9:49

6/1 9:52

いきなり急登を上るとトンネルがありました。思っていたより短いです。

6/1 9:53

6/1 9:55

雲行きがだんだん怪しくなってきました。一応、天くらでは曇り予想。

6/1 9:56

小さい石がゴロゴロの道です。

6/1 9:58

このような土砂が流れ込んでいるところ多数

6/1 10:03

橋。ここは持ちこたえています

6/1 10:04

6/1 10:05

数か所あるうち、一番危険なところ。道が完全にふさがっていますが細心の注意をはらい慎重に通過しました

6/1 10:07

このようなでかい石も

6/1 10:08

ここも慎重に

6/1 10:12

ここは少し上を歩きます

6/1 10:13

ここも慎重に

6/1 10:16

橋が流されたところ。

6/1 10:26

ここは古道？

6/1 10:30

ここも慎重に

6/1 10:38

6/1 10:42

ようやく西沢渡に到着。噂のゴンドラは先行者の方に使われていたようで反対側にありましたので上流の浅いところ（膝までの半分ほど）をサンダルを履いて渡りました。

6/1 10:43

6/1 10:47

ここです

6/1 10:52

気温と湿度

6/1 10:58

ふくらはぎから血が出ていたので何かと思いきや小さい蛭が血を吸って石の上に落ちていました。まったく気づきません。

6/1 11:09

噂の廃屋

6/1 11:16

ここから吐きそうになるような急登の始まり。

6/1 11:26

6/1 11:27

ピンクテープが下からでは見にくいところについていたので何度か迷いました

6/1 11:29

山つつじに癒されながら登っていきます

6/1 11:45

6/1 11:57

6/1 12:01

ロープ場が数か所あります

6/1 12:05

道が細く少しざれたトラバースっぽい道もあり注意。谷側にネットが張られていました

6/1 12:31

急登はまだまだ続きます

6/1 12:44

このような歩きにくいところも。急登だけではなく気が抜けません。

6/1 13:08

ようやく大木の広場到着。

6/1 13:30

標高1800m地点到着

6/1 13:56

急登が続きます

6/1 14:09

吐きそうになるくらいの急登。

6/1 14:20

標高2000m地点

6/1 14:23

このような足を上げないと歩けないところもあるので急登に加え疲労度が増大します。

6/1 14:28

やっと苔平。ここからは斜度のある九十九折れの坂と直登と短い平坦な道を交互に歩きます。

6/1 14:31

苔平前後はこのような木の根が出た道と石がゴロゴロしている歩きにくい登山道です

6/1 14:33

6/1 14:47

つかの間の平坦な道

6/1 15:21

2200m地点

6/1 15:37

6/1 16:10

景色がほとんど変わらず

6/1 16:17

薊畑直前の急登。ここを右に

6/1 16:18

この先薊畑

6/1 16:22

薊畑にやっと到着。周りはガスガスで眺望ないです。コースタイム大幅オーバー。本日は聖平小屋で1泊。ここから160mほど下ります。

6/1 16:44

ここを左へ。

6/1 17:01

聖平小屋に到着。気温と湿度

6/1 17:01

きれいなところで20名ほどは泊まれるかと。本日は自分と愛知県から来られたお姉さん2名がが宿泊。ほぼ貸し切り状態。乾き物の食事をして速攻で寝ました

6/1 17:14

水は沢の水をフィルターを使って飲みました

6/2 4:51

3時50分起床で4:51に出発

6/2 4:53

天くらでは晴れ予想が外れた？

6/2 4:55

分岐

6/2 5:12

6/2 5:19

薊畑に到着。ここまでが早朝寝起き直後はきつい。そこそこの急登

6/2 5:24

ここからは楽ができると思いきやまたまた2478m付近まで急登が始まります。

6/2 5:38

残雪。ツボ足でOKですがこの先下りで登山道に残雪があり道の迷いました。

6/2 5:44

ようやく見えた聖岳

6/2 5:46

一旦下り樹林帯を歩きますがツボ足程度の残雪あり

6/2 6:07

日本二百名山の上河内岳。結構存在感がすごく圧倒されます。

6/2 6:16

聖岳がくっきりと見えました

6/2 6:28

小聖岳到着。ここで13�圓硫拱�をデポ。かなり楽になりました。

6/2 6:28

上河内岳と富士山

6/2 6:28

光岳の頭部分

6/2 6:35

聖岳の全容。どうやって上るんだろう？と思いましたが真ん中ザレ場を九十九折れに登ります。

6/2 7:40

山頂へのざれた上り坂。空木岳のようになかなか山頂につかず。

6/2 7:42

右が昨日泊まった聖平小屋。左がトイレ。冬季は和式のみです。

6/2 7:43

上河内岳、茶臼岳、光岳がはっきりと見えました

6/2 7:44

山頂到着。取り合えず360度の絶景でした

6/2 7:45

目の前に赤石岳がドーンとあり圧倒されます。

6/2 7:45

おそらく八ヶ岳

6/2 7:45

さらにその東の山々

6/2 7:45

富士山

6/2 7:46

上河内岳、茶臼岳、光岳

6/2 7:46

中央アルプス。左の奥に御岳山、右の奥に乗鞍岳

6/2 7:46

中央アルプス拡大

6/2 7:46

乗鞍岳拡大

6/2 7:47

もう一つの標柱を撮って出発

6/2 8:00

これから帰る道。こう見るとザレた石がコロコロ落ちる急な坂は剣岳の鎖のない別山尾根を思い出しました。

6/2 8:24

光岳拡大

6/2 8:40

数か所道が細く谷側に切れ落ちているところがあり注意

6/2 8:47

聖岳を振り返る

6/2 8:57

小聖岳に到着。ここから小さいアップダウンを繰り返し2478m地点に向かいます

6/2 9:45

聖岳見納め

6/2 9:54

薊畑到着

6/2 9:55

光岳も見納め

6/2 10:04

ここからまた代わり映えのない樹林帯を歩きます

6/2 10:12

登は見落としていました

6/2 10:29

6/2 10:44

2200m地点到着

6/2 11:01

苔平到着

6/2 11:02

どんどん下ります

6/2 11:34

1800m到着

6/2 11:48

大木の広場到着

6/2 11:57

まだまだ下ります

6/2 12:23

6/2 12:24

ようやく川が見えました

6/2 12:28

1500m付近の細いざれたトラバース道

6/2 13:23

ゴンドラを使い西沢渡に到着。ゴンドラ自体は軽く楽勝と思いきや思ったほど前に進まず疲れます。

6/2 14:10

6/2 14:18

6/2 14:18

6/2 14:25

ようやく登山口到着。この後、予約のキャンセルで迷惑をかけた聖光小屋のご主人から冷えたコーラを購入に山談議に。ここは尾根を進むため直登と九十九折れの道が横にふれないためきついとのこと。
芝沢ゲートには17時前ぐらいに到着。

撮影機器：

Pixel 7 Google

感想

Ginmaru1

1年半前から計画をし何度も修正しては考え結局は芝沢ゲート往復で聖岳に登って来ました。
その間何度も地図を見て他の方のレコを見つつイメージを作っては見たもののはるかにきつかったです。当初日帰りを考えていたのですが天候の関係で前泊を飯田市の宿にした関係で聖平小屋1泊にしましたがそれでも昨年10月に手術をしてしばらくはリハビリハイク、3月末にようやく久住山、4月に奥多摩の御前山、5月に乾徳山、天狗岳と準備をしてまいりましたが焼け石に水でこの山に登るには2500m級の山をもう2座か3座は必要であったと痛感しました。
きつい理由を考えたところ
(1)単なる急登ではなく1700m付近までは直登と斜度のある九十九折れの坂が連続する
(2)その後もこの直登と斜度のある九十九折れの坂は2478m付近まで続く
(3)1500m付近のように細くザレた道になっているところが数か所あり気が抜けない
(4)苔平前後は木の根が出ていたり石がゴロゴロしていて歩きにくい
(5)下からは時々ピンクテープを見失う
(6)登山道の1段の高さのばらつきが大きくかなり太ももの筋肉を使う
などかなり神経を使う今までには経験したことのない登山道の状況でした。
今までに笠ヶ岳日帰り、鹿島槍ヶ岳日帰り、光岳1泊、塩見岳日帰りを経験しましたが聖岳は群を抜いてきつかった山行でした。

コメント

sumiko

初めまして。コメント失礼します。
小屋は避難小屋対応という事で泊まれる感じですか？

Ginmaru1

sumiko様
お世話になっております。
Ginmaru1です。
おっしゃる通り宿泊できます。かなりきれいでした。トイレはちょっと離れておりますがきれいで十分使えます。
水場は確認できず、沢の水をフィルターを使って飲みました。
他の方にもお伝えしましたが便ヶ島から西沢渡は土砂の流入が数か所で起こっており、またいつ通行止めになってもおかしくない状況でした。飯田市は一応は表向き通行禁止のようですが昨年春のように強制力はないようで自己責任で行かれている方が多いと小屋の方から言われ人によってはヘルメット持参の方もいるようです。

sumiko

Ginmaru1様
丁寧なコメントありがとうございます。
なるほど、承知しました。まだまだ様子観察ですね！！とても詳細なレコ大変参考になりました！
引き続きご安全に楽しまれてください♬