2010 涸沢〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢 紅葉ハント
- GPS
- 32:35
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,004m
- 下り
- 1,996m
コースタイム
06:30 上高地バスターミナル
07:10 明神館
07:55 徳沢園
08:52 横尾山荘
(休憩)
10:17 本谷橋
12:30 涸沢ヒュッテ
(昼食)
15:40 穂高岳山荘
【2日目】
05:17 穂高岳山荘
05:52 奥穂高岳
(朝食)
07:40 最低コル
08:05 紀美子平
08:45 前穂高岳
09:23 紀美子平
(休憩)
10:32 岳沢パノラマ
12:15 岳沢小屋
(昼食)
15:00 登山口
15:05 上高地バスターミナル
天候 | 一日目:曇りのち晴れ 二日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・上高地までタクシー相乗り。定額4000円なので4人で乗ればひとり1000円。 往路は平日ということで3人乗車でしたが、サービスでひとり1000円にしてもらえました。 復路は偶然3人組と遭遇して相乗りさせていただきました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・上高地〜涸沢 距離が長い割に標高を稼げないので面倒だけど、紅葉を楽しむならこのコースかな? 本谷橋以降からは景観が素晴らしく、思わず立ち止まる時間が長くなる。 ・涸沢〜ザイテングラート〜穂高岳山荘 夏の時期にある雪渓はこの時期ありません。ルートも、マーク通りにたどれば問題ありません。 ・穂高岳山荘〜奥穂高岳 最初にハシゴやクサリがあるが、後半にはない。 今回は平日、ご来光登山だったのですんなり行ったが、夏は往来で渋滞が起こる。 ・奥穂高岳〜(吊尾根)〜紀美子平 クサリが多いので慎重に。最低コルまで気を抜かずに通過したい。 濡れている時は特に注意。 ・紀美子平〜前穂高岳 ザックを置いてピストンしている人がほとんど。 コースタイム、登り30分にウソはない。きっかり30分かかりました。 ・紀美子平〜(重太郎新道)〜岳沢小屋 クサリあり、ハシゴありのかなりの急登。 降りるだけでも精一杯なのに、登ってくる人を尊敬します。 なお、ザイテングラートから岳沢小屋まで、ストックの必要はないでしょう。 片付けた方が安全に通過できます。 ・岳沢小屋〜上高地 先程とは打って変わって石畳の下山道で始まる。 良く整備されていて歩き易い。 後半は木道に変わる。雨の日は足元に注意。 |
写真
感想
夏の猛暑で遅れていた紅葉が、どうやら見頃らしい。
「涸沢の紅葉はここ6〜7年で最高!」という噂を聞きつけ、いてもたってもいられなくなる。
*せっかく涸沢まで行くのだったら、夏にガスで見逃した奥穂高岳からの景色も眺めたい。
*毎回、徳沢のピストンじゃ、つまらない。
*それならいっそ前穂高岳も登って、岳沢へ下りるとしよう。
平日を利用して1泊2日の強行軍でグルっと見て回ることにした。
1日目。沢渡の第二駐車場で仮眠。
この時期の上高地行きシャトルバスは始発5時40分。
しかし前回の快適さが忘れられず、相乗りタクシーで行くことに決めていた。
平日なのでなかなか人数が集められず、なんとか3人。
本来定額4000円だから4人集めないとバスより高くなるところ、運転手さんはオマケしてくれるという。
3人だけど一人1000円で走ってくれた。
上高地からは長丁場の横尾経由コース。
今日は穂高岳山荘に泊る予定なので、写真を撮りながら歩くことを考えると
最初からなるべくサクサク歩いておきたい。先を急ぐ。
本谷橋を過ぎたあたりから登りが始まるが、ここからは紅葉も見応えがあって楽しんで歩ける。
特にSガレ付近から涸沢までは赤や黄色に見事に色付いていて
何度も足を止めて写真を撮ってしまいました。
涸沢到着は12:30…。ちっとも早くない… ;
ここで留まるか、上まで行くか、多いに悩む。
ヒュッテのラーメンを食べながら、ビールを飲むか、上まで行くか、また悩む。
結局、断腸の思いでビールをあきらめ、穂高岳山荘へ向かう。
ザイテングラートは難しい急登ではないが、疲れはピークに達していて思うように歩みが進まない。
小屋に到着したのは15:40。遅っ!!
平日なので穂高岳山荘は空いていました。7人部屋に3人!
ご飯もおいしかったし、寝心地もよかったです。
2日目
穂高岳山荘の朝食時間は6:00。御来光は5:50頃。
というわけで、朝食はお弁当にしてもらい、奥穂高岳へ。
ピークハント組は6人ほど。なんとか御来光に間に合いました。
夏に来たときは途中からガスが出てしまい、頂上の景色はまるで見えなかったけれど
今回は360度の大展望!槍もジャンダルムもバッチリ!
しばし堪能した後、吊尾根に向かう。
ペンキの印がわかりやすく、クサリ場もあるが手がかりがキチンと作られているので難しくはない。
ただ身体の小さい自分にとっては多少面倒な部分も…。
最低コルまで来れば楽になる。
早朝から行動を開始して、稜線歩き中もずっと風が強かったので厚着だったが、紀美子平で軽装に。
ここではほとんどの人がザックをデポして前穂高岳の山頂を目指していた。
紀美子平から下は、クサリ、ハシゴでガンガン下る急な岩場の連続。高低差もかなりのもの。
それでも雷鳥広場までは岩稜の攻略にのみ専念していればよかったのだが、
さらに岳沢パノラマ、カモシカの立場へと続く階段状の岩場が、痛めている膝にはキビしい!
普通の人なら簡単に一段ずつ下りられるところなのだが…。
下りはじめてしばらくして「20分くらいロスするかな?」と感じたが、
最終的には岳沢小屋まで通常のコースタイムより30分以上オーバーしてしまった。
岳沢小屋からは整備された石段の小道。
ようやくストックを使えるので、打って変わって下山がラクに。
樹林帯を黙々と進めば、やがて石段は木道に変わり、上高地の岳沢登山口に到着。
毎回思うが、観光客が梓川を散策する中、バスターミナルまで向かうのは
何だか場違いのようで気が引ける。
今回はよく歩いた。疲れた。
このコースは、紅葉を楽しむなら、やはり2泊3日で行きたい。
真昼に涸沢へ着く頃には、カールが陰っているから。
涸沢で1泊して、モルゲンロートや
朝日を正面から受けて輝く、午前中のカールを見たほうが、より感動するに違いない。
しかしながら紅葉とピークハント、内容たっぷりで大満足だった。
特に紅葉は「きれいだねー」「赤いねー」「来て良かったー」と思わず口に出してしまうほど。
無理をしてでも見に行ってよかった。
涸沢&穂高、感動をありがとー!
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
見頃を過ぎたと言われていますが、まだまだ綺麗に見る事が出来ますね。カヤノ平や志賀高原は先の前線の通過に伴う強風が吹いたせいか、紅葉せず落葉している木が目立ち、何時もよりちょっと寂しい気がする紅葉でした。(それでも満足する綺麗な紅葉は見る事が出来ました)
涸沢でのラーメン美味しそうですね。
そして奥穂でのご来光と素晴らしい天気、穂高連峰ならではの吊尾根からの眺め、とても印象に残った山行とお見受けしました。
暫く経つとまた行きたくなりますよ、きっと
kintakunteさん、こんにちは
夏の猛暑のせいで、各地の紅葉時期が平年に比べてズレていますね。
10月中旬なのに涸沢の紅葉は本当に見事なものでした。
kintakunteさんも同じコースを辿られたのですね。
ホント、ヘトヘトになりながらもまた行きたくなる、そんなコースでした。
今度は逆回りもありかな?なんて懲りずに地図を眺めています
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