足引きずって絶景の上河内岳へ。雲も笑顔


- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,339m
- 下り
- 2,323m
コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 4:33
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 8:31
天候 | 3/19午後晴れ、3/20晴れ、3/21晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1800m辺りより積雪あり、茶臼小屋手前より新雪たっぷり |
その他周辺情報 | 白樺荘で入浴510円、カツ丼セット |
写真
装備
個人装備 |
ワカン
アイゼン
ストック<br />ピッケル(未使用)
ツェルト(未使用)
|
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感想
上越国境北部縦走を目論んでいたが天気悪く断念。南アが比較的いいので兼てより3月の候補にしていた上河内岳へ。もっとも、三週間前から右足甲が痛く痛風かもしれないとの医者の意見もあって、登山自体ができるか不安だったので、いつでも引き返せるこちらのピストンコースの方が都合がいいのだ。
3/19(土)県道189号の横沢トイレPで前泊。午前中は雨予報なのでゆっくり出発したが、10時半井川ダム辺りで晴れわたり少しあせる。早く出ていたら茶臼小屋まで行けたのに。沼平ゲート前には先着1台のみ。急いで11時過ぎにスタート。
昨年のシルバーウィーク以来の大吊り橋。袂にはチャリが1台、先行者のものだな。ヤレヤレ峠手前で下山してきた若者と出会う。茶臼小屋あたりで新雪が1mあり茶臼岳諦めて下ってきたとのこと、そんなにあるのか予想外だ。因みにチャリは彼のでないと、上には誰もいませんと。すると聖東尾根から縦走するのか、会うのが楽しみだ。
ヤレヤレ峠から4つの吊り橋を経てウソッコ沢小屋に。試しに中を覗くとだだっ広い、ソロ泊はちと怖い、時間はある、先に進もう。ここから横窪沢小屋までは400m、中ノ段までは急登だがやがて緩くなり横窪峠。峠からの下りは冬は大変な箇所だが、雪少なく夏道を行く。所々の堅い雪にビビりつつ。
横窪沢小屋に16時前に到着。冬季開放スペースは15名程泊れる広さに私1人。前後の雨戸を跳ね上げると明るい。水は小屋近くの沢で汲み、ひとり飲み開始。つまみはセロリ炒めとチーズハンペン焼きが旨い、ウィスキーが進む。ソロ泊時はラジオが友だが沢筋にも拘らずうまく受信できた。
3/20(日)4時半に起き5時半出発。茶臼小屋まで800m。1850mから残雪現われ展望ベンチでアイゼン履く。樺段あたりで樹間から上河内岳と茶臼岳が窺えるように。茶臼小屋が見えてから雪深くなり夏道どおりトラバースすると踏み抜きが多くなる。前日のトレース通り行っても潜る。何とか3時間半もかかって小屋到着。やはり誰もいない。
泊り荷物を置き、アイゼン+ワカンで上河内へ。ここからトレースなし。さっきまで晴れていたがガスってきた。適当に稜線に上がり、GPSで方向を確かめる。あれっ、こちらに進んできた新しいトレースがあるぞ、チャリの人だろうか。夏道を離れ、二重稜線の右側県境を進む。視界が少し開けた。小屋から1時間、窪地のお花畑で一服していると晴れてきた。急げ―っ。少し上がると上河内岳降臨、超イケメンだ。窪地ではワカンでも踏み抜いたが、稜線上を左から上河内岳肩まで回り込むので風の強い稜線際を歩くと潜らずアイゼンがよく効いた。お花畑から肩まで1:10、上河内とその下のカールが形を変えてくるので写真を撮りまくった。肩からは本当にアイゼンが必要な斜面、ピッケルに変えるのが面倒くさく、ストックのまま上がる。途中悪沢岳と赤石岳が見えるが近くの聖はガスの中。上河内岳登頂。昨秋は先を急ぎパスしたので30数年振りとなった。
帰りは踏み抜きもあったが下りなので楽に進んだ。茶臼小屋に戻ると2組4人の荷が。その後3人上がってきて総勢8人となる。夜は昨日のつまみとちゃんぽん鍋。今日1日の満足感からウィスキーが進んだ。
3/21(月)ガスってるので茶臼岳は止め、7時に下山。右足甲がいてー。初日は少し痛かったが、二日目は痛みを忘れていた。アドレナリンが出ていたのかな、引きずってはいた記憶はあるのだが。今日になって強烈に痛い。ゆっくり下るしかないな。靴ひもを緩めるなどして工夫しつつ、淡々と下る。大吊り橋渡って林道に入ると右足を引きずるような歩きとなり沼平が遠かった。
茶臼小屋でお会いした親子です。小屋までのトレース有り難うございました。ラッセルするパワーが無い我々には、とても助かりました!真っ白な上河内岳を独り占め出来て最高でしたね。足を引きずりながら登頂されるとはお見事です!!早く治ると良いですね♪
お疲れ様でした。
ZEONさんも仁田岳晴れて良かったですね。白樺荘から見えてました。
足の痛みは上河内登る時は忘れてました。アドレナリンが出てたのでしょう。下山にかかると痛くて大変でした。早く直さないと縦走が出来ません。
親子で冬山いいですね。ZEONさんを見て私も息子を連れて来ようかなと思った次第でした。
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