ゴールデンウィークの涸沢


- GPS
- 79:00
- 距離
- 38.9km
- 登り
- 3,792m
- 下り
- 3,792m
コースタイム
7:25涸沢→9:35北穂高岳9:45→9:46北穂高小屋10:30→11:30涸沢
7:00涸沢→8:54穂高岳山荘10:00→10:30涸沢12:00→13:26横尾→14:20徳沢
7:15徳沢→8:23河童橋
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥穂高岳方面、危険のため山岳警備隊による入山規制 |
写真
感想
【1日目】
おおよそ1年ぶりの山行。なんとか休みをキープできたので、テントを担いで雪山へ。張り切って出発も中央道の渋滞にやられる。沢渡到着が4時半になり、仮眠が取れないまま出発。6時半に上高地到着。思ったよりも人が少ないかな。ダラダラ続く平坦な道を黙々と歩く。とっとと横尾を通過してしばらく行くと、いよいよ雪の急斜面。600m近くを一気に直登。さすがに膝にくる。ヒュッテが見えたがなかなか辿り着かない。両足の筋肉がピクピク痙攣しているが、頑張って登る。なんとか到着。ヒュッテはまだ雪に埋まっている。キャンプ地にはもうかなりテントが張られている。なんとか場所をキープ。そして、生ビール・おでんセット!そしてそして夕方まで飲んだくれる。
【2日目】
5時半に目を覚ますも、猛烈な強風とガスで天気が最悪。二度ねするも外が騒がしいので、6時半に起床。外を見るとド快晴。慌てて準備をし、奥穂高と北穂高のどちらを登ろうか迷っていたが、奥穂高の「蟻の行列」を見て、北穂高に決定。ただただひたすら直登。まだ雪が締まっているのでガツガツ登る。そして山頂。標識は雪の下。絶景のパノラマ。まだ雪が被っている稜線。白山の麓まで見える!景色を充分に楽しんだら、「雪の回廊」を通って小屋へ。小屋の後ろには8mくらいの雪壁が。よく掘り起こしたなぁと感心。
さて、下りはやはり尻セード。しかし、急斜面にビビリまくり。何度も止まりながら下りる。あんなに苦労して登ったのに、あっという間に涸沢に到着。
そして、生ビール・おでんセット!そしてそして夕方まで飲んだくれる。
【3日目】
今日も快晴。奥穂高に登ろう。でも山頂方面は岐阜県警が止めているらしいので、行けるところまで。今日は北穂高に「蟻の行列」が。奥穂高も行列になっているが、別に並ぶ必要はない。開けたカールの真ん中を登る。行列をどんどん追い抜き、あっという間に穂高岳山荘に到着。県警の方に話を聞くと、今年はまだ誰も登っていないとのこと。見ればアイス。悩む間もなく断念。朝一で滑落者1名。目の前で落ちると、誰も行こうと思わない。
さて、下りはやはり尻セード。昨日で慣れたので、今度は700mを3度に区切って一気に滑る。超怖っ!超速っ!尻セードというよりは滑落に近い気がするが・・・。一応制御はできているので。。。
少し休憩してからテントを撤収し、徳沢へ下る。かなり暑いが、頑張る!そして徳沢ビール園!?に到着。夕方まで飲んだくれてから、徳沢ロッジで風呂に入って、そしてそして眠くなるまで飲んだくれる。
【4日目】
早朝の清々しさを充分に満喫し、テントを撤収。河童橋に人が溢れる前に通過したいので、頑張る。明神を過ぎると、ミニスカートやブーツが散見されるも、まだ登山者の方が多い時間帯なので、向こうが「私、場違いかな?」とか呟いている。ちょっとこなれたハイキングスタイルの方々も、レインスーツをしっかりと着こなしている。しかし、それ暑いだろ?本格重装備の登山者の多くが、半袖に下はジャージやスウェットといったラフな格好。そんな私も半袖短パン。気まずく感じたのか、よほど暑いのを我慢していたのか、すれ違った後で上着を脱ぐ人多数。山は寒いという固定概念があるのだな。しかし、ご近所の岐阜県神岡では真夏日の日本最高気温。山だって暑いものは暑い。真っ黒に日焼けしている登山者を見て、やっと現実が見えたのか。
ちょうどバスの時間。乗客は6人。すれ違う上高地行きのバスは、みなギッシリと観光客が梱包されている。嫌だ嫌だ。さっさと帰りますよっと。
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