熊倉山(聖尾根、宗屋敷尾根)


- GPS
- 07:47
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰りは武州日野駅からお花畑、西武秩父駅を経由しての電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
聖尾根コースはバリエーションルートだが登りのため道迷いの心配はない。しかし危険個所あるので一般登山者は敬遠した方が無難と思われる。 宗屋敷尾根もバリエーションルートだが登りは問題ないとしても下りでは尾根を間違わないように注意する必要がある。危険個所はない。 |
写真
感想
■聖尾根コースはヤマレコで何件かの歩いたレコを見たので、ならば自分も歩けるだろうと計画した。メインはあくまで聖尾根で、下りは、まだ歩いていない白久駅へ下りる谷津川林道コースも良いかな。しかし、3年前には熊倉山頂上からの進入口には通行禁止となっていたのだがまだ続いているのかも。まあ、ダメなようなら勝っちゃん新道を下るか、それとも宗屋敷尾根をまた歩くかにしようか、と。
■GW中のしかも日曜なのでやはり電車乗客は多かった。池袋からの三峰口までの直行の快速急行は登山には都合が良い便のためか(三峰口行きは後方4車両)すぐに満席になった。定刻通りに終点三峰口に到着したがパスモが使えなかった。降りた乗客は多かったので清算にしばし列を作った。いまやパスモが使えない駅があると不便。
■駅を出て少し車道を西進すると踏み跡らしい個所が見つかったので多分ここからだろうと判断して登り始めた。ジグザクに踏み跡が続きやがて木々の中に入っていく。伐採した木、枝などで踏み跡が明瞭ではないが辿れる。杉林の中、大きな岩がほぼ進路上に何度も現れた。取付いて約30分、標高550mをすぎたあたりでロープが現れ、最初の難所。まだこれは序の口。
■10:24、680m圏コブで南東に進路を折れる。10:35で左下(東)に踏み跡が下っている地点を通過した。725mP付近の大岩帯(聖光岩)は事前に調べたレコログをみると岩場を乗り越えて尾根コースを行くのと、左の巻道を進むのとがあったが自分は左の巻道を進んだ。続く750m圏の小コブまで巻いて約12分後に尾根道に復した。岩を乗り越えていくルートを偵察したいとは思ったが戻る気力は出なかった。
■11:12、地形図の802mPに着く。ここで最初の食事休憩。休憩後出発したが、なんと間違ってほぼ東に下っていた。すぐに気が付いて元の休憩地点に戻ったが、南にルートが続いているのを見落としていた。7分間のロスで済んだがうっかりは怖い。気を取り直してほぼ南に進む。
■11:59、970m圏で今日初めての道標らしきものを見た。立ち木に赤い小さいプレートがついていて三峰口への方向を示していることが読み取れた。ここは北側へのみ跡もあるので、下りの時、間違えやすいのかもしれない。
■12:21、標高にして1020m圏で大岩帯に垂れ下がった新しい黄色のロープ。一見しただけでも厳しい感じ。巻道があるかなとざっと見ただけで諦めてここを攀じ登ることにしたが、一番の難所だった。3点支持、信頼できそうなロープ、確実に大丈夫か否かを確認してからの木の根、欠けないか確認しての岩、これらを頼りに慎重に難所を越えた。
■12:44、1165mPを踏み、続いて13:24に1307mP地点。ここは大血川への(勝っちゃん新道)道標があった。今日初めてみた道標らしいものだった。そこから3,4分ほど登ったところで”営林署小屋跡をへて白久駅に至る”というはっきりした道標があった。通行禁止らしいことは標示されていないのでここから白久駅をめざし下山しようかと思いながら登った。少し進むと再び道標。ここには高根をへて白久駅に至る、とありロープが張られてあった。やっぱり白久駅へはダメなのかな。
■やがて岩場が現れ、ロープが垂れている。やれやれまた岩場の難所が現れたか。ロープを辿って岩場を攀じるのは難儀のように見えたので避けられないかと周りを探したところ右側から巻いて登れた。そして13:52張られたロープを跨いだところが熊倉山頂上。
■頂上の掲示板に谷津川林道コースは崩落のため通行禁止と標示されており3年前と同様。まだ修復されていないままなのか。このコースの状況を事前に調べて来ていなかったので、避けた方が良いかもしれないと用心した。それで、当初の腹案であった、バリエーションルートの宗屋敷尾根を下ることにした。一度登りで歩いたことがある尾根なのだが、下りながら本当に3年前に登ったのかなと思うほどコースの記憶が蘇らない。途中用心しないと支尾根に巻き込まれそうになる。支尾根に目印のテープがあったりすると、歩けるルートなのかもしれないが紛らわしい。林道に下り立ったのは頂上を発して約2時間後。あとはコンクリ道の里道を急がず慌てず歩いた。人家が出てきた辺りでこの辺は見覚えがあるなという記憶が蘇ってきた。
■今日は誰とも行き交うこともない静かな山歩きとなった。また聖尾根コースは山慣れしていない人には危険だという感じはした。
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