四国カルスト 天狗高原・五段高原

2025年09月29日(月) ~ 2025年09月30日(火)

• GPS: 03:07
• 距離: 4.3km
• 登り: 185m
• 下り: 183m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:15
• 休憩: 0:05
• 合計: 1:20

距離 2.7km 登り 100m 下り 98m

14:10 天狗荘
14:15 14:20 天狗高原展望台
15:05 車道（県道383号）
15:30 天狗荘
15:30 宿泊地（天狗荘）

2日目

• 山行: 1:31
• 休憩: 0:26
• 合計: 1:57

距離 1.6km 登り 85m 下り 85m

8:40 宿泊地（天狗荘）
8:45 8:55 五段高原車道脇駐車場
8:56 五段城登山口
9:41 9:57 五段城山頂
10:27 五段城登山口
10:28 五段高原車道脇駐車場
10:37 ゴール地点

天候

1日目は雨上がりの曇天から次第に晴れ間が出てきた。2日目は朝から快晴。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道33号経由でカーナビどおりに進めば特に問題なし。天狗高原まで対向車とのすれ違いに困るような所もない。

コース状況／危険箇所等

天狗・五段両高原とも遊歩道が整備されていて歩きやすい。
登山道もはっきりしているが、カルスト台地特有の岩がごつごつしているので足元に注意。両側には牧場との境界のために有刺鉄線が張られているので引っかけないように。

写真

9/29 9:59

姫鶴平（めずるだいら）に到着。道路反対側に姫鶴荘（宿泊可らしいが、休みが多い。）があるが、ここは小休止しただけで、直ぐに天狗高原へ向かった。

9/29 10:00

朝、自宅を出発するときは小雨模様。次第に雨は上がったが、ここ姫鶴平はガスの中。この案内板の眺望は見られず。明日に期待。

9/29 10:16

天狗高原に到着。先に今夜宿泊する天狗荘（改装されて今は「星ふるヴィレッジ　TENGU」と名前を変えて、三つ星ホテルになっている）に立ち寄り、周辺の情報を入手。

9/29 11:24

天狗荘の人に教えてもらった林間のウォーキングコース「セラピーロード」を歩いてみることにした。以下、目を楽しませてくれたコース沿いの花々たち。ただし、花の名前の多くはAI頼り故、確信はない。
（ここを出発してから天狗荘に戻るまでの間は、ヤマレコの操作を間違えたのか、GPSログがうまく取れてなくて地図上に歩いたルートが表示されなかった。）

9/29 12:45

ハガクレツリフネソウ（葉隠れ釣船草）

9/29 11:28

ギンバイソウ（銀梅草）？

9/29 12:39

シロヨメナ（白嫁菜）？

9/29 11:38

マムシグサの実。

9/29 11:40

ツルニンジン（蔓人参）

9/29 11:41

ヒナシャジン（雛沙参）、牧野富太郎博士が横倉山で発見し命名したそうだ。
高知県と愛媛県の石灰岩地のみに分布し、絶滅危惧類�兇忙慊蠅気譴討い襪箸里海函�

9/29 11:56

キバナホトトギス（黄花杜鵑）？

9/29 11:59

ギンリュウソウモドキ（銀竜草もどき）。白いツクシのよう。

9/29 12:15

マイナスイオンを身体いっぱいに浴びながら、雨上がりの森の中を散策。

9/29 12:40

アザミ（白）

9/29 13:08

アザミ（ピンク）

9/29 13:06

オタカラコウ（雄宝香）

9/29 13:07

イタドリ

9/29 13:13

天狗荘の駐車場からの眺め。高知の山並みがきれいに見えた。

9/29 13:14

天狗荘の駐車場まで戻った時には天気も良くなって、青空も見えてきた。明日は期待できそう。

9/29 13:19

今日、宿泊の天狗荘。ロビーで一休みして、午後は天狗高原の遊歩道を散策することにした。

9/29 13:28

このホテルは、愛媛県と高知県の県境に跨がっている。定番の撮影スポット。

9/29 14:13

ここは天狗高原の絶好のヴューポイント。

9/29 14:10

マツヨイグサ（待宵草）

9/29 14:19

天狗荘からしばらく車道を歩いて、前方の右カーブの所にある案内板から左へ遊歩道に入る。

9/29 15:20

この案内板から見晴台まで遊歩道を歩いて、そこから再び車道（県道383号四国カルスト縦断線）に戻り、天狗荘へ帰ることにした。

9/29 14:24

る遊歩道の途中から振り返ると、天狗荘の向こうに天狗の森（1485m）が見える。円錐形の秀麗な山容は見ていて飽きない。
今回は私と妻の体調を考えて、天狗高原でのんびり過ごすことにしているが、次回（多分来年）はあの山頂に立ちたい。

9/29 14:27

ここにもイタドリ。日当たりが良いからか、セラピーロードより木も大きいし花房も立派。

9/29 14:29

ヒゴダイ

9/29 14:34

車道から遙か向こうに五段高原の緩やかな稜線が見える。左の少し高くなっているピークが明日登る予定の五段城（1456m）。

9/29 14:55

この展望台からも天狗高原の眺望が素晴らしい。
東屋の間から天狗の森のピークも彼方に見える。

9/29 14:50

天狗高原の石碑の前で。
はるか遠く、背後の稜線には十数機の風車が見える。高知県の「風の里公園」の風車群で、全部で20機設置されているそうだ。

9/29 14:54

ススキがなびく向こうに天狗荘と天狗の森（1485m）が見える。

9/29 14:58

舗装された遊歩道が整備されていて、多くの老若男女が散策していた。

9/29 15:01

明日は車道から登山道に入り、五段城（1456m,この写真には入ってない）に登り、この写真の左上に見える東屋まで歩きたいのだが、ヤマレコを見てもトレースが非常に少なく、行けるかどうか・・・。
中央奥に見えるのは天狗の森。

9/29 15:05

ヤマハハコの仲間のカワラハハコ（河原母子）。河原に生えることからこの名前が付いたそうだ。ヤマハハコより葉が細いのが特徴。

9/30 6:36

翌日の朝、部屋のカーテンを開けると、雲海の向こうに四国（多分高知県）の山脈がくっきり見える。今日は朝から良い天気になりそう。
早速身支度をし、朝食を摂って、早めに出発することにした。

9/30 8:50

道路脇に数台は停められる空きスペースがある。ここに車を停めて、道路の反対側から五段城（1456m）に登る。

9/30 9:04

ここが五段城（1456m）への登り口。標識が何もないので、車だとうっかりしていると通り過ぎてしまいそう。
登山道は牧場の中を通っていて、有刺鉄線で仕切られているので、足元に気を取られて、引っかけないように注意要。

登山道の途中は、ずーっとこんな感じでとても見晴らしが良く、気分も最高。足元に咲いている草花の写真を撮りながら、ゆっくり登る。

振り返ると、眼下に姫鶴平が広がる。左に風車、右奥に姫鶴荘（めづるそう）が見える。

9/30 9:03

ツリガネニンジン（釣鐘人参）。
根は乾燥させて漢方薬（沙参 シャジン）として使われるそうだ。

9/30 9:08

登山道は幅が狭く、カルスト台地らしく大小の岩がゴロゴロしていて歩きにくい。足元に気を取られて、有刺鉄線に引っかけないように慎重に歩く。

9/30 9:12

だいぶん登った。

9/30 9:17

フウロソウ（風露草）？

9/30 9:22

これは私でも分かる。秋の山野草の定番、リンドウ。

9/29 11:56

これは？？
（キバナジンチョウゲ（黄花沈丁花) でもなさそう）

9/30 9:41

五段城（1456m）登頂。山頂は林の中で、残念ながら眺望はない。
この先を尾根伝いに歩いて、下の車道から見えていた東屋のある展望台まで行こうとしたが、道が分かりにくく、木の枝やつる性植物が行く手を塞いでいて、素手だけではちょっと無理そうだったので諦めて引き返した。

9/30 9:41

五段城山頂の二等三角点。ここが五段高原の最高地点。

9/30 9:57

トリカブト（鳥兜）

9/30 11:15

車道まで下りて、天狗荘へ引き返す前にしばらく周辺を散歩。
牛さんたちが草を食んでいる。何とものどかな風景が目の前に広がる。
で、癒やしのウォーキングを終えた。

9/30 11:26

帰路のひとこま。
姫鶴荘の近くに建つ風車の下でも草を食む牛さんたちがの〜んびりしている（ように見える）。

9/30 11:38

姫鶴荘の前の駐車場でしばらく休憩して、昨日見られなかった姫鶴平からの眺望を楽しんだ。

9/30 11:36

最後に姫鶴平から午前中に登った五段城を見ながら帰宅の途に付いた。

撮影機器：

Galaxy A25 5G samsung

感想

falls hunter

　久し振りにちょっと遠出して妻と一緒に高原のお散歩兼低山ハイクを、と四国カルストへ出かけた。愛媛県に長年住んでいながら、私は今まで行ったことがない（妻はあるとのこと）。ということで、観光も兼ねて、現地で一泊してのんびりと過ごすことにした。
　朝自宅を出発したときは、まだ雨がしとしと。天気予報ではこの後、曇りから晴れになるとのことだったので、とりあえず出発。結果オーライで、予報どおり現地では雨は上がり、次第に青空も見えてきた。特に二日目は久し振りの晴天で、前日に降った雨のお陰で、空気も澄んでいて視界も素晴らしかった。
　昨年、体調を崩してほとんど山に行っていなかったので、そのリハビリも兼ねて、今回は五段城（1456m）へのプチ登山も計画した。
　結果、多少疲れはあったが、特に体調に問題もなく、秋たけなわの晴天の下、高原を吹き抜けてススキを揺らす風を頬に受けながら、気持ちの良い高原の散歩を愉しむことが出来た。大満足の二日間だった。