天狗岳(稲子湯〜中山峠〜天狗岳〜本沢温泉〜稲子湯(日帰り))
- GPS
- 06:30
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,346m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所は殆んどありません、が、山は冬の装いになってきていました。 |
写真
感想
本日も好天間違いなし。ということで、できれば高い山、ただし完全な雪山は無理ということで、雪も少ない様子の八ヶ岳を目指します。最終的には、佐久方面からのアプローチが一番良さそうな天狗岳にしました。
稲子湯温泉付近の道路は既に凍結していて、ノーマルタイヤの自分としては不安を抱えつつも、上部の駐車場に到着しました。駐車場の先客は1台だけでした。
駐車場からみどり池までは急登はなく、八ヶ岳らしく麓は嫋やかな登りになっているようです。駐車場からみどり池までのルートの雪はまだ1〜2冂度で、踏み固められたところに注意すれば、問題ありませんでした。
みどり池はすでに全面結氷しており、山の厳しい寒さを実感できました。到来をそまだ差し迫った準備が必要とは思われないように思います。
みどり池から中山峠への登りは前半はトロッコ軌道跡を利用したジグザグで、緩急のある登りで快適に登れます。中山峠手前はやや急なガレで落石注意の看板が沢山あります。たしかに上方を眺めると崩れそうな岩が顔をもたげていました。
中山峠に到着すると、風がかなり強く、薄い手袋では手が凍えそうな寒さです。思わず手袋を変え、防寒着を着ました。天狗岳の方面に目をやると、山頂部は少しガスっているものの山体はよく見えます。たぶん山頂のガスもいずれ取れてくるはずと考えつつ、歩を進めます。
この辺りは森林限界を超えていて這い松と岩稜の風景です。そして遠方に蓼科山が綺麗な姿を見せてくれています。視程は良好です。山頂でのパノラマが楽しみです。山頂までは大きめの岩を超えて登って行きますが、危険なところはなく、結構あっけなく山頂に到着しました。
山頂には誰もいません。西天狗岳の山頂にも人影はありません。そして周囲は360°のパノラマです。南八ヶ岳や北の蓼科、遠くのアルプスの白い山々が綺麗にみえています。絶景独り占めっていう感じです。
すぐお隣の西天狗岳にも行ってみることにします。本当に近くて、あっという間に山頂に到着しました。こちらの山頂はフラットで、這い松が周りに生えており、風が遮られていて、暖かでした。東天狗岳の山頂では寒くてその気になりませんでしたが、ここなら可能です。いつものように昼食&乾杯タイムにします。ここで、初めて他の登山者と出会いました。唐沢鉱泉から来られたようです。
パノラマを眺めながらゆったりとした時間を過ごした後、戻ります。西天狗を下りたところで、通行止めになっている東天狗の巻き道のあたりに動物の足跡があります。大きめなので、よく見てみると熊らしき足跡です。こんなところに来ているのかとびっくりです。食べ物なんてどこにも無いところなのに、などと考えつつ、ひとしきり眺めていました。
東天狗岳に登ると、同じく中山方面から来られた若者3人組がいました。彼らはピストンで戻るそうです。私は折角ですので、本澤温泉経由で戻ることにします。
白砂新道の下りはジグザグですが、雪がかなり踏み固められて滑りやすくなっており、慎重に下りました。程なく本澤温泉に到着します。まだ時間も早いことですので、雲上の湯の野天風呂を見に行くことにします。(風呂は稲子湯温泉で入るつもりですので、見学だけです。)
雲上の湯は沢の畔の斜面に作られたほぼ湯船だけのの野趣あふれた温泉でした。勿論眺めも絶景そのものです。満点の星の下で入るのも良さそうな感じです。
このあと本澤温泉でバッチをゲットし、辛い登り返しをこなして、みどり池にもどります。明るい陽の下のみどり池は少し氷が解けていました。また背後に稲子岳もくっきり見えていました。
そして駐車場まで戻ります。この後は樹林中の下りですが、それほど急でもなく、苦労なく戻ることができました。この時間になると沢山の車が駐車場に止めてありました。
今回は、記念すべき初の八ヶ岳&ライトな雪山ということで、印象深い山行になりました。
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