【鬼怒沼湿原散策】奥鬼怒温泉郷〜鬼怒沼〜鬼怒沼山〜物見(毘沙門)山【乙29.9】
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- GPS
- 05:55
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 5:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:宿泊した加仁湯のマイクロバス(※)で女夫淵温泉駐車場へ。 (※)宿泊者のみ利用可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ガレ場や急登があるが、距離も短いのでこなすことができる。 鬼怒沼山は一旦ピークに登った後、急降下して上り返した2つ目のピーク。 物見山の山頂から先、暫く行くと尾瀬・燧ケ岳方面の展望が開けるが、傾斜がかなり急。 |
その他周辺情報 | 奥鬼怒温泉利用 加仁湯宿泊 帰りに八丁の湯利用 |
写真
感想
まずは、5月28、29日両日晴れ渡った天空に感謝。
【奥鬼怒温泉郷】
栃木の奥の奥、日光よりもさらに奥にある奥鬼怒で今年の2000m級歩き初めをする。女夫淵温泉駐車場から1時間少しばかり彼方此方が崩壊している谷沢沿いの道を歩くと宿泊所、加仁湯に着く。内湯1、露天3(女性の場合は+1)の温泉は泉質良く、滝や星空を眺めながら湯に浸かっていると鹿が現れ至福の時を過ごす。
【鬼怒沼湿原】
鬼怒沼は『関東の山あるき100選』(昭文社)や『大人の遠足BOOK 日帰り山あるきベスト100 関東周辺』(JTBパブリッシング)にも掲載されており、それぞれ「健脚向」、「中級」とされているが、それはルートが女夫淵温泉往復になっているからで、奥鬼怒4湯の内のいずれかに泊まれば、気軽に2000m級の山と湿原を楽しむことができるだろう。もっとも、気軽にとはいっても標高差がそれなりにあるので、歩き足りないということはない。また、稜線は尾瀬に繋がっているので、1日かけて尾瀬へ縦走することも可能と思われる。
夕食時の大広間を見る限り、宿泊客は多かったように思うが、29日の朝、実際に鬼怒沼へ出立した人は少なかった。ガイド付きハイクの案内も宿からあったのだが、その後、確認の電話が来たということは参加者がいなかったのだろう。つまり、奥鬼怒温泉郷は散策以外でも、温泉のみを目的として来ても十分楽しめる所なのだが、上記ガイドによると山行最適期は7〜8月の高山植物が咲き競う夏山シーズンと10月の紅葉シーズンということなので、これから訪れる人も増えてくることだろう。我々が訪れた時以上に空も野原も青々とし、赤青白黄と様々な高山植物に彩られのかと思うと、帰ってきたばかりだが早くもワクワクしてくる。
奥鬼怒は日本の秘境100選に選ばれるほどアクセスが大変な栃木の奥地にある。が、実際歩いてみると、木道や階段があったりと意外に整備されている。これも多くの人が訪れる故であろう。そのため、道中大変なことと言えば傾斜がやや急といったところくらいだ。
ただし、鬼怒沼から先、鬼怒沼山や物見山まで足を伸ばす際は別途注意が必要と思われる。鬼怒沼山は湿原から近いように見えて結構かかった。道ははっきり、しっかりしているが急な上り下りが連続する。また、物見山は、その先さらに進むと尾瀬方面の展望が開けるのだが、かなり急な傾斜を降りていかないといけない。先ほど尾瀬への縦走も可能と書いたが、かなり心してかからなければならぬ道のりと見た。
一通り歩いて昼になったので加仁湯が用意してくれた弁当を食す。梅干の入った大きめのおにぎりと付けあわせで525円。有難く、美味しくいただく。他に湿原で憩うのは5,6人。静かなひと時を過ごした。
下山後は八丁の湯に入浴。こちらも露天は3つで、加仁湯よりも湯の花が凄い。激熱の湯はビリビリ来るし、滝を間近で眺められる湯船もある。奥鬼怒温泉極めて良し。温泉に身も心も浸るあまり、気がついたら帰りのバス(※宿泊客のみ利用可)の時間が間近に迫る。下着を省略して急いで着替え、バスに間に合った。
奥鬼怒は言われているほど秘境という感じはしなかったが、非常に良い宿、良い湯、良い山、良い沢と、良い良いづくしであった。他に根名草山という山もあるし、専ら温泉で雪見風呂というのも良いかもしれない。奥鬼怒4湯全部泊まろうかしらと、早くも帰りの電車内で思いを馳せるのであった。
〜おしまい〜
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