平ヶ岳(ワタスゲと残雪。梅雨の晴れ間の日帰りハイク)


- GPS
- 09:30
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,658m
コースタイム
天候 | 晴れ ときどき 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装された正規駐車場はほぼ満車。近辺の路肩も、朝には埋まっていました。 テント泊が容認されてから、平ヶ岳の登山人口は増えてきたのでしょうか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所も道迷い箇所もありません。 急坂のロープ、木道による誘導など、よくコース整備されています。 前半のヤセオネは切れ落ちているので、注意散漫に歩かないこと。 残雪を踏み抜くと、足が濡れる可能性あり。 そんなところです。 とにかく長いコースなので、日帰りの方は水分マネジメントをしましょう。上越ならではの暑さが天敵になりかねません。 |
その他周辺情報 | 福島県側から樹海ラインを運転して来ました。 下山後の温泉は、桧枝岐村まで移動してから入りました。 馴染みのある「燧の湯」600円。 |
写真
装備
備考 | 虫は多めでしたが、持ってきていたバグズネットはかぶらないまま。耳のうしろを一瞬だけ何かに刺されたらしく、すこし痒くなってしまいました。ブヨ、がいたんですかね。 |
---|
感想
忙しい自分には平ヶ岳なんて行けっこないんだ・・・!
そんなふうにずっとイジけてきた私ですが、先日ふと思いつきました。
暖冬で雪が少ない今年に限っては、梅雨の晴れ間をねらってほぼ夏山のように歩けるのではないか。
六月上旬の時点で、早々と樹海ラインの冬期閉鎖が解除されている今年は、運転さえ努力すればチャンスなのではないか。
なによりも日が長く、猛暑にまでは至らず、ロングルートに挑みやすいのがこの季節。
平ヶ岳日帰り強行軍の難易度が、特別に下がっている!?
あとはロングドライブ&ロングルートに耐える決断のみ。
けっきょく、前日仕事帰りから間もなく出発。前夜車中泊による、東京からの日帰りトライアルが実行されました。
暑さによるバテ。そしてロングルート。
これから先の真夏の挑戦に備えるためにも、今回はほとんど休憩らしい休憩はせずに、歩けるだけ歩きつづけてみました。おそらくトレランシューズのお兄さん一名を除いて、他の早出ハイカーさんたちはほとんど追い抜いた可能性があります。
正直、疲れました。帰りの運転もぐったり。
けっして無理して日帰り登山することをオススメできるものではありません。
しかしながら、諦めていた平ヶ岳の山頂エリアはユートピア的な素晴らしさ。
あざやかな花。
ワタスゲの道。
蛙の歌う湿原。
雪渓を渡る人。
そして、越後三山の絶景。
どれも、この季節ならではのもの。
来て後悔するようなことは何もありませんでした。
想定していた以上の充足感がそこにはありました。
平ヶ岳は日本百名山の一座としてよく整備されていますが、同時に上越の秘峰としての存在感で私に迫ってきました。
美しい山でした。それはとても。
誰にもオススメしたい風景。
けれど、誰にでもオススメできるわけではない行程。
思い出深いソロハイキングとなりました。
価値ある、一期一会だったのだと感謝しています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する