ヒメサユリに会えた、とうとう摩耶山倉沢ルートへ。
- GPS
- 09:20
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 894m
- 下り
- 873m
コースタイム
天候 | 晴れ→曇り→雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全て危険! 鎖、ロープ多数なので、今回はお高い革のグローブを購入しました。大正解でした。 参考までに www.city.tsuruoka.lg.jp/shisei/shiyakusyo/infomation/asahi/kanko/mayasantozan.files/mayasanzu.pdf |
写真
装備
備考 | 持って行って良かった…革グローブ、大量の水 持って行けばよかった…トレッキングポール、もしかしたら滑り止め |
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感想
自分の中に居座り続ける越えることのできなかったトラウマとの闘いの記録です(大げさ)
参考レコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-463394.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-242994.html
山の大先輩に教わりながら、一度死にかけた摩耶山倉沢口からのルートを歩きました。6年前の秋、摩耶山倉沢ルートを歩いてきた。恐ろしかったという印象しかない。残っていた少ない画像を見ても当時のことをよく思い出せない。自分、どれだけへっぽこ野郎だったのか、そしてこのルートどれだけ危険なのか。もう摩耶山には近づかない(>_<)と思いつつもう一度確かめてみたい、時間のたった今なら自分にも歩けるのだろうかと試してみたい。そんな気持ちはこっそり持っていたので、山の大先輩にお願いして、一緒に行かせてもらった。
いや〜〜〜これ大変だわ。倉沢地区から見る摩耶山はまるで壁で、どうしてこんなところを登ろうとするのか不思議なくらい。初めはそこそこ急だが二本の足で登れるからまあ余裕。そのうちロープや梯子が登場する。
御宝前分岐から先は、展望はいまいちだけど一番「楽」だと言われる中道コースをたどる。いつもの年より雪渓が小さいので雪の上を歩けず結構大変でした。山頂から下りはソリクラコースをたどる。最初のトラバースがすごく嫌だったが、足元だけを見るようにして高度を感じないようにした。
全体的に!
・クライミングではありません。特別な道具がなくても登れますが確かに険しい。
・ロープ鎖梯子まみれです。それにしても手掛かりや足場に乏しいし、梯子だってしっかり固定されていずにロープでぶら下がっているだけってところもあり、かなりワイルドです。
・足場、手がかりに乏しく、それなのにロープなどの設置がない箇所もありで、確かな足運びが必要です。
・雪渓がまだありますが、今回は滑り止めを使いませんでした。下山で雪渓下るならあったほうがいいかも。
・痩せ尾根が多いです。切れ落ちているけど藪でわかりにくいところが多くあるので、登山道を外れないよう滑って転倒しないよう注意が必要です。
6年前の記憶との比較
・過去、なぜあのような青痣を作ったのか…ロープ場の上り下りが相当下手だったということだな。
・6年前のコースは中道コースだったと思うよ。
・沢が崩れたようなところが登山道?ってところは、おそらく中道コースの雪渓部分だと思う。(雪渓がないと大岩ゴロゴロだ。ロープが設置されているらしいが現段階では雪の下なので使えなかった。雪渓上りもできないしかといってロープもないし、非常に非常に歩きにくかった!)
・6年前は、ロープにしがみついていて、ガイドさんに「足で立て!」と散々言われた。今年は足で立つのが普通にできたと思う。(しかし足場を探すのには一苦労(´Д` ))
・過去に比べ自分少しはマシになったと思うけど、やっぱり摩耶山怖いわ(´Д` )
・摩耶山にもヒメサユリが咲くって知らなかった。嬉しい誤算。先週は小朝日で残念でした。
最後に
・トラウマの摩耶山倉沢からのルートで、まあゆっくりペースだけど行けて良かったよ。もう満足、あんな怖いところもう二度と行かなくていいや、人生最後にする。
・筋肉痛がヤバい。なんで尻の筋肉まで痛むんだ(´Д` )ヨロヨロ…
・怖い大変なルートだったけど、うーん、やっぱりなんか面白かったな。ただ歩くだけじゃない起伏に富んだワイルドでスリリングなルート。
・こんなにカラダ全部使った山なんて今までなかったじゃないか。まあ怖くてひいひい言ってたけどさ、これ面白いよ!ヤバい筋肉痛が自分を鍛えた感じで心地よい。(ないのが理想だが)
・同行してくださった山の大先輩方には深い感謝の気持ちでいっぱいです(^-^)ありがとうございました!
・てなわけで、いつかまたここに向かうかもしれない。ピリリ超辛口、中毒性がありますよ(^-^)みなさんいかがですか?←なにこれ人生最後じゃないのか(^_^;)
コメント
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kimberliteさん、ご無事でなによりです!
普通、数年後にあらためて行くと、
あれっ!たいしたこと無いじゃん
と言うことも多いですが、
今回は、やっぱり大変だぁ
だったようですね。
興味そそるルートのですが、残念、
腰が痛いので私は行きません
コメントありがとうございます(^-^)
とりあえず帰ってきました。
6年前よりは歩けてたと思いますが、いやいややっぱりここ大変なところです。
6年前…倉沢からで転落寸前で命からがら帰ってきました。
4年前…越沢からお気楽に登ったつもりがけが人に遭遇し、青ざめてしまい、
以降摩耶山へはソロで向かっていません。実に4年ぶりの登頂でした。
倉沢からのルート、大変ですが中毒性のあるスリリングなルートです。
どこを歩いても気は抜けませんが、面白いところだと思います。
腰が治ったら、いかがですか?
kimberliteさん、こんばんは。
摩耶山倉沢口ルート・・・なかなか厳しいルートのようですね。
壁ですか・・・これはこれは・・・大変です。
その高度感のあるのぼりで癒してくれるのが・・・
ヒメサユリなんですね。
秋田県では見ることのないヒメサユリ・・・
高度感のある登りが大好き???なので・・・
登りを楽しみながらヒメサユリも拝見したいものです。
私は、今週もなかなか時間が取れずに・・・
お山はお休みしました。
来週は・・・行けるでしょうか???
ご苦労様でした。
コメントありがとうございます(^-^)
摩耶山には苦手意識しかなくて、いくらいい山だと言われても怖い思いをしたことが先に立ってしまい、なかなか向かえずにいます。
特に倉沢からのルートはあまりに険しく自分自身ヒヤリとしたこともあるので、一人ではとても無理だと思っていました。でもここを乗り越えないと自分の次の一歩が踏み出せないずっと感じておりまして、このたび先輩方の力を借りたところです。
高度感もあるのですが、風化浸食あり時に崩れやすい山肌に、乏しい手がかりや足場、ながーいロープ場、切れ落ちた痩せ尾根。一時も気を抜けないワイルドなところでした。ここを歩けたらどこでも行けるよ、飯豊の石転び沢もここに比べたらずっとやさしいよと言われ^^;完全に乗り越えたわけではないですが、一つ経験を増やすことができて安堵しております。
ヒメサユリもあちこちで見れるんですねえ。
秋田では見れないのですね…ピンクの花びらに黄色のおしべがものすごくかわいいです。ぜひ山形にいらしてください(^-^)
おはようございます。初めまして妙高と言います。
minkさんの所から飛んできました。摩耶山と聞くとビビッと反応してしまうんです。
もう15,6年経つんですが、越沢から登ったんですね。神さんとその友達と三人で。こっちはドライバーがメインで、ちょびっとガイド役も。いきなりベテランコースと初心者コースの選択ですからね。もちろん初心者なのにベテランコース登って、下りは初心者コースと思ったら七ツ滝のベテランコース降りて(-_-;) 急坂だったですね〜。側壁から落ちている沢身に丸太一本なんて肝を冷やしました。
山頂から倉沢方面をのぞき込むとどこがルートかもはっきりせず、こりゃあ大変だなな〜、と思ったのですが、いつかは登りたいとも思いました。
いまだに実現していません(-_-;) レコ読ませていただいて、やっぱり行ってみなきゃなあ、なんて思ってます。
足のあざ、事故のレポなど見ると摩耶山は安易に登るとこじゃ無いですね。まあ、それでもいつかは行ってみたいです。
はじめまして、コメントありがとうございます(^-^)
表題のとおり、まさに波乱万丈の山と言う印象なんですよ。越沢、関川、倉沢、三つの登山口がありますが、関川は最も穏やかだと言われています。が、そこで初登山の方が足つって足つって大変だったのを目の当たりにしていますし、初登山で選ぶ山じゃないとも思っています。
越沢は沢沿いで涼しく滝も多く、景色に変化もあり楽しめますね!七つ滝は初めてでは普通行きません(*_*)!危険です…
倉沢はこちらの記録の通りです。すべて危険です^^;
でも!確かな足運びの技術と体力と度胸があれば、こちらは変化に富んだすばばらしいコースだと思います。わたしはロープ場で足の置き場にも悩んでしまったり、鎖や手がかりがなく足元不安定の場所を通過するのにも悩んでしまったり、技術面メンタル面両方で足りないところありまくりなので、やっぱり怖いです^^;
大丈夫大丈夫大したことないよとは言えませんが、クライミングじゃないので特別な道具はいりません。失敗しなけりゃ落ちません^^ さらにルートそのものは長くありません^^←ここ結構、向かいやすい利点だと思います。
機会あったら是非!お勧めです。
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