榛名山東側(伊香保温泉〜金島駅)[前泊] 群馬自然歩道16/17・相馬東尾根
群馬県
Barklay
体力度について
- GPS
- 10:09
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 1,505m
- 下り
- 2,044m
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- 山行
- 9:14
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 10:09
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
高崎 17:08-17:36 渋川 上越線(水上) 渋川駅�� 17:42-18:06 伊香保温泉 関越交通バス渋川伊香保線￥750 [泊]丸本屋 素泊まり￥7700（1人のとき、2人以上は6600） [帰]金島 17:28-18:03 高崎 吾妻線(高崎)￥2640 高崎 18:15-20:27 武蔵小杉 湘南新宿ライン(平塚) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
[孫岳] 雄岳方面からはピンテが3〜4連でつけられたところが入口 ピンテ通りに進めば特に危なげなく到着 雌岳方面はピンテないのでルートファインディング必須 尾根筋わかりにくくやや急だが危険な場所はないし 方角さえ間違えなければどのみち降りれるので難度としては易しい [相馬山東尾根] 危険を理由として規制されたバリエーションルート バリエーションルートに慣れている人なら楽しめる 滑ったら終わりの超急登や一箇所岩登りがあるので下り利用は避けた方が良い 鎖は上の方に3箇所あり、2箇所目が岩登りでそれ以外は余裕 急登も凄まじいが、だいたいロープがあるので抵抗なければ利用 ストックを仕舞うのは鎖場が出てきてからでも遅くない 細尾根急登で幹や枝がリュックに引っかかりやすいので注意 |
| その他周辺情報 | [伊香保温泉・丸本館] 黄金の湯、日帰り500円、シャワー2箇所 鉄味強い黄土色の湯、程々の湯加減 ヌルでもキシでもなく水っぽい肌触り [金島温泉・富貴の湯] 日帰り500円、シャワー5箇所、露天あり 薄い鉄味と少しの硫黄味、薄い黄土色で湯加減程々 ヌルキシ水感なく若干のトロミあり 駅から5分程度、駅は北側の出入り口あり [食事処(伊香保)・ふきのとう] 山菜シュウマイ￥700やおっきりこみ￥900等 家庭的な味で悪くない [食事処(水沢観音)・山本屋] 水沢うどん￥900、コスパは微妙だが酷評されるほど悪くはない 讃岐うどんをスーパーのに寄せたような感じ…作り置き？ [水沢観音駐車場付近] お土産屋等々あり 野菜売ってたり箸売ってたり…酒まんじゅう買いました [伊香保グリーン牧場] ソフトクリームや牛乳あり |
写真
誰もいない……木枯らしが吹き抜ける……Cobblestone Story……。 …あっここラグーンじゃなくてDの方でした。
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群馬自然歩道16の撮影スポット伊香保神社。ルートぐちゃぐちゃだしあんま順路上歩いてないけど大まかでええやろ…の精神。神様しか見てないから大丈夫！
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子持と小野子ってこんなに離れてるもんなんですね。そしてよくわからなかった谷川主脈が今こうやって判別できるのは助かります。谷川〜万太郎はしんどかったなぁ。
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避難小屋が50m先に移動したとかいうパワーワード。そういえばドラえもんの道具に家ごと移動できるやつあったな…？ あれで前泊したい…。
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ということでよりバリエーションらしく踏み後の少ない東方面へ下山します。落ち葉だらけで傾斜に差はあるものの、尾根っぽいところを視認できていればOKです。
1
ここから先はちょいちょい枝がリュックに引っかかるゾーンです。藪ほどではないですが、上の方の崖で引っかかると結構焦るので注意。
1
ここで分岐点。左はピークで行き止まりのはずですが、やけにわかりやすい踏み後（とテープ）がありました。相馬山は眼前に見えているので迷わないはずなんですが…。
1
はい1回目の鎖です。実際ホールドや木が豊富で楽々ですし、こうしてみても楽そうですね。まぁこの落ち葉の縁は崖なんでそこだけ注意といった感じ。
1
この銘板のような残骸からロープ頼りの急登…と見せかけて途中で鎖に移動しての岩場が始まりますので注意。ロープに沿って上がりきらないように。
1
登り切ってしまうとこうして途方に暮れる羽目になります。なんとか飛び移って登りました。恥ずかしながら鎖頼り。足場自体は豊富ですがホールドがイマイチなんですよね。
2
雲の右が八ヶ岳、左が南アルプス。過酷な山稜を背負ったちっぽけな存在がクッキリ見える姿は私さえも感動させるものがありました。
2
歴史があったであろう鳥居から先も東尾根より更に厳重な立入禁止。地図をよく見ると、ガラメキ温泉なる廃墟まで行けるようだ…こ、これはちょっと興味が。
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こちらはハシゴ…が3つぐらい連結されてます。何故か二車線。途中までは使わなくても行けましたが、さすがに最後の方はハシゴで降りました。
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ほれぼれするほど見事な直線の県道33号線。そして榛名富士、鬢櫛山、烏帽子に榛名湖や浅間も見える…。なかなか全部を収めるのは難しかったです（枝がちょっと邪魔）
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前橋か高崎かわかりづらい…。ぶっちゃけ前橋の方が田舎なイメージあったんですが（失礼）、利根川が貫いているところを見るにビル街の方が前橋ですね。
3
観覧車が見える…。ここらへん遊園地あったっけ？ なおそのまま視線を上にうつせば日光白根山。1か月前と違い完璧に雪景色になりましたね。
3
見晴駅ぶりの小野子・子持、そして谷川。想像したよりずっとなだらかで広々。そして何気にゴールが遠い…。ここからが本当の地獄だ…！
3
十二支の分だけお地蔵さんがいるッ！ …ここだけ神じゃないんですよねえ。私は午年ですが、蛇の方が好きなんで巳に5円を結んでおきました。へへへ。
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基本的になだらか。急なとこには階段がついてて参拝者（一般客）にもやさしい。この時間でも登ってくる。それでも500mは登りますからね…。
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小腹がすいていたので萬壽庵にて酒まんじゅう\150を購入。お店のおっちゃん面白い人でした。何故かうまい棒を頂きました。感謝！
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水沢山バックになんだか中国チックな怪しげなお寺（佛光山）を発見。調べてみたら台湾のだとか。ああ、確かにこんな感じだったわ…。
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廃墟と化した西群馬病院、そして団地。これは絶対有名な肝試し会場だわと思ったら案の定。しかし病院のHPが未だに残ってる方がホラーかもhttps://www.gmcc.jp/cp/%E8%A5%BF%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E7%97%85%E9%99%A2/
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https://www.gmcc.jp/cp/%E8%A5%BF%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E7%97%85%E9%99%A2/
感想
気温 -1.1〜5.4〜0.8(谷)〜7.5〜4.3℃
湿度 61〜47〜68%
風 午前ほぼなし、午後弱風
消費水量 500ml
榛名山は何年温めたかな…山域が広いのと自然歩道の件もあり、赤城と同じく2回に分けようと思ってました。上毛三山でも妙義の前に榛名行っておきたかったのと、伊香保温泉自体高いので値段が大人しいうちに行きたかったのです。本来は2日の計画でしたが、天気よさそうなの1日しかなかったので強行です。
というわけで伊香保温泉は丸本館に宿泊。一人は割増で素泊まり7700円…ま、まぁええか…これでも安い方なんですよね。しかし現地入りすると驚くほど人が少なく、お洒落なライトに閉店の嵐で木枯らしが吹いてました。個人的にはありがたいんですけど…。泉質は周辺施設に書いたとおり鉄味が多く、硫酸温泉と言う割には刺激薄めで酸味もほぼなし。湯温はちょうどよかったです。少し肌寒い夜でしたが、ふらふら神社を散歩したり、食べる気なかったのについ飯屋に入ってしまったり、そこそこ堪能しました。朝は部屋から建物の合間に万太郎山(仙ノ倉か？)が赤く染まって見え、とても満足。なお飲んだりスマホいじってた自分のせいですが、あまり寝れず翌朝は眠い登山をする羽目に。
宿を出ると神社に登って自然歩道の証明写真を撮り、そのまま展望台へ。群馬の平野部を眼下に、赤城から谷川、日光白根、筑波まで見事に見えました。横になんかやたら急傾斜な山が見えるけどまさか水沢山…？と一抹の不安。その後キレイなスケートリンクを横目に下りますが、そこでルートミス。右に下りしばらく戻ってしまいました。気を取り直して二ツ岳へ。こいつら近くから見るとものすごい急に見えるのですが(実際300mは登ります)、いざ登ってみると大したことありません。サクサク登って展望を脳とカメラに収め撤退…といいたいところでしたが、ここで問題が発生。相馬山、思ったより傾斜がエグい…。下りどころか登りもイケるのか？と不安に駆られ検索。ちょうどこむそうさんのレコ(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6179318.html )を発見、岩登りはキツイけどバリなら慣れてるし…と、ヤセオネから登る計画を変更して東尾根から登ることに。この計画の時点で距離が更に伸び時間が厳し目に。もうどうにでもな〜れとばかりに、ついでに孫岳も訪問。雄岳の方からはピンテが豊富です。雌岳方面にはピンテがないのでルーファイ必須ですが、バリエーション入門には程好い難度で肩慣らしとして満足。展望は眼前にパパとママ(じぃじとばぁばかな？)が見えるので、その2つと一緒に登るならなかなか良いです。
相馬山は相馬山前の鞍部まではとりあえず安全だろうと踏んでましたが、最初のピークに少し痩せ岩場があるくらいでその通りでした。戸渡りや岩場が出るとのことで鞍部でストックを仕舞いましたが早かったみたいです。そこから急登に次ぐ急登、VRの急登に慣れた自分でもキツいと感じるレベルの急登です。木やロープで推進力を得るも、リュックなどごが逆に木に引っかかってしまったり…。また急登は痩せ気味だったり落ち葉+下ずっと急傾斜だったりするので絶対にミスれません。参考にするなら大室山のVRあたりですかね。そういった意味では緊張が続きましたが、なんだかんだ進みにくいというわけではありません。整備してくださってる方のおかげですね。お助けロープもだいぶ頑丈で、不安になったのはペグがぐらついておる1〜2箇所くらいでした。というか逆にお助けロープに頼るレベルの急登って相当ですよ…。正直岩場の方は大したことなかったです。2つ目も垂直というほどではないんですが、最初急登のロープ(右)から持ち替えて左側の岩場についている鎖に行くので、右側の最上部までついてしまうと岩場に移るのに苦戦します。登り自体はステップ沢山あるので、むしろ急登より楽でした。むしろ急登が落ち葉沢山あるしステップもなく滑ったら非常に危ないので、その意味でも下りはあまり使いたくありませんね。
相馬山では最高の絶景でした。八ヶ岳、南アルプス、富士山もみえます。社や石像もあり、ここが特別な信仰場所であることを教えてくれ(榛名分社から独立した水龍の山)、榛名の寄生火山という成り立ちもあり興味深く看板を読ませていただきました。下りでは他の山に隠れていた浅間山も顕現。木々の間からでも存在感がすごい、さすが浅間サン。長ハシゴを降りるとあとは快路、オンマ谷まで駆け抜けます。ただ橋を渡ったあたりから岩が増え始め、薄暗い野生動物のいそうな空気、登り80mがひたすら石段で意外としんどかったりして思ったほど速度は出ませんでした。水沢山は飛ばせますが、電波塔からがやや遠いイメージ。正直消化試合かなと思ってましたが、水沢山の展望もなかなか素晴らしかったです。14時台でも下から続々と人が上がってきて…それはいいのか…？と思いましたが…。
水沢観音に降りたら少々物色タイムです。そういえば深谷のネギ味噌にんにく欲しかったんだよなぁと何故か下仁田ネギ味噌を購入。下仁田ネギ自体は1本100円でしたが、可食部少ないんだよなぁ…とパス。酒まんじゅうの店のおっちゃんは話好きなのか面白い人でした。水沢が好きなんだなぁと感じましたね。あとはせっかく水沢にきたんだし営業時間にも間に合ったのだからすぐそこにあるうどん屋…と入ってからレビューの異様な低さで後悔。まぁでも少し高いかな以外はそこまでひどいものでもない気がしました。多分作り置きですけど(コシはある)。補充をしたら最後の正念場、金島までのロングルートです。…密かに狙っていた牧場でソフトクリームを購入、美味しかったですが口の中が甘い！ 暮れ泥む子持山や赤城を眼前2、廃病院(廃団地もあるぞ！)やCC、球場、墓苑、高速などを走り抜け、甲波宿禰神社へ。川の神様は珍しいんですって。とりあえず自然歩道の写真をパチリ。電車の時間は17:28か18:45。温泉にも入りたい、早い電車で帰りたいという強欲を満たすため温泉まで急ぎます。…間に合いました。来てよかったと思える泉質で飲泉も○。鉄っぽいけども硫黄がメインでしょっぱい、高峰温泉から天狗の湯に似せたような泉質でした。平野部でこれってすごいな群馬！
さて、結局17:28の電車に間に合いました。明日出勤なのでよかったよかった。2万近く使ってはしまいましたが、ドピーカンで意外に登り甲斐もあり、温泉も最高で充実した遠征でした。
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