【・・の居ぬ間の東丹沢】鐘ヶ嶽〜日向薬師
- GPS
- 04:48
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 956m
- 下り
- 887m
コースタイム
-10:59見晴広場B11:06-11:12見晴広場A-11:28すりばち広場-11:50大沢分岐12:04
-13:20日向薬師バス停
天候 | 快晴のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
本厚木駅〜広沢寺温泉入口バス停 神奈中バス 日向薬師〜伊勢原駅 神奈中バス 伊勢原〜玉川学園前 小田急 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山の神隧道分岐〜見晴台B間は、滑りやすい急登を強いられる箇所がありますが、落ち着いて登れば問題ありません。山地図では赤線表記がありませんが、道標も随所にあり、迷うこともありません。全体的に歩きやすい道でした。 |
写真
感想
【東丹沢】
東丹沢と言うと、最初に思い浮かぶのが『ヤマビル』。過去に高取山から下山した際に、靴の中に入ったそれを見たこと、また秦野で靴に取り付いた30匹ほどのそれを見たことから、(いずれも吸血はされていませんが)二度とお会いしたくない生き物の一つになってしまいました。さらにクマの出没情報もあり、足が遠のいてしまっていましたが、さすがにこの寒い時期なら双方ともジッとしていてくれるでしょうから、しばらくは東丹沢を歩き倒そうと思うのでありました。
【リハビリ登山】
前回、膝を痛めてしまったため、しばらくは無理をせずにおとなしく歩こうと思い、差し当たり行ったことがある鐘ヶ嶽を目指し、膝の具合をみてその先を考えることにしました。いつもなら目標タイムを設定するのですが、今回は敢えて設定せず、ゆっくり歩くことを心掛けることとしました。できればまだ行ったことがない三峰山までは行ってみたいと思っていました。ただ、この日は15時には地元に帰らなければならない用事があったため、朝一のバスに乗っても微妙なところではありました。
【誤算その1‐寝坊】
前夜のサッカーアジアカップ決勝戦をテレビ観戦したことと、たぶんいつもより気合が入っていなかったことから、一度5時に起きるも二度寝してしまい、次に目が覚めたら6時をまわっていました。慌てて身支度を整え出発するも、バスへは目標より約1時間遅れでの乗車となってしまいました。この時点で三峰山は無理かなあと感じていました。
【誤算その2‐腹痛】
飲みすぎが原因か寝不足のせいか、寝起きから腹痛に悩まされ、家で2度トイレに駆け込む始末でした。一度は山行を諦めようかとも考えましたが、次週以降は他の予定が入っていて、このチャンスを逃すと1ヶ月先まで行けそうにないので、ちょっと無理をして出発しました。が、やはり予想通り、バスを降りて歩き始めるや三たび腹痛が起こってしましました。バス停近くの案内図に、広沢寺温泉そばのトイレが図示されていたのを思い出し、とりあえずそちらへ行って用を足し、その後の行動を考えることを決意しました。ところが次の瞬間、道路右手にログハウス風のプリントが施された通信設備のようなものが見え、前方に回ってみるとそれが仮設トイレであることがわかりました。すぐさま駆け込んで、当面の懸念事項を回避することができました。まさに“濡れ手で粟”でした。厚木市さんに感謝・感謝です。
でも、この時点で当初の思惑より1.5hほど遅れてしまっており、最悪は鐘ヶ嶽から広沢寺温泉に降りなければならないかなあと思いました。
【誤算その3‐忘れ物】
電車に乗る前、町田駅そばのいつものコンビニで食料・飲料を購入したのですが、本厚木からのバスに乗った際に、買ったはずのジャスミン茶(500mlペット)が無いことに気づきました。思い返すと、そのお茶だけリュックの外ポケットに入れるべくコンビニ袋から出し、残りはリュック主室に入れましたが、当のお茶をポケットに入れ忘れたのでした。恐らくしばらくはコンビニ前のベンチに鎮座していたと思われます。
カップラーメン用の水は背中にあるものの、いつものジャスミン茶がないと気分が乗らないし、寝坊や腹痛との相乗効果もあり、もうこのまま家に戻ろうかとも考えましたが、広沢寺温泉入口バス停近くの自販機にジャスミン茶があったので、なんとかモチベーションを取り戻すことができました。
【歩き出して】
上記マイナス要素をなんとか克服し、膝と対話しながら歩き始めました。4年振りの鐘ヶ嶽でしたが、風情は大きく変わることもなく、久しぶりの“たまねぎ石”に感動したりで、とても楽しく歩くことができました。
たまねぎ石(厚木市HP)
http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/kankou/miru/myspot/d014661.html
たまねぎ石(平塚市博物館)
http://www.hirahaku.jp/web_yomimono/geomado/onion1.html
後で知ったのですが、厚木市では鐘ヶ嶽ハイキングコースを“セラピーロード”と呼んでいるそうで、まさにこのリハビリ登山にガッチリと嵌った感じでした。
ほどなく頂上手前の階段地獄(?)に突入するも、無事浅間神社に到着、休憩後鐘ヶ嶽山頂を踏み、山の神隧道分岐へ降りました。時間は10時半前、まだ下山には早いと思い、今回の最大の目的である大沢分岐までのルートに挑むこととしました。このルートは山地図はおろか1/25,000地図にも表記がありませんが、多くのヤマレコユーザーがリポートされており、実際『大山⇒』の道標も見たことがあったので、きっと辿りつけるだろうと思っていました。結果、ザレた急登や痩せ尾根もありましたが、踏み跡もしっかりしていて迷うことも無く、バリエーション豊かな楽しい道でした。静かな山歩きを堪能できますし、整備された階段を登るよりは、はるかに自分向きだと思いました。
大沢分岐から日向薬師への道も、危険箇所はなく順調に降りることができ、会合へも遅刻することなく参加できました。心配していた膝の具合も思ったほど悪くはなく、次につながる山行となりました。
【GPSログ】
今回もスマートフォンでログをとりました。新たな発見は、“機内モード”です。これは飛行機に乗る際に操縦システムへの影響がないよう通信を遮断するモードとのことですが、GPS機能は遮断されないため、ログをとる上で電池節約につながるものです。ご存知の通り、携帯電話は圏外に入ると電波を探そうとするため余計に電池を消耗してしまいます。これまではこのモードの存在意義を理解していなかったので、通信ONのままログをとっていました。今回は約4時間ほどでしたが、電池残量は55パーセントで、これまでの半分ほどの消費量でした。これならば日帰り前提では予備電池が必要無いと思います。
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