両神山幽霊山行

2009年06月19日(金) ~ 2009年06月20日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 10.4km
• 登り: 1,190m
• 下り: 1,326m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:40

14:50 日向大谷口
15:20 会所
16:30 清滝小屋

2日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:20
• 合計: 6:50

5:30 清滝小屋
6:20 6:40 両神神社
7:30 8:00 両神山
8:20 東岳
8:50 9:00 龍頭神社奥宮
9:20 西岳
10:10 10:30 八丁峠
12:20 坂本バス停

昔の記録なので時間はうろ覚え

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

バスはつなぎが悪く不便。小鹿野で乗り換えに1時間待った。平日だからかもしれない。

コース状況／危険箇所等

八丁尾根は鎖場の連続なので、混雑具合によってはタイムが大きく狂うだろう。

写真

秩父駅から小鹿野までまず1本目のバス。ここで日向大谷行きのバスを待つ。ようやく来た、と思ったら向かいのGSで給油し始めた。

秩父地方の神社では狛犬ならぬ狛狼が見られる。

尾ノ内沢下降点の祠。顧問のザックが古い。

感想

hattaigo

　高校山岳部；人生初のテント泊。高校の体育祭か何かの振り替え休日で金曜朝出発。
　
　清滝はこの時水が流れていた。珍しいことらしい。平日なので清滝の宿泊者は我々のテントが一張りと、小屋泊まりのおじさんが一人のみ。彼は明日梵天尾根を下るという。

　この夜、トラツグミの不気味な囀りに混じって、テントの周りを歩き回る足音を断続的に数時間にわたり聞く。顧問を起こして確認するとやはり聞こえるらしい。
　砂利を踏みしめる音はシカなどの蹄ではなく登山靴による音と思われる。テントから顔を出してみるもあたり一面の霧で何も見えない。

　翌朝トイレにて梵天尾根のおじさんに会ったので昨夜のことを聞くが、夜中はずっと小屋にいたらしい。不思議な体験だったが何より疲れていて寝てしまったので恐怖は感じなかった。

　後年、この出来事をtwitterに書いたところ、小鹿野町長の友人を名乗る人物から以下のような情報を頂いた。曰く、戦時中従軍拒否した若者とその恋人が両神山中で逢瀬を計るも、落ち合えず双方遭難死した。以後山中には夜な夜な互いを探し回る足音が響き渡るとかナントカ。

　いまいち眉唾物の情報であるが、ともかく変な音は聞こえたのである。幽霊の存在を信じてはいないが、存在したら面白いナぐらいには感じるので、まあ貴重な体験であった。