筑波山&つくば道
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- GPS
- 04:30
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 933m
- 下り
- 1,124m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:旧筑波庁舎〜つくば駅(つくバス) |
感想
3連休というのに天気予報はあまり芳しくない。
家でごろごろしているのももったいないので、雪が積もっていても登れそうな、筑波山に登ることにする。
秋葉原から、つくばエキスプレスに乗り換える。一度も乗ったことのない路線なので、少しドキドキする。鉄道好きにとっては、ボックス席が付いているのが嬉しい。
新しい路線のためか、とても滑らかな乗り心地だ。レールの継ぎ目が感じられない。快速電車なのに、ものすごいスピードで進み、あっという間につくばに到着する。
バス停は8番乗り場まであり、筑波山口行きのバス停は1番乗り場となっている。運行本数も多く、筑波山観光にかける思いが感じられる。
「降雪のため、筑波山神社までの運行となります(つつじが丘までは行きません)」という張り紙がしてあるが、元々、筑波山神社までの予定なので問題ない。
バスの乗客は、自分の他には、登山姿の夫婦と小さな子供2人だけだ。小学校1、2年くらいの子供が、しっかりと登山の格好をしている。小さなザックを背負った姿が可愛らしい。
バスから車窓を眺める。電車からも感じたことだが、山が見当たらない。
しかし、ようやく前方に、目的の筑波山が見えてきた。雪をかぶった2つのピークが見えて来る。筑波山は標高900mに満たない山だが、周りに山がまったくないので、それなりに立派に見える。
筑波山神社に到着して、すぐに登山口に向かう。登りは、ケーブルカー沿いのコースを進む。登山口の積雪は5cmほど。
ケーブルカーは、まだ運行していない。9:20が始発のようだ。
とてもよく整備された登山道を登る。中の茶屋を越えた辺りから、下りてくる登山者と何度もすれ違う。皆60歳前後の感じだが、非常に軽快な足取りだ。この時間に下ってくるということは、地元の人だろうか。もしかたら、筑波山登山を日課にしているような強者なのかもしれない。
御幸ヶ原に到着。ケーブルカーの駅のほか、売店などの建物が沢山建っている。
ここから男体山の頂上までは、すぐ。頂上には本殿と昭和を感じさせる巨大なコンクリートの建物がある。頂上の積雪は15cmほど。雲と霧で眺望は全くないものの、木々に付いた霧氷がとても美しい。
御幸ヶ原に戻り、山腹を1周する自然研究路に向かう。ここからは、トレースが無かったが、立派な登山道で、道迷いの心配は全くない。
自然公園のように、木々の名前が書かれたプレートが付いていて勉強になる。
新雪を踏む雪山歩きを楽しんだあと、女体山に向かう。こちらの方が男体山より6mほど高い。山頂手前で、雪が降り出す。女体山の山頂からも真っ白で何も見えない。山頂で、地元の純朴そうな青年としばし山の話をする。
ここからは、つつじが丘の方に下りることにする。
下りの途中で、10人ほどとすれ違い、その中に、高校生らしき3人組がいた。全くの町中の格好で登っている。運動靴ですらない靴には雪が大量に入り込み、ズボンの裾はびしょびしょで大変そうだ。酷い所に連れてきやがってと、友達に文句をいいながらも、楽しそうに登っている。
つつじが丘までは奇岩が多く見られる。弁慶七戻りの岩は、頭上の巨大な岩がいかにも落ちてきそうで怖い。
つつじヶ丘からは、筑波山神社まで巻き道を使って戻る。
筑波山神社に戻ったのは、ちょうど12時。普通なら温泉に入って帰るところだが、この短い山行で温泉は贅沢すぎると思い、もう少し歩くことにした。
筑波山神社から南へ、石造りの階段を下りて小道を進む。この道は、つくば道と呼ばれているらしい。つくば市の町並みを見下ろしながら歩ける、雰囲気の良い道で、古い家々や田んぼの間を通ったりして、田舎に帰ったような気持ちになる。
旧筑波庁舎(筑波公民館)に到着して、ここのトイレで着替えをさせてもらった。
着替え次第、バスに乗って帰ろうと思っていたのだが、この公民館に、小さな図書室が入っているのを発見して、すぐに気が変わってしまう。
暖かい図書室で、しばらく読書に耽ったあと、バスに乗った。
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