塔ノ岳 【新雪の表尾根縦走】
- GPS
- 07:55
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,377m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大倉尾根 いつもより雪多く、登山道に入ってからはずっと雪付着。危険はなし。 花立の先、やせ尾根部分は雪が吹きだまって道を塞いでいるのでバランス崩さない様に注意が必要。 表尾根 塔ノ岳から新大日まで常にすね上の雪。吹きだまりは腰上の雪量。雪の下に大小の岩が隠れており注意が必要。アイゼンがあった方が無難。 新大日から先も吹きだまりはかなりの雪量。行者ヶ岳の鎖場は着雪あり、アイゼンの爪を良く効かせて登らないと危険。 三ノ塔尾根 だいぶ下がってきたがまだまだ雪量多い。すね下状態だがそれでも吹きだまりは多そう。ここはアイゼン不要。 |
写真
感想
初の新雪登山。
本当は13日の方が天気が良さそうでしたが、なんとしても降雪直後を歩きたいために12日に決定。 そして雪の表尾根縦走が今回の目標でした。
ヤビツ峠から表尾根のピストンをする予定でしたが、蓑毛の先ゲートが閉まっている。隙間から進んでいくとラッセル車に追い付き、追い返されることに。でもこれが天の助けなのでした。
急遽、大倉まで行きそこから大倉尾根を登って三ノ塔尾根を下るコースに変更です。
大倉バス停では警察の方々が登山届の係をしていました。しかもたくさんの警察。何事かと思いましたが、降雪直後だから注意喚起をするためかなと思い、警察の方に行ってきま〜す。
アスファルトの路面を過ぎるとすぐに着雪。こんなに下から雪がある大倉尾根は初めてでした。上の方へ行くとなんとあの大嫌いな階段が雪で埋まっている!大倉の階段が雪で埋まるなんて思ってもいませんでした。でも階段嫌いなのでラッキー。
塔ノ岳まで初の雪山雪山でうれしく登るのでした。
尊仏山荘でコーヒーを一服しているとチャンピオン登場!!
この雪の中も短すぎる短パンにTシャツ。恐れ入ります・・・凄すぎです。
で、本日のメインイベント、雪の表尾根縦走が始まります。
新大日付近はアイゼンがあった方が良いと、ヤマレコユーザー様の情報を頼りにアイゼン装着して表尾根へ突入します。
まず驚いたのは、大倉尾根との積雪量の違い。大倉尾根とは別世界に恐怖。
一人だし初めてだしチャレンジしすぎたと、ビビりまくりです。
でも景色はきれい!先行者1人のようでトレースを追いますが、少し外すとすさまじい雪の量。驚き〜、というより、あせり〜!腰まで埋まって身動きとれずもがきました。雪山って怖いのね・・・
これはトレースなかったら一人ではパニックになっていたでしょう。先行者様感謝です。(ヤビツから一人で登らないでよかった)
やせた尾根部分は雪屁までいかずとも雪の盛り上がりがあり、これが雪山の景色かと驚きと感動。でも、雪山歩くのってかなり疲れるのね・・・と、途中三ノ塔までいけるのかと心配に。
木の又小屋では管理人のおばさまが、雪かきをしておられました。ここで人に会えてほっと安心。新雪を歩けることなんてめったにないから、と励まされて頑張ります。
一番の心配の種だった行者ヶ岳の鎖場もクリア。がちがちつるつるだったらどうしようかと思っていましたが、アイゼン効かせて登れました。
鎖場登りきってぜぇぜぇ言っていると、一人のお兄さん登場。
三ノ塔尾根から登ってこられたそうで、烏尾山までノントレースだったとのこと。助かった。この方のトレースをたどらせてもらおうと、三ノ塔まで頑張ることにしました。このあと数人が前からくるので一層安心。
烏尾山まで来ると目の前には三ノ塔の姿が・・・これをまた登るのかと思うと、辛い。で、やはりつらかった。ここまで来ると人がちらほらいました。
ようやく下山。三ノ塔尾根は長かった・・・つらかった。
車に着いた時にはグッタリげっそり。雪山舐めていました。
これではもっと高い雪山はまだ無理。全然無理。
もっと頑張らなくては。
今回は本当に良い経験ができました。
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