歴史と神秘の感動山旅――要害山〜深草観音〜大蔵経寺山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 734m
- 下り
- 942m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
武田氏ゆかりの山、要害山。かつてそこには城が築かれ、かの武田信玄はこの地で生まれたという。
そんな歴史へのちょっとした興味から、要害山を今回の行き先に選んでみました。実は、元々は2泊3日で白峰三山縦走を計画していたのですが、悪天候のためにそれを諦め、近場の日帰りで登れる山ということで選んだ次第です。
この日は日曜日でしたが、じめじめとした曇天のせいか、道中で会ったのは一人のみ。とても静かな山歩きとなりました。
要害山城は、門跡や曲輪跡、堀跡といった遺構が残されています。往時のことを想像しながら歩きました。山頂に着くと、そこは広場のように平らになっていました。かつて館があったはずで、ここで生まれたのが一人の子が、後の武田信玄ということです。一角に、信玄生誕の地を示す碑がひっそりと立っていました。当時の武士やその家族たちは、ここでどんな暮らしをしていたのでしょう。多くの年月を経て、その同じ場に自分が立っていることにロマンを感じずにはいられませんでした。
山頂を後にして向かったのは深草観音。山の中に厳かな雰囲気の場所が忽然と現れました。多数の石仏を拝しつつ岩場を登ります。たどり着いたのは岩窟の祠でした。巨大な岩と、苔や木々などの自然。それらと石仏が一体化した空間。想像を超える神秘に満ちた、感動的な場所でした。
そこからは長い尾根道を緩やかに下りました。大蔵経寺山の三角点は、そんな下りの途中にありました。特に際立ったピークというわけではなく、見通しもきかないので、山頂標がなければ気づかなかったでしょう。
山の名前になっている大蔵経寺まで下りたら、石和温泉駅まで歩いてゴール。
歴史探訪、秘境探検の気分に満ちたすばらしい山旅でした。
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