男体山、御沢・御真仏薙遡行


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,066m
- 下り
- 1,072m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:20
8/13 御沢大橋(740)湯殿沢橋(1015)男体山(1300〜1330)鞍部(1400)湯殿沢橋(1600)御沢大橋(1700)
¶高低差;1072m(1414m-2486m)、登り5:20、降り3:30
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
(更新時刻:2016/11/03 12:13)
|
写真
感想
五万分の一図「男体山」は見て飽きることのない地図だ。所謂、日光と呼ばれる山塊を載せる図面で、そこを流下する興味深い沢が幾つも挙げられる。泙川〜三重泉沢、栗原川、松木川小足沢、外山川庵沢(2005.8遡行)、柳沢川(赤岩滝)等。中でも個人的に一番惹かれていて以前より温めていた山行計画が、今回実践の男体山の旧火口から流れ出た水を流下さす御真仏薙〜御沢の登路で、トンガリ山への一本の示された登路からの登頂だ。
堰堤群、後廊下、その後ルンゼ状涸滝といった構成で、七年振りに大いに息上がった。
金剛峡の廊下の雰囲気や佳し。意外やスケールある涸滝群も、そこそこの緊張感を持って楽しめる。積雪期ならず、無雪期に登路とするなら夏道よりかは良かろう。
【沢登り?で日光の名山、男体山へ】【記録】
光徳牧場近くの御沢大橋より入渓する。とはいえ水は無く、間断無く現れる12の堰堤を黙々と越えてゆく。右岸に土壁が現れるとじきに「金剛峡」と古い地図に記載のある峡谷が始まる。苔むした両側壁10m程度の雰囲気有る廊下地帯で、地図通りに900m程続いている。廊下内には2セット4箇所の堰堤が蓋をしており、カラマツ林をギリギリに捲き上る。廊下が果てると開放的な空間が広がり、野球場程広い堰堤上河原も現れる。通算27箇所の砂防堰堤を越えると生憎工事中の湯殿沢橋に到着する。
御真仏薙と名前を変えた沢は意外にもスケールある岩溝状で、現れる涸滝も傾斜強く、登る際には落ちられない。ただ、高捲き箇所は少なく、岩棚を利用して涸滝脇を登ってゆける。標高2,100mで沢の傾斜が落ち、2,200m辺りで両岸が火山性の白ザレに囲まれる。男体山火口底の名残を観察しつつ、ザレザレの源頭部を越えて山頂へ。下山は北への登山道利用で2,225手前鞍部より同沢下降、そして湯殿沢橋より林道下山。
水が現れるのは、金剛峡のごく一部と標高2100m周辺のみ。上部の御真仏薙のみを登っている記録もあるが、金剛峡の雰囲気は良いので、峡谷地形のお好きな向きは是非下流部からの登行をお勧めします。ただし、堰堤部分の不快指数いと高し。
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