お友達にご挨拶。白くなった北岳へ


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,818m
- 下り
- 1,831m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 8:35
天候 | 晴れ。 稜線は強風で、西側から雲が流れて来る。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
そこからはバス。 片道1030円プラス協力金100円。 タクシーの営業は終了。 バスも11月9日が最終日 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<広河原〜二俣(大樺沢)> よく整備されていて歩きやすい。 ただ、そろそろ人が少なくなっているためか、落ち葉で踏み後が薄いところが少しだけあった。木の橋が凍っていて滑るので注意。 雪は1700mぐらいからうっすらと。二俣以降は完全に雪道。(それ程多くは無い) <二俣〜右俣経由小太郎尾根> 積雪があり、岩の上にうっすら雪がついているところ、凍結などがあると歩きにくい為、本来は八本歯経由を予定していたが右俣にルート変更。 積雪は靴のソールが隠れる程度だが地面の凹凸が隠れているので足元には気をつけながら。登りはアイゼンなしでも問題なし。計アイゼンぐらい使えば歩きやすいだろう。気温は低いが日当たりも良く風も少ないので快適 <小太郎尾根分岐〜北岳山荘〜山頂> 西からの風強い。 登山道には積雪15〜20cmほど。 おおよそ足首ぐらいまでもぐる深さ。 まだほぼ夏道が辿れるし、鎖などもつかめるが岩場は凍結もあり、岩の上の積雪もありアイゼン等雪山装備が必要。 この日は風強く、気温も低く、体感的には厳冬期のそれに近い感じ。 <小太郎尾根分岐〜草すべり> 急な下り。 午後の通過だったので薄い雪は解けて岩がむき出しのところ、雪があるところのミックス状態。軽アイゼン着用ぐらいが歩きやすいと思う。 御池小屋まで雪がある。 <白根御池小屋〜広河原> 日陰は雪が残る。 整備されているので歩きやすいが全体的に急。 登りに使えば体力的にハードだし下りに浸かっても後半で足への負担がなかなかか大きい。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉施設はいくつかありますが、閉まる時間が18時とか17時とかそんな感じのところが多いので営業時間や、休日などのチェックは事前にしておかないと温泉難民になります |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
バラクラバ
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
軽アイゼン
|
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備考 | 急いでバスに飛び乗ったため、サングラス忘れる。 ただでさえ良く忘れる装備なので注意。 |
感想
肩の小屋で働く友人に会いに北岳へ。
キタダケソウの時期に行った時は会えず、雪が降る頃に行くよ〜って言っておきながらなかなか行けず、営業最終日になってしまいました。
休日休みなんかは滅多に無いんだけどたまたま休みと晴天と降雪直後の条件が重なり、何とか北岳に向かうことができました。
いつものごとく夜通し運転して広河原へ。
途中仮眠して気付いたら思ったよりも時間がたっちゃって始発のバスには間に合わず。まぁ、北岳ピストンかもしくは肩の小屋までだけなので普段のペースで歩けばおつりが来るでしょう。
広河原は多くの人で賑わっていましたが、北岳に向かう人は全然いなくて、大多数は北沢峠方面に向かうようです。(今流行の栗沢山とかかな)
何度も登っている北岳、いろいろなルートがあるわけですが、自分は大樺沢経由八本歯で登る事が多いです。八本歯のコル〜吊尾根分岐辺りの景色が好きだから。
ただ、山の様子は結構白く、凍結や薄雪だと八本歯手前が歩きにくそうなので二俣まで行ってみて雪の状況次第で右俣ルートに変更予定で行く事に。
1700ぐらいから雪が出始め、それ以降ずっと雪道でした。
なので八本歯はやめて右俣から登る事に。
もう一つ、小屋締めが終わってしまうと友人が下り始めてしまうので八本歯から登ると最悪あえない可能性も。途中で下山してきた方に話を聞いたら小屋の方達は小太郎尾根から右股で下るみたいな話をしてたってのも子のルートにした要因。
雪がついた右俣を歩くのは初めてだったので新鮮でした。
登りはつぼ足で歩きましたが、軽アイゼンやチェーンスパイクなんかがあると歩きやすそうです。
小太郎尾根分岐を過ぎると今までのぽかぽか陽気が一転、強風が吹きつけてきます。
西側からの風は予想してたけどまるで厳冬のそれのように冷たくて強い風に晒されることになりました。
秋の山に登る感じで来ている人はここでアウトだと思います。
この時期にも何度か登った事があるので冬の装備を持ってきていましたが正解でした。
小太郎尾根を歩いていると友人が下ってきて、向こうからこちらに気付いてくれました。初夏に会った他の小屋番さんも一緒です。
「ぎりぎりになっちゃったけど会いに来たよ〜」
山男には山で会いたいしね。
写真を撮り、ちょっとだけ会話して彼らは先に下りました。
山頂寄った後、追いつこう。
北岳山荘で装備を冬のものに変えます。
ここまで短パンにシャツ一枚だったから、上着を羽織り、長ズボンを履き、アイゼンつけて山頂を目指します。
と、ここで、軽装の登山者が。
ここまでのペースを考えると体力的にはそれなりにあるんだろうけど、いくらなんでも軽装過ぎる。引き返すべきだと言われて戻ろうとしてたけど心配になったので声かけてみました。
で、アイゼンなし、この気温で手袋もなし・・・。
これはいかん。
アイゼンは二つ持っていたので一つを渡して装着させ、グローブも三つ持っていたので一つ貸して、無理だと思ったらすぐに下山する事、下りで怖いだろうなと感じるんであれば登らないで引き返す事を伝え、防寒着はちゃんと着るようにして少しだけ上に登りたいというので様子を見てみる事にしました。
心配で目が離せませんでしたが、そんな彼も何とか頑張って山頂に到着。
山頂では残念ながら東側は晴れていたけど西側はガスっしまい眺望なし。
寒い中結構粘ったけど大好きな間ノ岳はほんの少しだけ姿を見せてくれるだけでした。
下山時もその彼を歩きやすいところや足、手の置き場をアドバイスしながら下りました。結局肩の小屋から下もいろいろ話しながらのんびりと下りました。
御池小屋でコーヒーを淹れ、少し暖まり、急げば15時代のバスに乗れそうだったけどここまで一緒に歩いたので最後まで彼のペースに合わせてのんびり下りました。
最終バスの15分前に下山し、乗るバスが違うのでここで彼とは別れて芦安に戻りました。
下山後は温泉に入り、山梨の友人と小作の放蕩食べて山談議。
ちょっと眠くなったので途中で仮眠してから自宅に帰りました。
雪の北岳は美しく、この日の寒さはこの時期にしてはなかなかだったのでまだ体が雪山に慣れていなかった部分もありましたが、楽しく歩けました。
友人に会うという目的はほぼ果たせたので良かったです。
あと、登山する際はきちんとした装備を!
たまたま手助けできたけどいろいろと考えなきゃダメ。
思いがけず雪山開幕しちゃったな。
やはり雪山でしたか・・・
丁度その日に死者が出ていたようで(*_*)
寝不足はほんとキツイですね
昼寝の誘惑に負けそうになりました
初めて谷川で会った時も昼寝したと言っていましたよね(*'ω'*)
お久しぶりです(^o^)/
滑落者がでたのは一日前かな?
何にせよこの時期はちょっと天候崩れれば真冬と変わらないけど、装備はまだ整ってない夏山感覚で来ちゃう人も多いので心配です。
寒〜い冬山では出来ないけど、ポカポカ陽気だったらいつもお昼寝しちゃいますよ〜
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