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Yamareco

記録ID: 100308
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雪山ハイキング
東北

太平山 前岳

2011年02月20日(日) [日帰り]
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GPS
03:48
距離
7.9km
登り
613m
下り
597m

コースタイム

10:32 (太平山リゾートパークザブーン)登山口
11:11 太平山スキー場第二リフト終点(二手の又登山口)  5分休憩
12:17 女人堂                     4分休憩  
12:34 前岳頂上着                   
12:50 前岳頂上発
12:58 女人堂
13:40 太平山スキー場第二リフト終点(二手ノ又登山口)
14:20 (太平山リゾートパークザブーン)登山口
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
 このコースは冬でも登山者が多い(平日も登られている)ため、通常登山路は踏み固められています。ただし、途中25度以上(30度近い?)の急勾配部分もあるため、アイゼン(6本爪で可)があれば心強いと思います。スパイク付ゴム長靴を履いている人が7割?くらいでしょうか。
 また、このコースは後半傾斜はきついものの、ブナ主体の広葉樹林帯を縫っていくほか、雪質は雪崩を発生させるほど軽すぎることもないので、雪崩の懸念は殆どないと言って良いと思います。

《登山口⇔二手の又登山口》
 距離約2辧標高差は140mの平均勾配7%と、きわめてなだらか。登山口から15分ほどで、隣のスキー場のアナウンスが聞こえてきます。一度スキー場の音が聞こえなくなったあと、再び聞こえてきたら「二手の又登山口」はすぐです。

《二手の又登山口⇔女人堂》
 距離約1.5辧標高差は380m、平均勾配25%と、それまでとは様変わりの急斜面となります。二手の又登山口から6分程度で、標高差120メートル平均斜度25〜30度のスキー場急斜面並みの急登になります。ここは、登り以上に下りに気を使いますが、踏み固められた部分以外は深雪のままなので、それほど恐れなくても良いと思います。急登と緩斜面(時に下降)を繰り返し、3度目の急登を終えるとまもなく金山滝からのコースと合流します。 この合流点から女人堂までは10分程度。

《女人堂⇔前岳頂上》
 前岳頂上は夏山登山道からはずれており、わかりにくいかもしれませんが、今の時期は晴れていれさえすれば明瞭です。なお、今年は女人堂から直登する形で踏み跡がありましたが、夏山どおりのトレースの時もありました。

《前岳⇔中岳》
 夏場であれば往復2時間の歩行ですが、積雪時はより慎重に考える必要があります。中岳頂上に避難小屋を兼ねたお社がありますが、雪の下という可能性があります。天気が良くてもツェルトを持って行くべきだと思います。
登山口から10分たらずで杉林になります。夏場はヤマビル多発地帯です。
2011年02月20日 10:39撮影 by  E7600, NIKON
2/20 10:39
登山口から10分たらずで杉林になります。夏場はヤマビル多発地帯です。
登山口から20分すこしの鞍部になったところに石仏(江戸末期)が二体。左側の石仏には廃仏毀釈の痕跡が・・・・・・
2011年02月20日 13:55撮影 by  E7600, NIKON
2/20 13:55
登山口から20分すこしの鞍部になったところに石仏(江戸末期)が二体。左側の石仏には廃仏毀釈の痕跡が・・・・・・
太平山スキー場「オーパス」の第2リフト終点。夏場はここまで林道が通ってます。
2011年02月20日 11:11撮影 by  E7600, NIKON
2/20 11:11
太平山スキー場「オーパス」の第2リフト終点。夏場はここまで林道が通ってます。
前の写真の反対側。二手の又登山口です。
ここからは本格的な登りとなります。
2011年02月20日 11:12撮影 by  E7600, NIKON
2/20 11:12
前の写真の反対側。二手の又登山口です。
ここからは本格的な登りとなります。
平均斜度25度以上の急登の途中ですが、写真にはその厳しさが表現されていません。
2011年02月20日 11:19撮影 by  E7600, NIKON
2/20 11:19
平均斜度25度以上の急登の途中ですが、写真にはその厳しさが表現されていません。
女人堂から秋田市方向。
2011年02月20日 12:18撮影 by  E7600, NIKON
2/20 12:18
女人堂から秋田市方向。
前岳頂上から女人堂への途中。
2011年02月20日 19:30撮影 by  E7600, NIKON
2/20 19:30
前岳頂上から女人堂への途中。
女人堂付近から北側(馬場目岳方向)
2011年02月20日 12:59撮影 by  E7600, NIKON
2/20 12:59
女人堂付近から北側(馬場目岳方向)
帰路、金山滝口への分岐を過ぎた急坂部分。斜光の冬の日差しがなんとなく優しい感じも・・・。
2011年02月20日 20:18撮影 by  E7600, NIKON
2/20 20:18
帰路、金山滝口への分岐を過ぎた急坂部分。斜光の冬の日差しがなんとなく優しい感じも・・・。
中央やや右の木々との境目の白いピークが太平山主峰奥岳。積雪期の登山はアプローチが10勸幣紊發△襪燭瓠非常に厳しいことになると思います。
2011年02月20日 13:26撮影 by  E7600, NIKON
2/20 13:26
中央やや右の木々との境目の白いピークが太平山主峰奥岳。積雪期の登山はアプローチが10勸幣紊發△襪燭瓠非常に厳しいことになると思います。
やや左の白いピークが奥岳(1171m)。他のピークが1000m少々なので標高差は150mですが、この間に森林限界があるようです。
2011年02月20日 20:36撮影 by  E7600, NIKON
2/20 20:36
やや左の白いピークが奥岳(1171m)。他のピークが1000m少々なので標高差は150mですが、この間に森林限界があるようです。
登山口すぐそばの森林学習館「木こりの宿」。宿泊もできますが、中の「木こり庵」の十割蕎麦が美味です
2011年02月20日 15:00撮影 by  E7600, NIKON
2/20 15:00
登山口すぐそばの森林学習館「木こりの宿」。宿泊もできますが、中の「木こり庵」の十割蕎麦が美味です
奥岳は中央の中岳の奥で見えません。左側の2つ目の丸いピークが前岳で、そのすぐ左の肩部右の小さな積雪部分が女人堂。
2011年02月20日 15:20撮影 by  E7600, NIKON
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2/20 15:20
奥岳は中央の中岳の奥で見えません。左側の2つ目の丸いピークが前岳で、そのすぐ左の肩部右の小さな積雪部分が女人堂。
撮影機器:

感想

 雪の時期のこのコースについてはヤマレコ記録が少ないようでしたので記録させていただきました。

 この冬、休日と天気がようやく一致したので2年ぶりに太平山山系の前岳へ行ってきました。自宅から登山口までは車で30分程度。正午過ぎから晴天との天気予報だったので、10時30分過ぎからの登山開始としました。
 当日の登山者は50人くらいでしょうか。登山路もしっかり踏み固められており、軽アイゼン(6本爪)があれば不安感はありませんでした。
 金山滝からのコースを登ってきた人もいたようでしたので、次回は金山滝から登ってみたいと思います。
 女人堂と前岳頂上の間少し風があり寒さを感じた以外はほぼ無風で、長閑な雪山歩きができました。

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