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Yamareco

記録ID: 1006263
全員に公開
ハイキング
石鎚山

石鎚山〜昭和レトロなフシギ空間!

2016年11月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:18
距離
9.1km
登り
1,027m
下り
1,040m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:27
休憩
0:52
合計
5:19
距離 9.1km 登り 1,027m 下り 1,040m
8:57
17
9:14
9:17
8
9:25
14
9:39
36
10:15
18
10:33
18
10:51
18
11:12
9
11:21
11:26
16
11:42
11:55
16
12:11
12:27
6
12:33
2
12:42
6
12:48
12:50
10
13:00
12
13:12
13:14
23
13:37
13:38
9
13:47
8
13:55
13:58
17
14:15
1
14:16
ゴール地点
8:57 山頂成就駅
9:17 成就社
9:25 八丁坂
9:39 八丁のコル
10:15 前社が森
10:33 夜明峠
10:50 一ノ鎖(下)
10:59 二の鎖下
11:08 三ノ鎖(下)
11:21 石鎚山・弥山
11:42 石鎚山
12:11-12:27 石鎚山・弥山
12:42 二の鎖下
13:00 夜明峠
13:37 八丁のコル
13:55 成就社
14:16 山頂成就駅

天候 すごい!九州の山まで見える!
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
伊予西条駅から7:47。レトロバスでロープウェイ駅へ。
降りたところがスゴかった!。ロープウェイ駅までは急坂を登ります。
ロープウェイは20分間隔で、8:40の次が9:00。バスが着くのが8:41。なんともビミョー。でも行ってみると、ちょうどいいようにロープウェイの臨時便が出ていました。
帰りは15:17のバス。
せとうちバス
http://www.setouchibus.co.jp/
石鎚登山ロープウェイ
http://www.ishizuchi.com/
コース状況/
危険箇所等
クサリ場、凍り始めてます。
それ以外の道、今回は大丈夫でしたが、そろそろ冬。凍結とか降雪とかあると状況が一変すると思います。
その他周辺情報 ロープウェイ駅の下の京屋旅館。店も食堂も究極の昭和レトロ空間でした。ただし、ここの温泉、なんだか気持ちよかったです。
このロープウェイ、なかなかスゴイ!。頂上の駅が遥か彼方です。ただし、これもちょっとレトロ。昭和60年代からなんだそうです。
2016年11月12日 08:45撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
5
11/12 8:45
このロープウェイ、なかなかスゴイ!。頂上の駅が遥か彼方です。ただし、これもちょっとレトロ。昭和60年代からなんだそうです。
ロープウェイの影が動いていきます。それにしても、晴天の土曜日なのにそんなに混んでいない。やっていけるの?ってちょっと心配!
2016年11月12日 08:49撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 8:49
ロープウェイの影が動いていきます。それにしても、晴天の土曜日なのにそんなに混んでいない。やっていけるの?ってちょっと心配!
この中腹のあたりの紅葉がいいです。
2016年11月12日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 8:52
この中腹のあたりの紅葉がいいです。
なんか、ちょっと古いロープウェイで、ガタガタするんですけど…。
2016年11月12日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 8:52
なんか、ちょっと古いロープウェイで、ガタガタするんですけど…。
ロープウェイを降りると…。あれは瓶ヶ森ですね。
2016年11月12日 08:56撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 8:56
ロープウェイを降りると…。あれは瓶ヶ森ですね。
広い道を登っていきます。
2016年11月12日 09:00撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:00
広い道を登っていきます。
いきなり、町のようなところにでてきました。おっ!。山頂も見えてきた!登山ポスト。ここにあります。
2016年11月12日 09:15撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:15
いきなり、町のようなところにでてきました。おっ!。山頂も見えてきた!登山ポスト。ここにあります。
これが成就社。お参りしていきます。
2016年11月12日 09:18撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:18
これが成就社。お参りしていきます。
この門をくぐっていきます。
2016年11月12日 09:19撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:19
この門をくぐっていきます。
まずは、いきなり下っていきます。
2016年11月12日 09:21撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:21
まずは、いきなり下っていきます。
木々の間から山頂が見えています。
2016年11月12日 09:28撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:28
木々の間から山頂が見えています。
そろそろ紅葉も終わり。
2016年11月12日 09:29撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:29
そろそろ紅葉も終わり。
鳥居、いっぱいくぐりましたね。
2016年11月12日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:31
鳥居、いっぱいくぐりましたね。
朝日に最後の紅葉が映えます。
2016年11月12日 09:39撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:39
朝日に最後の紅葉が映えます。
山頂の小屋?とか神社?とかも見えています。
2016年11月12日 09:40撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:40
山頂の小屋?とか神社?とかも見えています。
紅葉はここでおしまい。
2016年11月12日 09:42撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:42
紅葉はここでおしまい。
「おのぼりさん?」「おくだりさん?」だって!。でも、どっちを言えばいいの?
2016年11月12日 09:55撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:55
「おのぼりさん?」「おくだりさん?」だって!。でも、どっちを言えばいいの?
下りきったところから、階段の連続です。
2016年11月12日 09:59撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 9:59
下りきったところから、階段の連続です。
とにかくこんなのがたくさん。
2016年11月12日 10:05撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:05
とにかくこんなのがたくさん。
試しのクサリですね。ここは巻き道をいきます。ウワサによるとここが一番コワイ。うーん、そんな風には見えないけど…。
2016年11月12日 10:13撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:13
試しのクサリですね。ここは巻き道をいきます。ウワサによるとここが一番コワイ。うーん、そんな風には見えないけど…。
試しのクサリはここを越えるんですね。なるほど、下りがコワイみたいです。
2016年11月12日 10:17撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:17
試しのクサリはここを越えるんですね。なるほど、下りがコワイみたいです。
試しのクサリが越えてきたところとの合流点にこれがあります。「あめゆ」?なんだろね?。甘いお湯みたいなの?。
2016年11月12日 10:17撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:17
試しのクサリが越えてきたところとの合流点にこれがあります。「あめゆ」?なんだろね?。甘いお湯みたいなの?。
開けてきました。
2016年11月12日 10:31撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:31
開けてきました。
ここが夜明峠。
2016年11月12日 10:33撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:33
ここが夜明峠。
少し登ったところから夜明峠を振り返ります。
2016年11月12日 10:44撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:44
少し登ったところから夜明峠を振り返ります。
そして一のクサリ。ここくらいは登らないとね。
2016年11月12日 10:48撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:48
そして一のクサリ。ここくらいは登らないとね。
でっかいクサリなんです。
2016年11月12日 10:48撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:48
でっかいクサリなんです。
近づいてきました。下に見えるのが二のクサリ小屋らしい。
2016年11月12日 10:54撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 10:54
近づいてきました。下に見えるのが二のクサリ小屋らしい。
上の方のクサリは凍りついてる!。おとなしく巻き道を行きます。(ホントはコワイからです。はい。)
2016年11月12日 11:02撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:02
上の方のクサリは凍りついてる!。おとなしく巻き道を行きます。(ホントはコワイからです。はい。)
こんなのが多くなってきました。
2016年11月12日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
5
11/12 11:05
こんなのが多くなってきました。
もうすこしですね。
2016年11月12日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:17
もうすこしですね。
雪というより、霧氷が落ちたのがたまっているって感じですね。このあたり北面だからね。
2016年11月12日 11:18撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:18
雪というより、霧氷が落ちたのがたまっているって感じですね。このあたり北面だからね。
そして、山頂はポカポカ。
2016年11月12日 11:22撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:22
そして、山頂はポカポカ。
「二の森」ってとこらしい。
2016年11月12日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:23
「二の森」ってとこらしい。
その「二の森」のずっと先の方に…。
2016年11月12日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:23
その「二の森」のずっと先の方に…。
あれはきっと九州の山々!。久住とかそのあたり?。
2016年11月12日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:23
あれはきっと九州の山々!。久住とかそのあたり?。
立派な神社と小屋があります。小屋はもう営業終了みたいです。
2016年11月12日 11:24撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:24
立派な神社と小屋があります。小屋はもう営業終了みたいです。
瓶ヶ森とその左、笹ヶ峰。
2016年11月12日 11:24撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:24
瓶ヶ森とその左、笹ヶ峰。
これが西日本最高峰の天狗岳!。
2016年11月12日 11:25撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:25
これが西日本最高峰の天狗岳!。
南の方、山並みが重なっています。
2016年11月12日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:26
南の方、山並みが重なっています。
ずっと稜線が続いています。ずっと遠く、ひょっとして剣山とか見えているのかな?
2016年11月12日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:26
ずっと稜線が続いています。ずっと遠く、ひょっとして剣山とか見えているのかな?
頂上からこのクサリを降りてきました。
2016年11月12日 11:30撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:30
頂上からこのクサリを降りてきました。
目指すは最高峰。
2016年11月12日 11:30撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:30
目指すは最高峰。
さらにその先に南先峰。
2016年11月12日 11:46撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:46
さらにその先に南先峰。
たどり着きました。
2016年11月12日 11:47撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:47
たどり着きました。
山頂を振り返ります。
2016年11月12日 11:50撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:50
山頂を振り返ります。
すごい高度感です。登ってきた道が続いています。
2016年11月12日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:52
すごい高度感です。登ってきた道が続いています。
天狗岳手前のココが一番コワかった!。もっと下から巻いてくる道もあったのかな?
2016年11月12日 11:56撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 11:56
天狗岳手前のココが一番コワかった!。もっと下から巻いてくる道もあったのかな?
山頂直下のクサリ。太いんです。これ登って、最高峰往復完了です。
2016年11月12日 12:05撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:05
山頂直下のクサリ。太いんです。これ登って、最高峰往復完了です。
面白かったようなちょっとコワかったような
2016年11月12日 12:06撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:06
面白かったようなちょっとコワかったような
神社の方に登ってみると、形が変わって見える!。ホント垂直なんだね!。
2016年11月12日 12:08撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:08
神社の方に登ってみると、形が変わって見える!。ホント垂直なんだね!。
その先、ナルホド。これが三のクサリなんだ。やっぱりこの季節、ココほとんど登ってこないみたいです。
2016年11月12日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:09
その先、ナルホド。これが三のクサリなんだ。やっぱりこの季節、ココほとんど登ってこないみたいです。
行動食兼昼食。甘いものばっか。
2016年11月12日 12:13撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:13
行動食兼昼食。甘いものばっか。
笹原キラキラ。面河渓への道が続いています。さあ、下ることにします。
2016年11月12日 12:25撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:25
笹原キラキラ。面河渓への道が続いています。さあ、下ることにします。
成就社が見えています。このままいくと瀬戸内海に飛び込んでしまいそう。
2016年11月12日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:50
成就社が見えています。このままいくと瀬戸内海に飛び込んでしまいそう。
夜明峠まで来ると人が少なくなります。どうも、土小屋から往復が多いようです。
2016年11月12日 12:58撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 12:58
夜明峠まで来ると人が少なくなります。どうも、土小屋から往復が多いようです。
ここの紅葉が一番だった?
2016年11月12日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 13:40
ここの紅葉が一番だった?
成就社に戻ってきました。となりの社殿から、山頂が…。ここは、山頂を拝みようになっているんですね。
2016年11月12日 13:57撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 13:57
成就社に戻ってきました。となりの社殿から、山頂が…。ここは、山頂を拝みようになっているんですね。
瓶ヶ森。左下に笹ヶ峰が頭を出しています。
2016年11月12日 14:15撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 14:15
瓶ヶ森。左下に笹ヶ峰が頭を出しています。
ロープウェイで下ります。標高差900mくらいあるそうです。
2016年11月12日 14:23撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
2
11/12 14:23
ロープウェイで下ります。標高差900mくらいあるそうです。
そして、ロープウェイの下の駅のそばの京屋旅館の温泉。予想に反してすごく気持ちよかった!。
2016年11月12日 15:07撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 15:07
そして、ロープウェイの下の駅のそばの京屋旅館の温泉。予想に反してすごく気持ちよかった!。
その、旅館の表。なんとも昭和レトロな食堂。こんな日。だれもいない。オジサンが一人居眠りしていただけ。そんなんでやっていけるの?
2016年11月12日 15:13撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 15:13
その、旅館の表。なんとも昭和レトロな食堂。こんな日。だれもいない。オジサンが一人居眠りしていただけ。そんなんでやっていけるの?
これまたフシギな店ですね。
2016年11月12日 15:13撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
7
11/12 15:13
これまたフシギな店ですね。
だいたい、こんなところの先にロープウェイがあるなんて…。
2016年11月12日 15:13撮影 by  Canon PowerShot SX710 HS, Canon
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11/12 15:13
だいたい、こんなところの先にロープウェイがあるなんて…。

感想

【異次元空間へ…】
 伊予西条駅から乗ったのは、ちょっとレトロなバス(観光バスみたいな座席の配置なんだけど、乗車口は後ろで、座席の背もたれが異様に低いヤツ)。乗っている人もレトロ?。バスを待たせてノコノコ乗り込んできたおじいちゃん。(運転手さんに時間までにバス停に来るようにと怒られていた。)遍路の白衣を着たおじいちゃん、どこで降りるのかわからずキョロキョロ、マゴマゴ。(運転手さんに、わからなかったら聞くようにと怒られていた。)
 このバスが異次元空間への入り口だったんですね。
 
 谷あいにちょっとだけ古めかしい建物並ぶバス停で降ろされます。「ロープウェイ前」。「どこにロープウェイがあるの?」。すると、はげかかった看板。そして、怪しげな入り口が…。「えっ。ここ?」。さらに怪しげなみやげ店や建物が立ち並ぶ急坂を登っていくと、ありましたよロープウェイ駅!。

 こんな、晴天の土曜日。それなのに空いているんです。こんなんでやっていけるのかな。それに、このロープウェイ。昭和60年代からとか…。なんか鉄塔のところを通るとき、異様にガタガタするんですけど…。それに、その鉄塔、「昭和ン年」なんて建設した日付が…。ほんと、だいじょうぶなの?。ここに比べたら、駒ケ根のロープウェイなんかボロ儲けしてるんだろうなあ〜。なんて…。
 
 素晴らしい天気、紅葉も下の方は見頃でした。ロープウェイ降りて登っていくと、立派な成就社。ここらの旅館というか山小屋というか、泊まるのも面白そう。このあたり建物も新しくって…、と思ったら、ありましたよ。フシギな店が…。「仏具」といってもフツーの仏具じゃない。ほら貝とかそんなの売ってるんですね。そう、ヤマブシが「ブウォ〜」って吹くヤツ。さすが、この時期だれもやっていませんでしたけど…。(翌日の剣山にはそのほら貝、持ってる人いました。)

 石鎚というとクサリ場。なるほど、すごいですね。この、くさりのデカさ。試しに一つだけ行ってみました。クサリを持って登るんじゃなくて、クサリにブラ下がって、あるいはクサリに抱き着いてってそんな感じなんですね。けっこう腕力がいります。上の方のクサリは、この時期、凍ったりしているので、やめときました。って、ホントはコワかったからですが…。

【九州まで見える!】
 素晴らしい天気でした。といっても、低い所は少し空気が淀んでいるみたいで、瀬戸内海とかしまなみ海道とかは見えないんですけれど、そんな淀んだところの上にポツンと九州の山並みが見えるんです。(きっと九州でしょう。)
 そして、四国ってすごく山が深いんですね。山並みが幾重にも重なっている。ほとんど名前もわからない山ばっかりなんですけど…。

【なぜ?ここにこんな人たちが…?】
 やっぱり、ここ、地元の人が多いんでしょうね。関西系の言葉が飛び交います。普段標準語を使っている若い人たちも、こういうところでは無防備、「…○○じゃろー」なんて言葉が…。中には、大阪からの遠征組なんでしょうか完全な関西弁も…。頂上は人でいっぱい。関東の山に比べて異様にうるさかった(笑)!。
 
 それにしても、なんで、こんなに若い人ばっかりなんでしょうね。登山者の50%は20代くらいの人たちなんです。関東にいっぱいいるおじい、おばあ軍団、いないんです。それも、カップルじゃなくて、グループで来ている!。きっと、愛媛県の松山あたりではなんかの理由で「合コン禁止令」が出た!。それで、「婚活」ってことでここに来ている?。そんな、バカな…!?。
 それとも、他に娯楽が少ない?。山に来るか、遍路するか、ミカン狩りするか、それくらいしか娯楽がない?。(完全に馬鹿にしてますね、愛媛県民のみなさんゴメンナサイ)
 それくらい若い人が多いんです。
 もしかして、この若い人たち、季節が来ると、みんな「ホラ貝」持って、「ブウォ〜」なんてそんな人に変身する…?。

 そうそう、看板には「おのぼりさん」「おくだりさん」ってあいさつしましょう。なんて書いてあったんですけど、だれもそんな言葉使う人いませんでした。みなさん「こんにちは」ですね。それも関西風のイントネーション(「こんにちは」の「ん」にアクセントを置く…)じゃあなくって、完全に関東と同じなんです。

【昭和レトロの極致?】
 下ってきて、バスまでの時間を利用して、ここの旅館に温泉があるというので入ることにしました。旅館といっても営業しているのか?。土産物兼食堂のところから入っていきます。これがまた、そう、寅さんの映画に出てくるようなあんなところ。しかし、この食堂だれもいない。オジサンが一人居眠りしてるだけ。テレビのデッカイ音だけが響いています。
 靴を脱いで入っていくと、床板が軋むんです。軋むというか、明らかにへこんでいる。風呂はなんともスゴイ。お湯が真っ白なんです。それも、よくある、硫化水素の濁り湯とは違う!。あの、硫黄の匂いは全くしない。ちょっとしょっぱい。そして、浴槽に温泉の成分がびっしりと付着している!。おっと。これはスゴイ名湯なんじゃないかって一瞬…。きらいじゃないんです。こういう不思議温泉って…。ちょっとぬるめのお湯、意外に気持ちよかったです。
  
 それにしても、面白かったですね。昭和レトロというか…。関東でも、御岳山とか大山とかそんな信仰の山ってこれに近い感じがしますけど、ここは、もっとディープな異次元の世界でした。これは、四国遍路なんかしたらもっと面白いのがあるかもしれませんね。一度歩き遍路やってみたいなんて思っているんですけれど、それじゃ四国遍路の動機が不純かな?。

 さて、この日は伊予西条駅から、たった一両編成だけど怖いくらいやたら飛ばす普通電車に乗って観音寺のBHに投宿。翌日は剣山を目指します。
 
 レコはこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1007247.html

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コメント

四国ですか〜
tsu-pmさん、こんにちは♪
四国遠征ですね。

石鎚山のロープウェイってそんななんですね。
なんか鎖場より怖そう
百名山制覇を目指してる我が隊も
ロープウェイがお釈迦になる前に遠征せねばっ!(笑)

石鎚山というと天童荒太の「永遠の仔」という小説を思い出します。
小説の中の重要な事件があったのが石鎚山で
当時は山のことは全くゼロでしたので
その存在を小説で初めてしりました💦
ミステリーですが幼児虐待とテーマで重たく心に残る作品でした。
ご存じでしたらごめんなさい<m(__)m>

2000年にはテレビドラマ化されたようですので
それを見た比較的若い人達が聖地巡礼しているのかも?
なんて思ってしましました。

剣山にも登られた様ですね。

レコ楽しみにしています。
2016/11/15 10:37
Re: 四国ですか〜
こんにちは!
コメありがとうございます。

四国、ひっくるめると関西文化圏、
やっぱりというか、関東とは明らかに違うんですね。
文学には疎いんで、小説のことは知りませんでしたが、
どうも、聖地巡礼というより
「コンカツ」って感じでしたよ。

ロープウェイも含めて、あのあたり、
相当年季が入っているというか…、
どうも、土小屋の方から登ってくる人の方がずっと多いみたいで、
さびれているというか…。
でも、きっと修験道というか宗教登山のシーズンには賑わうんじゃないかと思いますが…。

でも、やっぱりロープウェイからの方が面白そうです。
残念だったのは「あめゆ」、営業してなかった!
2016/11/15 12:09
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