石鎚山〜昭和レトロなフシギ空間!
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- GPS
- 05:18
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,040m
コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:19
9:17 成就社
9:25 八丁坂
9:39 八丁のコル
10:15 前社が森
10:33 夜明峠
10:50 一ノ鎖(下)
10:59 二の鎖下
11:08 三ノ鎖(下)
11:21 石鎚山・弥山
11:42 石鎚山
12:11-12:27 石鎚山・弥山
12:42 二の鎖下
13:00 夜明峠
13:37 八丁のコル
13:55 成就社
14:16 山頂成就駅
天候 | すごい!九州の山まで見える! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
降りたところがスゴかった!。ロープウェイ駅までは急坂を登ります。 ロープウェイは20分間隔で、8:40の次が9:00。バスが着くのが8:41。なんともビミョー。でも行ってみると、ちょうどいいようにロープウェイの臨時便が出ていました。 帰りは15:17のバス。 せとうちバス http://www.setouchibus.co.jp/ 石鎚登山ロープウェイ http://www.ishizuchi.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
クサリ場、凍り始めてます。 それ以外の道、今回は大丈夫でしたが、そろそろ冬。凍結とか降雪とかあると状況が一変すると思います。 |
その他周辺情報 | ロープウェイ駅の下の京屋旅館。店も食堂も究極の昭和レトロ空間でした。ただし、ここの温泉、なんだか気持ちよかったです。 |
写真
感想
【異次元空間へ…】
伊予西条駅から乗ったのは、ちょっとレトロなバス(観光バスみたいな座席の配置なんだけど、乗車口は後ろで、座席の背もたれが異様に低いヤツ)。乗っている人もレトロ?。バスを待たせてノコノコ乗り込んできたおじいちゃん。(運転手さんに時間までにバス停に来るようにと怒られていた。)遍路の白衣を着たおじいちゃん、どこで降りるのかわからずキョロキョロ、マゴマゴ。(運転手さんに、わからなかったら聞くようにと怒られていた。)
このバスが異次元空間への入り口だったんですね。
谷あいにちょっとだけ古めかしい建物並ぶバス停で降ろされます。「ロープウェイ前」。「どこにロープウェイがあるの?」。すると、はげかかった看板。そして、怪しげな入り口が…。「えっ。ここ?」。さらに怪しげなみやげ店や建物が立ち並ぶ急坂を登っていくと、ありましたよロープウェイ駅!。
こんな、晴天の土曜日。それなのに空いているんです。こんなんでやっていけるのかな。それに、このロープウェイ。昭和60年代からとか…。なんか鉄塔のところを通るとき、異様にガタガタするんですけど…。それに、その鉄塔、「昭和ン年」なんて建設した日付が…。ほんと、だいじょうぶなの?。ここに比べたら、駒ケ根のロープウェイなんかボロ儲けしてるんだろうなあ〜。なんて…。
素晴らしい天気、紅葉も下の方は見頃でした。ロープウェイ降りて登っていくと、立派な成就社。ここらの旅館というか山小屋というか、泊まるのも面白そう。このあたり建物も新しくって…、と思ったら、ありましたよ。フシギな店が…。「仏具」といってもフツーの仏具じゃない。ほら貝とかそんなの売ってるんですね。そう、ヤマブシが「ブウォ〜」って吹くヤツ。さすが、この時期だれもやっていませんでしたけど…。(翌日の剣山にはそのほら貝、持ってる人いました。)
石鎚というとクサリ場。なるほど、すごいですね。この、くさりのデカさ。試しに一つだけ行ってみました。クサリを持って登るんじゃなくて、クサリにブラ下がって、あるいはクサリに抱き着いてってそんな感じなんですね。けっこう腕力がいります。上の方のクサリは、この時期、凍ったりしているので、やめときました。って、ホントはコワかったからですが…。
【九州まで見える!】
素晴らしい天気でした。といっても、低い所は少し空気が淀んでいるみたいで、瀬戸内海とかしまなみ海道とかは見えないんですけれど、そんな淀んだところの上にポツンと九州の山並みが見えるんです。(きっと九州でしょう。)
そして、四国ってすごく山が深いんですね。山並みが幾重にも重なっている。ほとんど名前もわからない山ばっかりなんですけど…。
【なぜ?ここにこんな人たちが…?】
やっぱり、ここ、地元の人が多いんでしょうね。関西系の言葉が飛び交います。普段標準語を使っている若い人たちも、こういうところでは無防備、「…○○じゃろー」なんて言葉が…。中には、大阪からの遠征組なんでしょうか完全な関西弁も…。頂上は人でいっぱい。関東の山に比べて異様にうるさかった(笑)!。
それにしても、なんで、こんなに若い人ばっかりなんでしょうね。登山者の50%は20代くらいの人たちなんです。関東にいっぱいいるおじい、おばあ軍団、いないんです。それも、カップルじゃなくて、グループで来ている!。きっと、愛媛県の松山あたりではなんかの理由で「合コン禁止令」が出た!。それで、「婚活」ってことでここに来ている?。そんな、バカな…!?。
それとも、他に娯楽が少ない?。山に来るか、遍路するか、ミカン狩りするか、それくらいしか娯楽がない?。(完全に馬鹿にしてますね、愛媛県民のみなさんゴメンナサイ)
それくらい若い人が多いんです。
もしかして、この若い人たち、季節が来ると、みんな「ホラ貝」持って、「ブウォ〜」なんてそんな人に変身する…?。
そうそう、看板には「おのぼりさん」「おくだりさん」ってあいさつしましょう。なんて書いてあったんですけど、だれもそんな言葉使う人いませんでした。みなさん「こんにちは」ですね。それも関西風のイントネーション(「こんにちは」の「ん」にアクセントを置く…)じゃあなくって、完全に関東と同じなんです。
【昭和レトロの極致?】
下ってきて、バスまでの時間を利用して、ここの旅館に温泉があるというので入ることにしました。旅館といっても営業しているのか?。土産物兼食堂のところから入っていきます。これがまた、そう、寅さんの映画に出てくるようなあんなところ。しかし、この食堂だれもいない。オジサンが一人居眠りしてるだけ。テレビのデッカイ音だけが響いています。
靴を脱いで入っていくと、床板が軋むんです。軋むというか、明らかにへこんでいる。風呂はなんともスゴイ。お湯が真っ白なんです。それも、よくある、硫化水素の濁り湯とは違う!。あの、硫黄の匂いは全くしない。ちょっとしょっぱい。そして、浴槽に温泉の成分がびっしりと付着している!。おっと。これはスゴイ名湯なんじゃないかって一瞬…。きらいじゃないんです。こういう不思議温泉って…。ちょっとぬるめのお湯、意外に気持ちよかったです。
それにしても、面白かったですね。昭和レトロというか…。関東でも、御岳山とか大山とかそんな信仰の山ってこれに近い感じがしますけど、ここは、もっとディープな異次元の世界でした。これは、四国遍路なんかしたらもっと面白いのがあるかもしれませんね。一度歩き遍路やってみたいなんて思っているんですけれど、それじゃ四国遍路の動機が不純かな?。
さて、この日は伊予西条駅から、たった一両編成だけど怖いくらいやたら飛ばす普通電車に乗って観音寺のBHに投宿。翌日は剣山を目指します。
レコはこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1007247.html
tsu-pmさん、こんにちは♪
四国遠征ですね。
石鎚山のロープウェイってそんななんですね。
なんか鎖場より怖そう
百名山制覇を目指してる我が隊も
ロープウェイがお釈迦になる前に遠征せねばっ!(笑)
石鎚山というと天童荒太の「永遠の仔」という小説を思い出します。
小説の中の重要な事件があったのが石鎚山で
当時は山のことは全くゼロでしたので
その存在を小説で初めてしりました💦
ミステリーですが幼児虐待とテーマで重たく心に残る作品でした。
ご存じでしたらごめんなさい<m(__)m>
2000年にはテレビドラマ化されたようですので
それを見た比較的若い人達が聖地巡礼しているのかも?
なんて思ってしましました。
剣山にも登られた様ですね。
レコ楽しみにしています。
こんにちは!
コメありがとうございます。
四国、ひっくるめると関西文化圏、
やっぱりというか、関東とは明らかに違うんですね。
文学には疎いんで、小説のことは知りませんでしたが、
どうも、聖地巡礼というより
「コンカツ」って感じでしたよ。
ロープウェイも含めて、あのあたり、
相当年季が入っているというか…、
どうも、土小屋の方から登ってくる人の方がずっと多いみたいで、
さびれているというか…。
でも、きっと修験道というか宗教登山のシーズンには賑わうんじゃないかと思いますが…。
でも、やっぱりロープウェイからの方が面白そうです。
残念だったのは「あめゆ」、営業してなかった!
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