晩秋から初冬へ 甲武信ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,601m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:05
天候 | 13日は晴れ 14日は曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 梓山から信濃川上までバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
木賊山から甲武信小屋までは積雪で滑りやすい。軽アイゼンがあったほうが良い。 早朝の甲武信ヶ岳からしばらくも凍結箇所があるので軽アイゼンがあったほうがいい。 6本アイゼンで充分です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
コンロ
コッヘル
|
---|
感想
12日に東京で中学の同期会があり、川口の息子の家に泊まりました。せっかく東京まで来たのだからどこか山に行こうと考え、昔から行きたかった甲武信ヶ岳に行くことにしました。
ここは電車とバスで行くことができます。
初めは二日目は十文字峠経由で毛木平に降りようと思いましたが、天気が下り坂なので、千曲川源流コースで下ることにしました。
同期会で飲んで遅く帰った翌日の13日の朝、4時過ぎにアラームで起こされ、眠くて眠くてたまりませんでしたが、起きて行かないと絶対に後悔すると思い、何とか布団から抜け出しました。
川口〜南浦和〜西国分寺〜高尾〜塩山と乗り継ぎ、塩山から西沢渓谷行きの一番バスに乗りました。
西国分寺からも、高尾からも山に行く人に声をかけて、電車でおしゃべりをしました。山の格好をしている人だと気軽に声をかけられます。
バスには日帰りで甲武信ヶ岳に行くという単独の女性が一人いましたが、他の人は途中の乾徳山や西沢渓谷のハイキングに行く人のようでした。
この時間から日帰りはすごいなと思いました。
コースタイムだと小屋まで5時間40分。歩きだしが9時半過ぎなので、ゆっくりしていたら小屋に着くのが4時を回ってしまう。日が短い時期なので少し速く歩くことにしました。
夏にテント泊でアルプスを縦走した時に比べたら軽い荷物なので、コースタイムより速いペースで歩けました。
歩き始めはまだ紅葉も残っていましたが、途中からはすっかり葉も落ちて晩秋の山歩きになりました。
落ち葉を踏みしめ、木の間から向こうの山を見ながら歩く。
私がイメージしていた奥秩父の雰囲気そのままでした。
途中から雪も出てきましたが、アイゼンやスパッツがいるほどではありませんでした。
木賊山の手前で朝のバスで一緒だった女性と会いました。甲武信ヶ岳まで行けたそうです。健脚ですね。
木賊山からの下りで一度滑ったのでアイゼンをつけました。下りはアイゼンがあったほうが安全です。
小屋に予定より早く2時半に着いたので山頂まで行くことにしました。
夕方にもかかわらず晴れていて、富士山はもとより、奥秩父の山、南アルプスの山、八ヶ岳、霞んではいましたが北アルプスも見えました。
山頂に台湾からの若い男性のグループが上がってきて賑やかになりました。
3時過ぎだったので小屋に泊まるんだろうと思いました。
ですが、この人たちは4時頃小屋を下ったそうです。暗くならないうちに下山できたのでしょうか。
この日は小屋には6人の登山客しかいませんでした。前日は80人くらい泊まって、布団1枚に二人寝たそうです。
薪ストーブのそばでご主人の徳ちゃんと他の登山者が話していたので仲間に加わりました。
座るや否や徳ちゃんに「焼酎飲むか?」と聞かれ、
「はい、飲みます!」と即答したら、他の登山者から「おっ、即答だねえ。」と笑われました。その時は黒霧島でした。
「後でもっといい焼酎をご馳走するから。」と言われました。
でも、とてもなごやかな雰囲気でした。
夕食は二つのテーブルに分かれ、私は徳ちゃんと二人の単独の男性と一緒でした。
もう一つのテーブルには手伝いの若い女性のごっちゃんと、夫婦連れと単独の男性でした。
徳ちゃんが焼酎「一刻者」をごちそうしてくれました。
いつもはカレーライスに少しのおかずという献立のようですが、この日は特別に揚げ出し豆腐、ポテトサラダ、野菜の炒め煮が加わりました。とてもおいしかったです。
食後、徳ちゃんが撮ったビデオ鑑賞をしましたが、徳ちゃんは先に休みました。
ごっちゃんと登山客の7人で消灯の8時までいろいろおしゃべりをしてとても楽しかったです。
14日は曇りのち雨の予報。私以外は西沢渓谷、雁坂峠方面に行くということでした。
雲で見られないかもしれないと思いましたが、もしかしたら山頂でご来光が見られるかもかもしれないので6時前に小屋を出ました。
結局木々の間から、雲の間から顔を出した日の出を見られただけでしたが、早朝の山頂を独り占めしました。
曇ってはいましたが、展望は素晴らしかったです。
昨日は逆光だったのではっきりしなかった南アルプスや八ヶ岳に雪がついている様子もよくわかりました。
千曲川源流コースはしばらく雪のある道を下りました。アイゼンがよく効きました。
前日は急ぎ足でしたが、この日はのんびりと歩きました。
緩やかな下りは歩きやすかったですが、登りだとあきるだろうなと思いました。
さらに毛木平から梓山のバス停までの車道歩き。広々とした川上村の畑や八ヶ岳を見ながら歩きました。山道ではのんびりでしたが、こちらは少し速足になりました。
万が一バスに乗り遅れたら大変だと思ったからです。でも、1時間以上早く着いてしまいました。
晩秋から初冬に変わっていく甲武信ヶ岳、私が思い描いていた奥秩父の山歩きを堪能できました。
小屋で出会った徳ちゃん、ごっちゃん、登山者の方々との語らい。
楽しい思い出深い山歩きになりました。
ありがとうございました。
山に、人に感謝。
お疲れ様でした(o^^o)
1日違いだったって本当にビックリです‼山梨に折角来れるしと
Facebookでよく紅葉の西沢渓谷と甲武信の投稿が上って知った山だったのですが…
トイレもキレイだし素敵な山小屋(≧∀≦)
土曜は80人💦?下からドンドン登って来てたし人気なんですね( ̄▽ ̄)
memechanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当にmemechanさんの記録を見てびっくりしました。1日違いだったんですね。
小屋は昔ながらの質素で素朴な小屋です。でも、そこがいいんです!!!
泊まった日は人が少なくアットホームな山小屋の良さを満喫できました。
泊まるなら是非人が少ない日にしたほうがいいですよ。
こんばんは。
いい雰囲気の山小屋ですね。
山小屋、南アルプスのばかり泊まってますが、こういうむさ苦しい(いい意味で)小屋も味があっていいなぁと思います。
小学校の社会の時間、甲武信岳が埼玉県で一番高い山と記憶していたので漠然と憧れています(三宝山が最高峰)。
千曲川源流コース、よさげです。
こういう風に山頂踏んで向こうに下りる山行、クルマで行くとピストンか周回になってしまいますのでなかなかできません。
山歩き2倍楽しめますね。
甲武信小屋、泊まってみたいと思ったら営業11月末でお終い、年末年始は今年は休業のようです。
GW明けたらぜひ泊まりに行こうと思います。
tomhigさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
奥秩父の山小屋はこんな感じの昔ながらの小屋が多いそうです。
甲武信小屋はシャクナゲの頃が一番混むそうです。
二階だけではなく、一階の食堂も使うそうです。夕飯が食べ終わったら布団を敷き、朝食前には片付ける。慌ただしくて申し訳ないと言っていました。
平日でもこの時期は混みそうです。
こういう小屋は少ない登山者の時に泊まってこそ良さがわかると思うので、土日で泊まるなら、穴場の季節がいいですよ。
徳ちゃんは心臓が悪いそうで手術することを考えているそうです。
それで年末年始休むのかな?
車なら雁坂峠のほうに縦走するといいでしょうね。
私は今度は十文字峠に行ってみたいです。
mayutsubo さん
なんとなくヤマレコユーザーさんという気がしましたが、やはりそうでした
甲武信は雪でしたか
山小屋の方との 良いなぁ
良い時に行かれましたね。
ごっちゃんというのは、シーズンオフの時は八王子に住んでいるお手伝いの方かなと思って記録を読ませて頂きました。
また、どこかの でお会いするのを楽しみにしています。
私の同日のダジェレコにご返信をいただけると嬉しいです。
(いつもダジャレばかり書いているので、一部の方からこう呼べれています)
hamburg
hamburgさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私もヤマレコやっている方かなと思いました。
私は年取ってからはけっこう誰にでも声をかけてしまいます。
hamburgさんの山の歩き方、面白いなと思いました。
甲武信小屋、混んでいたらいやだなと思いましたが、6人という少人数でアットホームな山小屋の雰囲気を味わえました。
遠方なのでなかなか奥多摩までは足が届きませんが・・・
年に1回は東京方面に行くので、どこかでお会いして山の話ができたら楽しいですね。
こんばんは。
夏に徳ちゃん新道を通ったときに「徳ちゃんって誰?」と思いましたが、甲武信小屋のご主人のことなんでしょうか?
この方が切り拓いた道なんですかね。
donsokuさ、、おはようございます。コメントありがとうございます。
徳ちゃん、小屋番の山中徳治さんです。
自分のこと「徳ちゃん」って言ってます。
この徳ちゃん新道、本当は昔からあった道が廃れていたそうです。それで、近丸新道ができましたが、その道も下のほうが崩れやすかったそうです。
下山した登山者が通れなかったからと言って小屋に戻ってくることが何回かあったそうで、徳ちゃん新道を開いたんだそうです。
上のほうは元々あった道ですが、下のほうだけ歩きやすいルートに変えたと言っていました。
こんなお話を聞けるのも山小屋の楽しみですね。機会があったら是非泊まってゆっくりお話ししてみてくださいね。
そうだったのですか。
大変だったでしょうね、頭が下がります。
ご返信ありがとうございました。
山小屋がすいていると、小屋の方といろいろお話できて楽しいですね。
小屋の方は小屋のことだけでなく周りの登山道の整備もしてくれています。ありがたいですね。
日本百名山、甲武信ヶ岳・・いいですねぇ!
もう積雪があるんですね。
甲武信小屋はとても居心地が良さそうでよかったですね。
いつもいいお山に行かれて、毎回楽しい体験をされていますね。
お疲れさまでした
また次回の山行記録を楽しみにしています。
s_fujiwaraさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
数日前に雪が降ったそうです。
踏み固められて凍結していました。
甲武信小屋、前日は80人も泊まって大変だったそうですが、この日は6人でアットホームな感じが良かったです。
今年はもう遠出はしないので、このあたりの山を楽しみたいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する