雪の伊吹山に挑戦! 下山はスキー&ソリ
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,263m
- 下り
- 1,260m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口の駐車場は¥1,000-ですが、ちょっと下のところには民間(民家)の駐車場が¥500-であります。 水道、トイレ、帰りにはお茶まで出してくれました。 こちらの方が断然お得!! 下山後は、豊公園内の国民宿舎「豊公荘」太閤温泉で汗を流す |
写真
感想
今回は、雪の伊吹山を目指す。
ゲレンデを離れてのスキーを楽しみたかったのだ。
で、隊員に声をかけると「行く」と返答あったのは隊員3号だけであった。
最近、スキーにハマり気味の副隊長もさぞかし行きたそうであったが、予定が入っており今回は断念。
ここ数日来かなり気温が高くなっており、先延ばしすると雪がなくなってしまう恐れもあり決行させていただいた。
3号は、スキーはしない。
「下りは一人で下りるから、隊長は好き放題滑ってください」と言ってはいるが、そうは行かぬ。
何かいい手だては・・・と思いついたのが、チビのソリ(ゴムボートみたいな乗り心地が良く、すっごく滑るやつ)を自分が後ろから制動をかけながら滑って下りるという方法。
きっとこんなことした人間は、いままでに数えるほどしかいないだろう。
ともかく出発だ。
朝5時過ぎに3号を迎え、一路伊吹山に向かう。
夜も明けてきた。今日はサイコーの天気になりそうだ。朝焼けもきれいだ。
北陸道に入り、今日登る伊吹山も目の前にドシっと待ち構える。
7時過ぎ、麓へ到着。
民家のおっちゃんが駐車場の呼び込みをしている。
むかしスキー場をやっていたときも、こんなんやったなぁと何だか懐かしい。
駐車料金も500円と格安。トイレも貸してくれるのだ。
着替えを済まし、7:30に出発。
テレマークの私は歩きにくいが、アルペンのブーツに比べるとかなり歩きやすい。
1合目までは雪はなし。ところどころドロドロのところを歩いてゆく。
帰りは、もっと解けてさらにドッロドロになることだろう。
1合目までの登りですでに暑くなり上着を脱ぐ。もう春だ。
近くを歩いていた山スキーヤーによると先週まではまだここまで(1合目)までは楽勝で滑って下りれたということだ。
この1週間で一気に雪が溶けてしまったようだ。
シールを用意していたが、まだまだ必要ないようだ。
2合目手前辺りから雪もだんだん多くなってきた。
一応晩に冷え込んでいたのか、雪面はまだ固く、つぼ足で歩いても足が沈むことはなく歩きやすい。
3合目手前でせっかく持ってきたのでとシールを装着。
が、そのまま歩くのとスピードにそう大差はない。今日はシールは必要なしか・・・。
5〜6合目辺りから、急斜面。早々にシール走行も諦める。
見上げるとなかなかキツそう。
すでに斜面には、ありんこのように人が張り付いている。
あと数十分後には、自分たちも斜面に張り付いているのだろうな・・・
とにかく目標を見つけつつ登る。
振り向くとかなり登ってきたような気がするが、まだまだ半分。
下界の景色もかなり立体感を増す。
しかし暑い。天気が良すぎる。ジリジリと肌が焼けそうである。
足場を確保しつつ一歩一歩登り詰める。
11時過ぎようやく急斜を登りきる。90分ほどかかったであろうか。
ここから山頂までは緩やかな登り。
クールダウンするように歩く。
目印のヤマトタケルの像が迎えてくれる。
360度のパノラマが広がる。かすかにかすんでいるが、ほんとにサイコーの天気だ!
遠くに白山、御嶽山が望めた。
すがすがしい風も・・・心地よい。(が、上着上着。すぐに身体が冷えそうだ)
山小屋を風の楯にし、昼食のカップラーメンを食す。
山頂でのカップラーメン、サイコー!
3号の用意したココアも疲れた身体を癒す。これまたサイコー!
山頂を堪能し、いよいよ下山に備える。
3号が嫌がるかも知れないと思いつつ、中空のソリに空気を入れる。
膨らむたびにケラケラと笑ってしまう。
きっと今までにこんなボートで下りた奴はいない。
膨らんだソリを抱え、スタートできそうなところまで歩いていると、若者が「面白そうなのもってますやん」だって。
きっと馬鹿者扱いされていただろう。
スタート地点でトラロープを3号と自分にくくり付けていたら、スノーボーダーとスキーヤーが珍しそうに寄ってきた。
「これで下りるの?」
アン・ビリーバブーだったに違いない。
彼らと急斜面の入り口まで一緒に移動。
降り口を探す。最初下りようとしていたところは、クラックが見えたので、念のため避け、西側の尾根の方を下ることにする。
こちらも結構斜度はある。
雪質もこの頃には少しザクザク気味で横滑りも結構キツイ。
その上、安定の悪いテレマーク。そういやテレマークは3、4年振りだ。
ぶっつけ本番でのこの状況。なかなか緊張感がある。
しかし3号の肝っ玉も大したものだ。
なんぼ信用しろといわれても、あんな急斜面であんなゴムボートに乗せられたらきっとかなり怖いはず。
俺だってイヤだもんなぁ。
最後までよくしがみついていたものだ。あっぱれ、3号!
途中1回、立木に当ててしまったのは許しておくれ。
急斜面を下りると、あとはこのゴムボートも爽快そのもの。
他の登山者も笑っているようでした。もちろん3号からも笑い声が聞こえる。
年甲斐もなく、雪と戯れた時間を過ごしたのであった。
(結構、楽しかったのだ)
三合目ちょっと下からは雪もまばらになり、ソリも片付け、3号は歩いて下山。
私は、雪のある限りスキーで下山。
14時無事下山。
今週あたりできっと伊吹山の山スキーも終わりかな?
下界はすっきり春めいていた。
駐車場でおばちゃんが注いでくれた温かいお茶を飲みながらドロドロの靴やパンツ等々洗い流すのであった。
最後はお決まりの温泉。豊公園の国民宿舎「豊公荘」の太閤温泉につかり、帰路に着いた。
太閤温泉は太閤と名がついていることもあり、ひょうたん型の湯船で透明のお湯と有馬の金泉のような赤いお湯とがあった。
100kmのときの大阪城温泉と同様、あまりの疲れでゆっくりとつかれなかったのが残念。トホホ。
今シーズンもう一度山スキーに行きたい。
大山と思っているが、このままの暖かさが続くと、ちょっと無理かな・・・。
今回は雪山です。空は雲ひとつない快晴、なんかワクワクしてきた。
しかしその気持ちも、伊吹山を見た途端に萎える。周りに高い山が無いせいか、
とても大きく見えるし、しかも真っ白。
でも、ここまで来たし…いまさらリタイヤしたら隊長から破門?される。取りあ
えずいけるとこまで行こう。
5合目あたりまでは、機嫌良くサクサク登っていくも、そこから頂上までの登り
がキツかった。
6本爪のアイゼンだったので滑る。ストックでなんとか体を支えて登るも、足が
滑るたびに冷や汗が…。
隊長は転んだくらいで下まで落ちへんって言うけど、そうなの?
怖くて、下を見ることもままならないまま、ひたすら頂上を目指す。
隊長が「次はあの辺で休憩」とかいうのを目標にひたすらついていくが、言って
た場所をスル―。これを2回やられた。
隊長いわく、「他に休憩している人がいたから。」、「急斜面で休めそうになか
ったから。」
こんな斜面でなければ「ここで休憩っていったじゃん」とその場に寝転がってわ
めきながらジタバタしてしまいそうでした。
4時間近くかけ、やっとのことで頂上。ここでようやく景色を堪能。登ってきて
よかったー。幸せを感じる瞬間でした。
でも登ったら当然下りなければならない。
3号は、スキーはしない。というかやったことないし、多分出来ない。
隊長はソリを用意するので大丈夫と言っていたけどまさかこの斜面冗談でしょ?
と思っていたら、ザックからビニール製のソリが。
「自分で空気入れや。」って本気?でもなんか余りのバカっぷりに笑けてきた。
最初は一人でゆっくり下山するつもりだったけど、登りの傾斜や先に登って下り
てくる人達の状況を見ていると、なんか怖くなってきた。もしかしたら登ったは
良いが下りられない?
ということで、一大決心してソリを拝借することに。
スタート地点まで子ども用の派手なソリをかかえて歩く私たちはかなりの人に笑
われていたはず。しかもトラロープ(黒と黄色のシマシマのやつ)で括って引っ
張るなんて、なんか犬みたい。
ところが、スタートすると状況は犬の散歩どころの騒ぎではなかった。
怖すぎる―。後ろから引っ張ってスピード調整してくれているようですが、障害
物にあたりそうになったらグイっとひもを引っ張ってという方向転換なので遠心
力がかかってお腹にベルトが食い込む。くっ苦しい…。
しかも自分がどっち向いて滑っているかもわからないし。助けてー。
途中何度か転びましたが、無事三合目まで下山。バレーボール部で回転レシーブ
習ってて良かった。柔道の授業選択して受け身覚えてて良かった。あちこち打ち
身はありましたけど。
周りには絶対に命知らずのおバカな中年2人組と思われていたはず。サングラス
で少しでも顔が隠れていてよかった…。
しかし、隊長、仮にも女性(?)に向かって重い重い言うな―。
後ろから引っ張っている時、「うっっ重っ!、これは重い。」って言ってたの聞
こえてましたけどぉ。
少しでも軽くならないかと無駄な動きを繰り返したせいで、翌日は激しい筋肉痛
に見舞われました。
下山後「無事に帰れますように。」と祈ってくれたスーキヤーの方と駐車場で再
会。
私のおバカな格好を思い出したのでしょう、半笑いで「良かったです。無事に帰
ってこれて…」とのお言葉頂きました。
ホントに、私もそう思います。
またとない経験をさせてくれた隊長に感謝?の伊吹山登山でした。
(はた迷惑なのでもうやらない方がいいと思いますけど…)
チューブソリの代表と言えばモンベルから出ていますね、
ハチ北ではゴムチューブソリが現役で大人気!
結構スピード出ます、それを山頂から、チャレンジャーです、私は怖い
山スキーは御岳が定番、あと白山、百名山制覇隊として、
勝原?スキー場跡から荒島岳等はどうでしょう!
翌日、3号がうちにきて武勇伝をきかせてくれたけど、なかなか面白そう。
でも土曜日の私らガールズは、「3号、ばかね。なんで妻帯者と2人で山行くなんて、この判断が婚期をおくらせたのだ。六甲に来た方が女子力アップし、みのりあるのに」といってたのだ。
でも面白そうでよかったじゃん。私ら六甲組2人はおじいさんにナンパされたけどね。
kidekiさんもスキーがお好きなようで。
ハチ北も結構行かれてるようですね。
MAXチューブでしょ?1回500円も取られるので、乗ってるとこ見たことないっす。
モンベルのみたいなええチューブソリは買えないので、安もんで我慢してますわ。誰も制動かけてくれなきゃ僕だって滑るの怖いっすよ。
荒島岳、早速しらべてみます。
山頂まで雪があるとかなり時間がかかりそうですね。
あの辺り、まだまだ雪ありそうですもんね。
情報ありがとうございます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-100325.html
今更ですが、ほかにも山行記録で滑走を選択すればいろんな場所が有ります。
ハチ北は後キッズゲレンデ内にもチューブコースが
みんなスキー練習する
姉御よ、ジジイにナンパされても、しゃーないやろ。
中華街まで付き合ってくれてたら実りあったのになっ
まぁ、チューブのソリは結構迫力満点やったぞ。
ただし、姉御に頼まれても多分無理
そこまで、体力に自身無し
無事でなによりでした
めっちゃ楽しそう
kidekiさん、情報ありがとうございます。
こりゃ〜真剣に考えないといけませんな
ヤマレコ読んでいると、もう少し暖かくなった方が(ザクザクの方が)
滑りやすいかもしれませんね。
いずれ挑戦することになりそうです。
ところでハチ北は私もホームゲレンデにしてるんですよ。
時間があったら、まずハチ北にいますわ。
山の連中も誘ってるんですが、今シーズン興味を示したのは副隊長(abena)だけで、ちょっと悲しいですわ
まっ、残り少ないスキーシーズンを楽しみましょ!
はじめまして、michiさん。
お噂は、軽く姉御と3号に聞いております。
ご面倒かけますが、今後とも二人をよろしくね。
チューブのソリは、予想通りの激しさで、日常では味わえないほど
見てて楽しかったですよ。
自分も誰か引っ張ってくれるなら乗りたかったっす
一日に何回もできないのが、またいいのよ
機会があれば(多分ないやろけど)、どうぞ
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