ハコネダケとの激闘(明神ヶ岳〜明星ヶ岳〜石垣山一夜城)
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- GPS
- 09:53
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,726m
コースタイム
天候 | 霧後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:小田原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・標高700m以上に積雪あり、多い所で15cm程度です。 ・明神ヶ岳(宮城野分岐)〜明星ヶ岳〜林道は、 雪の重みでハコネダケが登山道を覆って、相当歩きにくいです。 雪が落ち着くまでは、藪漕ぎが好きな方以外にはお勧めできません。 |
写真
感想
木曜日に関東で降雪があったので、富士見山行を計画します。
パッと閃いたのが明神ヶ岳、雪がないと少々殺風景な山頂ですが、
積雪があると小広い山頂の奥に富士山が望める展望の山です。
しかし、一つ大切なことを忘れていました。
しかも、以前も同じ過ちを犯したにもかかわらず。
天気が少々心配でしたが、スタートの富水駅に降りたつと快晴。
意気揚々と歩き始めますが、
30分もすると明神ヶ岳や大山など海に近い山からガスに覆われ始めます。
見晴台に到着する頃には、塔ノ岳にガスがかかり始め、低い雲が垂れ込めます。
絶景の富士山を想像していた明神ヶ岳山頂はガスに包まれ、
30分粘りますが、失意の中、明星ヶ岳へ縦走開始します。
ちょうどこの頃から多くの人とすれ違い、人気の山であることがわかります。
宮城野分岐を過ぎるとトレースがなくなり、同時にハコネダケのトンネルが出現。
思い出しました!!数年前に雪の重みで道を塞ぐハコネダケに苦戦したことを。
しかもその時とは比較にならないほど、過酷なルートが待ち構えているとは。
最初のうちは、“錣気辰討い訐磴鯤Г辰謄魯灰優瀬韻鬚こす、
△辞儀したハコネダケを踏みつけ乗り超える、で何とか進めていましたが、
その内、どうにもならないほど道を塞いでいるハコネダケが出現。
ついに、N昭蠅妊魯灰優瀬韻鯆呂瀟嗄呂蚤里魄き上げる、作戦で進みます。
積雪はわずか10cm程ですが、胸ぐらいまで雪に埋まり体が動かせない事態も発生。
ちょっと先に明星ヶ岳頂上が見えるのですが、遅々として進みません。
何とか到着するも、明神ヶ岳〜明星ヶ岳間はコースタイムオーバー。
明星ヶ岳で反対側から登って来た方は、「遭難するかと思った」とポツリ。
この先も厳しい状況が続き、林道に出た時には全身ずぶ濡れ。
着替えがあるものは着替えましたが、
着替えのないアンダーウェアまで濡らし、靴下は絞れるほど。
雪山では致命的なミスを犯してしまいました。
この日の山行は、この区間の印象だけが残ってしまった登山でした。
・積雪後のハコネダケの恐ろしさをすっかり忘れていたこと。
・ゲイター、レインウェアを持っていながら使わなかったこと。
(明神ヶ岳までの登りルートが快適だったのが落とし穴)
・予備の手袋を持っていなかったこと。
・引き返す決断ができなかったこと。
とても反省点の多い、登山となりました。
コメント
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hirokさん コンばんは
恐るべしハコネダケ
完全に道閉ざしてますね!
濡れて大変でしたね〜
オッサンなら敗退間違いない
海に近いので、水分含むドカ雪お疲れ様でした。
kazuhagiさん、こんばんは
積雪量は想定より少ないぐらいで、
途中まではとても快適に歩いていましたが。
ご指摘の通り海近くで、雨か雪がギリギリの気温だったので、
とにかく重たい雪でした。
すっかりお辞儀したハコネダケとの闘いは果てしないように感じました。
今回に懲りて、次回はしっかり学習できると思います
hirokさん、こんばんは。
(hirokさんの何年か前のレコ、思い出しました。)
#25の写真、すごいハコネダケですね。
ひるまず進む、hirokさん、やはりすごいです。
海岸は小田原漁港の近くですが、海産物をたんのうされたのでしょうか。
二宮金次郎道、富水駅。
なるほど、ノーマークでした。
駅名もしらず、読み方もとみみずではなく、ふすいですか。
(朝の小田急線、同じ電車ですね。)
一度、最乗寺からのルート歩いてみたかったので金治郎道つかうかもしれません。
sat4さん、こんばんは
行ってハコネダケを見た瞬間、記憶が蘇ってきましたが、
計画の段階ではすっかり記憶が飛んでいました。
#25の写真クラスのハコネダケが次から次へと現れ、
水の中に落ちたのではというぐらい、全身ずぶ濡れでした。
当然、相当ひるみましたが、撤退する勇気を持てませんでした。
まさに小田原漁港にたどり着いたのですが、
この日はシャツ、パンツ、靴下とずぶ濡れだったので、
早く帰りたいの一心で、スルーでした。
やはり装備をきちんとしないと、快適な登山を楽しめませんね。
hirokさん、こんばんは
冬の明神ヶ岳、晴れてると富士山
北岳が北欧の山?っぽく見えて何ともカッコいいんですよね!!
私も金時山から箱根湯本まで歩いた事がありますが、
写真25はまさしくその区間の状況なのですね
雪がない時期も面倒臭そうな区間だけに、
これは厄介この上ないですねっ
hirokさんを持ってしても「疲労困憊」「反省の山たび」だったとの事。
当然私だったら、ハコネダケの樹海と雪に呑み込まれたまま、
発見されるのはウグイス鳴く春
いやー雪の付いたハコネダケ、油断なりませんな
どうもお疲れさまでした!!
kazuroさん、こんばんは
そうなんです。
冬の明神ヶ岳からの美しい眺望を頭に描いていたのですが、
すっかりマイナス要素が記憶から抜けてました。
以前、明星ヶ岳より塔ノ峰寄り、及び明神ヶ岳〜金時山の区間で苦戦しましたが、
実は明神ヶ岳〜明星ヶ岳も同様だったことは、初めて知りました
ここで動けなくなったら洒落にならないので、
必死にもがいて歩いたせいか、あちこちが筋肉痛です。
私の乏しい知識だと、ネマガリダケは北の方でよく見かけ、
初夏には採りに来る方を良く見かけます。
とてもおいしいと聞いたこともあり、北信辺りでは郷土料理?だったような。
ハコネダケが食べれるとは聞いたことがないので、
その辺りが違いでしょうか
日曜日の天気は、難しいチョイスだったと思います。
私は、諦めて、家でふて寝していました(笑)。
午前中の甲府は、1300m以下の低山日和で、ときどき富士山が
みえるという状態でした。13時くらいからはダメでしたが。
低山だけでも攻めればよかったと少し後悔しました。
そんな中のhirokさんのレコ、うらやましい〜〜!
明神ヶ岳〜明星ヶ岳は、ハコネダケがいい演出になって
いい稜線だったと記憶していますが、雪がふるととんでもない
ことになるんですね〜〜。積雪エリアでないので、植物が
やる気ないですね。お疲れ様でした。
yama-ariさん、こんばんは
ヤマテンの土曜日の丹沢の予報はあまり良くなかったのですが、
午前中は天気持つだろうと判断しました。
最近信頼度が落ちていたヤマテンに挑みましたが、
今回は概ねヤマテン通りの天気でした。
明神ヶ岳から明星ヶ岳は箱根外輪山の中でもハイライトと思っていましたが、
裏の顔があったのですね。
酒を飲むと豹変する人をたまに見かけますが、
雪を被ると豹変するハコネダケでした。
hirokさん、こんにちは。
このコースに近いルートを昨年逆周りで歩いたため
ハコネダケの格闘部分、思い出そうとしたのですが
薄っすらとしか。。。確かに雪がなければ歩きやすい
ルートが豹変、自分もなかなかそこまでは気が回らない
ことが多いです。
どうも明神ヶ岳とは相性が悪いようで、曇天にあたる
ことばかりで私もあまり強い印象がありません。
う〜ん、富士山がしっかり見える時に再訪しなくては、
とhirokさんのレコを拝見して、逆に思いました
youtaroさん、こんばんは
お辞儀をしていなければ、ほとんど気にならない存在のハコネダケ。
私も明神ヶ岳〜明星ヶ岳間にそんなに生えていたのかなあという感じでした。
むしろ金時山方面の方が、伸び放題だったような記憶があります。
丹沢よりもさらに海に近いエリアなので、
高気圧の背面に入ると、真っ先にガスがかかることが多いような気がします。
今回は、本当に天気が悪くなるのだろうか、という実験的な意味合いもあったのですが、
面白いように海に近い山からガスに覆われました
ということは、冬の空気の澄んだ時でも雪が降ると厄介な山になるので、
明神ヶ岳から雪を被った富士山を見るのは、なかなか大変ということですね。
hirokさん、こんばんは!
過酷で孤独な戦いでしたね
私、ハコネダケを山名と勘違いしていました
箱根竹だったのですね。
今回の雪、こちらでも重い雪質で、雪掻きに難儀いたしましたよ
大した降雪量でもないので、正に想定外の出来事ですね。
そんな環境下、よくぞ走破されましたね
その周辺、全国限定50個の山バッジを購入済みです。
ピーク名が8座もあるのに、日帰りで何とかならないものか?
そう考えていましたが、降雪時期は不可能ですね
良い教訓を得、感謝いたします
tailwindさん、こんばんは
確かにこういう時は一人だと孤独な闘いですね
行けども行けども、新たなハコネダケが現れ、精神的に参ってしまいます。
100m進むのがこんなに大変とは。
雪が少なかっただけに、すっかり油断していました。
でも、たまにこういう目にあって、初心を取り戻すのは大切だと痛感しました
山バッジに記された山には登りたくなるのですね。
是非、富士山の美しい時期にお越しください
数日もすれば、ハコネダケに被さっている雪も融けて、
ハコネダケもむっくりと起き上がることでしょう。
この日はあまりに疲れて、家に帰ってビールを飲む気力もなく、
睡眠をむさぼってしまいました。
雪と戯れると疲れますね
土曜日はひとりで大栃山に登って、
きれいな富士山と八ヶ岳、北ア、南アを楽しみました。
(富士山側伐採されてます)
hirokさんの山行に比べると、赤ん坊のお散歩みたいなものですが、
こちらに来れば、景色は楽しめましたよ。
また、山梨にもお出かけ下さい。
regさん、こんばんは
ヤマテンの予報より、自分の感を信じたのですが、敗北でした。
さらにハコネダケの追い打ちを受け、ある意味で思い出の山行となりました。
大栃山はあまり期待していなかったのですが、いい山でしたね。
甲府盆地がここほどきれいに眺められる山はなかなかないです。
街が北側に見えるので、順光でいいですね。
これからいよいよラッセル隊長の出番ですね。
この冬も深雪をものともしない馬力期待してますよ。
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