蔵王の名木巡り

2011年03月06日(日) [日帰り]

• GPS: 04:51
• 距離: 47.7km
• 登り: 455m
• 下り: 250m

コースタイム

9:00太田宅集合〜車2台で移動しながら見学。
見学順は下記に参照、名木巡り後こけし館で写真展の点検をおこなう。解散15:30
スタッフ:5名　参加者:1名　　計6名
:トラックルート図
:GPS　トラック縦走図
:状況写真
走行距離:47.9km　　平均速度:9.8km/h　　
所要時間:4:51

天候

晴れ午後から小雨がちらついた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

9:00に太田宅集合
荻原・鈴木・佐藤・佐藤・湯の目5名計6名
(今回は荻原さんのガイド案内で見学した。)

コース状況／危険箇所等

1.平沢小学校のアカマツとシダレザクラ:校庭の真ん中にあるのに保存できていることに感謝します。シダレザクラは藪川のせせらぎとベストマッチです。
2.水神社のエドヒガン:名水のわく地に龍神桜有り。
3.平沢阿弥陀杉:ご存じだるま杉です。2年前の枝折りを直し、環境整備も完了4月16日にだるま講例祭・だるまこどもまつり開催。
4.熊野神社のイチョウ:樹木の先端が切られ残念。
5.狐塚のサイカチ:古木の根痕が樹木の大きさを感じさせる。
6.鬼子坂のエドヒガン:蔵王町で一番目立つ名木かもしれません。
7.白山神社の杉並木:大阪冬の陣戦勝記念に植栽された、なぜだかこの頃伐採されて
　並木が虫歯状態で残念。宮城県一の杉並木のはずが・・・・
8.観音さんのモミ:こんな所に観音さんがあるのか、丘のうえは絶景でした。
9.向山家のイチョウ:このイチョウも何回も切られ、雷が落ちて燃えて。
10.戸井下のヤブツバキ:江戸時代に植えられた八重の園芸種
11.臼久保のサイカチ:サイカチはカサイ家の守り神、先勝祈願の樹木。再び勝
12.宮小学校学校のアメリカスズカケノキ:この木も最近珍しくなった。
13.大庄屋のケヤキ:阿部家の屋敷林
14.刈田嶺神社の夫婦杉:前回2月に大しめ縄が今回は別にかえてあった。
15.館山のヒイラギ:ヒイラギは古木になると葉のギザギザが無く、丸くなる。
16.神子神社のコブシ:コブシとしては大木です。
17.根返しの桜:1189年文治5年の役平泉藤原征伐にきた鎌倉群にまつわる古木。
以上17本。平成13年発行の名木、古木には30本が記載されている。
最後に、こけし館にて蔵王フラワートレッキング写真展点検して解散。

写真

3/9 17:00

平沢小学校のアカマツ
校庭の真ん中にあるが、学校のシンボルのために移動しない。児童による根回りの踏圧害が懸念されるが現状は良好。

3/10 11:07

平沢湯口の水神龍桜(エドヒガン)名水スポットとして人気の水神社。15mに渡り横臥する姿を地元の方が龍に見立てて名付けた。

3/10 11:10

平沢阿弥陀杉:2年前の枝倒れから回復処置、環境整備をして4月に復活祭を行う。平泉藤原氏縁のお寺に25本の杉並木の残り一本。

3/10 11:10

小村崎:狐塚のサイカチ
根回りの根痕が樹木の大きさを表す。
サイカチはカサイ家の守り神、ふたたび勝つ、さいかち。

3/10 11:10

向山家のイチョウ
このイチョウも何回も切られ、雷が落ちて燃えて。

3/10 11:11

臼久保のサイカチ:サイカチはカサイ家の守り神、先勝祈願の樹木。再び勝

3/9 17:03

刈田嶺神社の夫婦杉:前回2月に大しめ縄が今回は別にかえてあった。

3/9 15:11

蔵王フラワートレッキング2010写真展
みやぎ蔵王こけし館で4月10日まで開催中

撮影機器：

COOLPIX S4 NIKON

感想

zao-ota

蔵王の名木を最初に紹介してくれたのは宮地祐一氏でした。平成6年の秋だと記憶しています。蔵王に帰りまもない頃でした、宮地先生が撮影、編集した床は58年蔵王町教育委員会発行の蔵王町の文化財(名木・古木編)を頂き案内していただきました。
蔵王町に多くの名木があることを知り、これがきっかけで平成9年高木の根返しのサクラを手始めとして文化財保護のために蔵王町の名木指定とその樹勢回復処置がおこなわれ始めました。その延長上に鬼子坂の桜、阿弥陀杉の環境整備があります。
　我々を見守り、行く年月を重ねてきた名木を守る事は我々の使命であると思っています。また、観光資源としての価値は十分にあります。名木がおおく存在する事は環境がよく、やしろ地が多く、災害の少ない土地でなければ成らないのです。蔵王が自然豊かな観光地であることを証明しているのです。エコツアー蔵王の名木あるいは名水はこれからの観光資源であるかと考えています。この資源を活かすも殺すも我々の努力次第です。