冬季八ヶ岳【ジョウゴ沢と大同心稜・大同心ルンゼ⇒硫黄周回】

2016年12月17日(土) ~ 2016年12月18日(日)

• GPS: 19:13
• 距離: 23.5km
• 登り: 2,228m
• 下り: 2,222m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 2:15
• 合計: 9:10

距離 10.5km 登り 1,273m 下り 545m

5:35 美濃戸口
6:25 6:33 赤岳山荘
7:24 7:42 堰堤広場
8:44 9:59 赤岳鉱泉
10:07 0:00 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
10:13 0:00 ジョウゴ沢分岐
10:33 10:55 F2取付
12:58 13:10 大滝
14:33 0:00 ジョウゴ沢分岐
14:39 0:00 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
14:45 赤岳鉱泉

2日目

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:52
• 合計: 9:14

距離 13.0km 登り 968m 下り 1,689m

7:26 赤岳鉱泉
7:32 0:00 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
9:06 9:22 大同心基部
9:40 9:50 大同心ルンゼ取付
11:20 0:00 台座ノ頭
11:43 0:00 硫黄岳山荘
12:29 12:34 硫黄岳
12:41 0:00 赤岩の頭
13:11 14:32 赤岳鉱泉
15:16 0:00 堰堤広場
15:59 0:00 赤岳山荘
16:40 八ヶ岳山荘

天候

17日：曇り
18日：快晴、稜線では強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前夜の16日22時頃に美濃戸口に到着。

コース状況／危険箇所等

≪ジョウゴ沢≫
　F1、F2の氷は薄く、氷の奥に流れてる水が見えます。
　ナイアガラの滝や大滝はツララ状の物が多いです。
　他のパーティで乙女の滝に取付いてた方達がいましたが、終了点の氷が薄いのか
　支点構築が難しそうでした。
　積雪量は深い所で膝の高さほど。
≪大同心ルンゼ≫
　冬季バリエーションになります。
　登攀装備と、ほぼ日が当たりませんので防寒装備はしっかりと。
≪台座の頭周辺≫
　風が強いので転倒に注意です(常に15〜25m/S)

・赤岳鉱泉テン泊料1,000円
・飲料水は鉱泉の入口前にあるタンクから

その他周辺情報

16日、八ヶ岳山荘仮眠室に前泊(2000円/人)
18日の下山後はJ&Nに寄りました(ステーキプレート1700円、入湯料350円)

写真

八ヶ岳山荘からスタート

林道の具合。転ばないように注意です

赤岳鉱泉到着。私はテントの設置します

鉱泉で装備を整え出発。ジョウゴ沢分岐からくぐって入ります

F1。氷が薄いので登らず右から巻きました

F2。先行パーティが何組か取り付いてます

20分ほど待機した後、我々も準備

リードはshimaさん。アックス刺すと鈍い音が…(汗

続いてsiroさん。写真無いけど最後に私が登ります

ゴルジュに到着です

siroさん

次に私

最後にshimaさん

ナイアガラの滝に到着。3組が取り付いてます

空いてないので大滝まで偵察に行きます

ツララ状態の大滝…。このコンディションでは登れません(^^;

偵察終了〜。引き返します

乙女の滝も取付いてますが、難儀してそうです

ゴルジュをクライムダウン

F2は懸垂下降

F2で記念撮影

ちょっと登り足りないな…、という事で名残惜しく氷にぶら下がってます

F1では講習会。楽しそうでした

鉱泉に帰着しました

初日の大滝までのルートです

夜、テントの中。それほど低くないです

二日目の朝。別動の硫黄ピストン組の3人と記念撮影。皆さん青一色ですね〜(^^;

急登の大同心稜を進みます

大同心が見えてきました

雪煙上がる小同心

大同心基部からルンゼまでをトラバース。滑落しないよう慎重に

ルンゼの取り付き

心もとないですがここでセルフ

1ピッチ上がったテラスから。アックスはシングルのみ

1ピッチ支点の様子

テラスからは絶景です。しかもここは日が当たって最高に気持ち良いです

2ピッチ目を上がります。ここは手と足だけで

大同心。登ってますね〜！

見上げた稜線では雪煙が舞う

ルンゼを完登。shimaさんとsiroさんガッチリ握手！！

私とshimaさん

一般道の稜線まで上がりました。硫黄岳へ向かいしょう

振り返ると富士山バッチリ

良い景色ですね！

shimaさんのシルエット。映えますね〜！

流石に踏ん張らないと倒れます…(^^;

シュカブラが見事ですね

風の強さに合わせてバランス取ります

赤、中、阿弥陀。いつ見ても見飽きませんね、最高です！

御存知の通りこの辺はずっとこんな風が抜けます

阿弥陀の奥には甲斐駒、仙丈、鋸が

歩いてきた道を振り返ります

硫黄岳に到着。テント撤収があるので私のみ一足先に鉱泉へ向かいました

一般道から下山しました。さぁ帰りましょう

最後の林道です。頑張って歩きます！！

ザックが重い、肩が痛い…！ここでお風呂＆ご飯で癒されます

満たされる至福のひと時です〜

旨いです。10分で完食です！

感想

gomat

　この9月に海外赴任から戻られた山のお師匠のshimaさんと、もう一人のお師匠のsiro-kikunさんの3人で冬の八ヶ岳を満喫してきました。当初は裏同心ルンゼでアイスクライミング＆小同心クラックを予定していましたが、直前の降雪から裏同心でのアイスは見送りジョウゴ沢に変更。二日目の小同心も、先行する何組か見えたので渋滞をさけるべく大同心ルンゼに変更となりました。
　お師匠のお二人は鉱泉泊となりますが私はテント泊。またギア系も含んで25�堋兇離競奪�を、シンとした雪景色の中エッチラオッチラ頑張って鉱泉まで運びます。

　私は本チャンアイスは今回が初めてでして、裏同心でもジョウゴ沢でもどちらでも楽しみにしてましたが、氷が発達する前に雪が積もってしまっているとのことでして結局それほど本数はこなせませんでした。ムーブは人工氷瀑でも練習できますが、コンディション的に仕方ないとは言えアイスでの支点構築などは本チャンでないとなかなか経験が積めませんので、それも含めて次回の課題とお楽しみにしておきます。といっても充分雰囲気は楽しめたので満足してます(^^♪

　二日目は初日と打って変わって快晴です！大同心基部から振り返って見渡す景色は良いですね〜！ルンゼの1ピッチ終了点のテラスも、これまた最高！登り終えてからの景色も絶景！！このルートは初めてでしたが、登り易いこともあり一発で気に入ってしまいました。稜線出てから硫黄岳に向かう途中は変わらず風が強く、よろめくことや立ち止まることが何度かありましたが特に苦でもなく、周りの景色や風紋、雪煙を見ては楽しんでました。

　今山行、個人的に体力での問題はなくとても楽しく、次につながる充実した内容でした。shimaさん、siro-kikunさんありがとうございました！

コメント

totok

氷の世界
皆さま、こんにちは。
冬の八ヶ岳は氷の世界ですねー
そんなところを、知識と経験、技術と装備を駆使して登っていくのは、
大人のパズルのようです。凄いな〜
憧れますが、手の届かない世界です

gomat

Re: 氷の世界
totokさん、こんばんは！

なるほど〜！パズルとは言い得て妙ですね
あと『仲間』という大事なピースがまだありますね！！
なんて

若輩者の私が言うのも何ですが、冬の八ヶ岳は他の山域と比較して遊び易い
エリアなので大好きです。
まだまだやりたい事が沢山あって困ってます

かめ

お疲れ様でした
　shima1121さん、 siro-kikunさん、 gomatさん、お疲れ様でした。

　天然氷をしっかりと楽しんでこられたようで。
　事前情報では、氷がまだ薄いところが多いとは聞いていましたが、
氷が落ち着くのは、やはり年明けあたりからでしょうかね。

　大同心ルンゼだったら、楽しかったでしょうね。
ここは、花の季節も、稜線直下に花畑がありますので、
その頃にバリエーション初級編で来てもいいところだと思います。

　そろそろ、モノポイントが欲しくなったでしょ〜

gomat

Re: お疲れ様でした
kameさん。ありがとうございます。

はい！でもモノポイントはそろそろ所かずっと欲しがっております！！
週末の夜なんかに、勢い次第でポチってしまいそうです(笑)

当たり前ですが、自然の氷瀑でないと経験積めないことがありますね。
コンスタントにできると良いんですが難しいでしょうね〜。

今回八ヶ岳の良さや深さを改めて実感。もっと好きになってしまいました

morgenrot2

お疲れ様でした。楽しい山行でした。
shima1121さん、 siro-kikunさん、 gomatさん、お疲れ様でした。
　一般組は、今回は一泊だし天候も良く、ゆったり登山で楽しく景色を堪能できました。
　gomatさん、アイスクライミングは積雪のため、十分できなかったようですが、お気に入りのコースが加わり、今度は皆を案内することができそうですね。

gomat

Re: お疲れ様でした。楽しい山行でした。
morgenrotさんこそお疲れ様でした！
天候に恵まれ良い景色が堪能できましたね。

アイスのルートを案内するには、まだまだ経験積まないと難しいですよ〜！！
見学だけなら可能ですが(笑)
少しずつ少しずつ、経験値を積んでいきたいと思います。