御前山(シダクラ尾根〜湯久保尾根)
- GPS
- 06:58
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,433m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:54
水平距離、累積標高(+、-)
15.4km、+1,543m、-1,701m
但し、GPSトラックは湯久保山直前からP1019まで電池切れのため手書きです。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)千足BSから武蔵五日市駅まで西東京バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
シダクラ尾根は、「バリエーションルートを楽しむ」(松沢隆康氏著)に記載されていますが、思った以上に急登で、何度も立木などに捕まりながら登りました。 急登はP810までだけかと思ったら、後半、アセビの森に上がるまで急登の連続で、想定以上に消耗してしまい、アセビの森手前で一般コースと合流した時点でドット疲れが出てきました。 一部細尾根や、ロッククライミングでは決してないですが少し手を使う岩場あるから要注意です。 眺望は後半少し石尾根や大岳山などありますが、どちらかと言えば、達成感を望むベテラン向けかもしれませんネ。 |
写真
感想
シダクラ尾根は、「バリエーションルートを楽しむ」(松沢隆康氏著)に、シダクラ沢右岸尾根として記載あり、破線ルートさえ無いバリですが、今回機会を得て登ってきました。下りはノンビリ歩きのできる湯久保尾根とのセットです。
惣岳BS手前の小道を川に向け下り、車道を右へ約5分かからないくらい。
左手のシダクラ橋を渡ってすぐ左の社の左手から川沿いに下ります。
私は先行者が正面にいたので挨拶のあと真っ直ぐ進んでしまい、取水口みたいなとこでUターン。戻ると橋渡ってすぐ社がありました。
渡渉地点が判りづらいですが、適当にエイヤ!とジャンプ。
尾根の末端近くの踏み跡を追って稜線へ上がります。
足場よくないからもう少し上流が良いのかもしれません。
その先、これを登るのか?!
と思うような急登が続きます。一旦、鉄塔ある広場に出ますが、また急登。
時に巻いたりしながらも基本的には尾根筋だから迷うところは少ないです。
とはいえ、私は上に大岩がみえたところで右手のトラバースの踏み跡に釣られて進んでしまい、足場狭い急斜面のトラバースになり、仕方なく稜線までの急斜面を丸太や岩場を乗り越えて行きました。ふぅ〜。泣
しばらく急登を頑張るとP810の小さな広場。少し休憩しますが、既に疲れが出ています。泣。
でも、本当の急登はその先にありました。
1/2.5万地図では等高線の間隔が広くなってたので安心していたのですが、細尾根で右手は崖になるし、岩場(といってもロッククライミング的では決してないですが)は出てくるし、極めつけはあまりの急登に滑るので立木や枝を掴んで何とかよじ登るのですが、握っていた木が折れたり、落ち葉で滑りそうになっなり、最後はヤマレコの先輩に教えてもらった、土に指を突っ込んでホールド(?)する技を繰り出したり、なかなかなアドベンチャーが堪能できました、泣。
途中から、ルートを左に少し外して草付きのふかふか斜面をよじりました。土はゆるいげど、足場が安定するし根っこが張ってるから滑落の危険は少ないと思います。冬枯れの枝は体中にあたるのはこの際仕方ないですが、夏の生い茂った時期だと使えない手かもしれませんネ。
アセビの森の手前からは一般ルートです。
何と歩きやすいことか。
その先の岩場は乗り越えてもよかったのですが、つい左の巻道に進んでしまいました、笑。
しばらくZig Zagを行くと惣岳山。御前山はすぐ左に見えています。
御前山は人気の山だけに山頂は大賑わい。
約20名程がランチ中でした。
私はいつものお手軽な、お握りとパン。
さて休憩したら小屋に寄ってから湯久保尾根を下ります。
小屋の水場は要煮沸らしいですが、十分出ていました。非常時には使えると思います。
湯久保尾根は基本的に緩斜面のノンビリ歩きが楽しめます。
杉の植林と、明るい自然林が交互に出て来ます。
自然林では御前山ですが午後(漢字違い!)の陽光を浴びてマッタリ陽だまり歩き。
途中リス君看板もたくさんで、堪能しながら下れました。
P1019はルートから少し東ですが、開けた眺望があり是非お勧めします。
大岳山なども近くにバッチリ。
最後、落ち葉の堆積した短い岩場を慎重に過ぎると、林の中に畑が急に出できます。
山上の民家の方ですね。あいにくお姿は見えませんでしたが、ここでの暮らしはどんなだろうか、などと考えながら歩くと時間が短く感じました。
小沢BSに着くとバスは1時間後。車道を歩くことにします。
途中、檜原村郷土資料館なるものを発見し、少し覗かせていただきました。
展示やAV教材も充実しており、よくお世話になる檜原村の歴史や昔話などが少し分かってよかったです。
そのあとまだ20分あったので、千足まで歩きます。
最後少し焦って小走りになりましたが、千足まで赤線が繋がり自分的にはよかったです。
今年はご無沙汰してる奥多摩ですが、また機会みて来たいなと、あらためて思いました。
夜19時からのサッカー放送を見るため早上がりでしたが、あのリアルマドリードから2点取って一時リードとは見た甲斐がありました。
鹿島アントラーズというか、日本サッカーのレベルが上がってきた証拠だなとTVの前で大声上げながら喜んでいました。
コメント
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ShuMaeさん、お疲れ様です。
惣岳山までの登りはハラハラドキドキで拝見しました。
腕力に物を言わせる(?)登山だったのですね
9枚目の画像、私も先日同じような場面を歩いてきたので見慣れた画像にちょっと嬉しくなったのですが、よくよくルート図を拝見すると、距離も高低差も桁違いだったので、改めてShuMaeさんのスゴさに感心デス
そして、いいことを教えていただきました。
「土に指を突っ込んでホールド」
これ、使えそうです!!
先日もこれを知っていたら、枯れ木トラップにヤられることがなかったはずです。
えっへんドヤ顔リス君、ほかの看板の上に乗っかってるのばかりですね
このしたたかさを見習わなければ!?
楽しいレコをありがとうございます
takatukimakiさん、メッセージありがとうございます
いやはや、思ったより厳しい急登にやられました
バリでは腕力で何とかする場面もあり、もう勘弁 二度と来ません てな場所も過去幾つかありますが、ここはそこまで行かないにしても、長かったので疲れました
奥多摩は関東では低山で雪も少ないからこれからが私の「時期」なんですが、東京都の西端にしては結構険しくて楽しめるルートも多いです。
スピードと標高差はそうでもないですヨ。両足の痛みをカバイつつ登りました。
それより、トレランで六甲を3度アップダウンのtakatukimakiさんはやはりスバラシイです。1か月のブランクは仕方ないにしても、体力あるな〜といつも感心しています。
「土に指を突っ込んでホールド」、なかなかいいですヨ。
最初教えてもらった時は、え?ホールドにならんやろ!?と思いましたが、何もないより安心感が違うので、最後の必殺技として繰り出すようにしてます。でも無論滑ったら意味ないので過剰な期待はできないです。
御前山のリス君は「保安林」の菱形看板を乗っ取ってるのが多かったですね
この辺のは繁殖力が旺盛(?)なのかもしれません
テスト無時終わったみたいなので、こちらこそ楽しいレコ楽しみにしてますヨ
ShuMaeさま、こんにちは。
バリバリ!バリルート、お疲れさまでした〜
あ!私も何年前だったか、2月の積雪期に、このルートで登ったことあります。
そうでした〜 奥多摩の低山だけど、ここはピッケルが欲しいな〜と思うほどの急登がありました!
山頂でお餅を焼いて、アツアツの御前ならぬ御膳汁粉を食べたことも思い出してしまいました
リス君も沢山生息しているエリアだったのですね!
捕獲、ありがとうございました
snow_dropさん、メッセージありがとうございます
ここは確かにバリバリ音の鳴る筋金入りのバリルートでしたね
え!?ここを雪の時期に登ったのですか すばらし過ぎです
ヤマレコの記録で2月の雪の中、4本爪アイゼンで難儀した、というのは見せてもらってたのですが、確かに雪がつくとピッケル欲しくなりそうだな〜と思ってました。
山頂でのお餅や、御前ならぬ御膳汁粉のいい想い出も蘇って何よりです。
それはそうと、シダクラ沢の沢登りもこの夏行かれてませんでしたっけ?
あそこを詰められたのかな?と感心してました
リス君は思った以上に沢山いましたね。
御前山は3度ほど登ってるのですが、初めての湯久保尾根でノンビリ歩きを堪能してたら、沢山発見できました。リス君はノンビリルートがお好きなのかもしれません
あ、全国制覇マップに早くアップしてあげないといけませんね
長峰は残念でしたが、またよければ計画してみますヨ
おはようございます
リス君をきれいに拭いてくださって、まあなんて優しいお人柄なんでしょう!
ありがとうございます
顔の見えないリス君を見たら私もやってあげようと心に決めました
一人で歩く山道もリス君に会えたら淋しくないですもんね
どや顔君、オシャレ鳥さんと、お一人様緑バージョンと盛りだくさんで
いろいろいてよかったですね〜
akubinekoさん、こんばんは。
いや〜、いつも気にはなりつつ時間なくて通り過ぎてたのですが、今回は余裕もあり少し綺麗にしたげました リス君も何年ぶりかで綺麗になって喜んでるのかな?と思いました
湯久保尾根は初めてでしたが、思いのほか沢山のリス君やらオシャレ鳥さんに出合えてよかったです。まさにakubinekoさんに教えてもらった「期待せず歩くと沢山出て来てくれる」、そんな感じだな〜、と思ってました。
最近リス君の生息域が少しわかってきたのですが、バリや厳しめのコースには少なくて、人気のある沢山あるいてそうなコースに出没率が高い気がします。
思い当たるコースも幾つかあるので、そのうち調査に行ってきま〜す
花粉症のリス君。何年ぶりでしょうか?きっと鼻がスッキリして喜んでますよ〜。
きつい登りの先のリス君には癒されますね。お疲れ様でした。
andounouenさん、こんばんは。
あはは、確かに花粉症のリス君ですね <言いえて妙です
喜んでるように見えたのは、花粉症が収まったから、なのかもしれませんね、そう考えると面白いです
いやほんと、惣岳山までのキツイ登りのあとのリス君には癒されました。
それも沢山出て来てくれて嬉しかったです
次はどこへ調査しに行こうかな?
よくこんなル−トを考えましたね
正しくバリル−トです、というより画像を見ると踏み跡ないでしょ
でも、すっかり復活されたようで良かったです
疲れ気味とか書かれていますが非正規ル−トでこのコ−スタイムはすごいですよ。
momohiro先輩、メッセージありがとうございます。
実はこのルートは松沢隆康氏著の関東バリルート本(3冊)に影響を受けて、3,4年前から計画だけは妄想してました。今年は栃木方面隊になってたので行けてなかったのですが、年の瀬になり奥多摩も久しぶりに歩きたくなり行ってきました 。
ルート中盤は刈払いの枝がそのままなのでワイルド感満載で、ミスコースも1度しましたが、それ以外は踏み跡が落葉に埋もれてつつも尾根筋だし分かりましたよ。
いや、復活ですか? 自分では左足も右足もまだ痛くて、医者には重い荷物持つな、走るななど言われてるので、だましだまし、ですね。でも、徐々に良くはなってきています。コースタイムの0.6〜0.7倍ってどうやって計算してるんだろ?一般ルートだけだとそんなに早かった気もしないのですが・・・。先輩見習ってもっとロング歩きたいです
こんばんは、ShuMaeさん😃🌃
関東は1200m超えでもまだ雪がないんですね。
冬枯れ日だまりの森、でもすごい急登&バリルートです。
春のゼンマイ取りではとんでもない斜面によじ登っちゃいますが、平時は夏道をトレースすることが多いので、
こんな枝葉が降り積もった道は、たじろいじゃいます。
緑色の四角い看板のリス君やおしゃれ鳥さんは、こちらの地域では見たことがないので、うらやましい!✴
tom32さん、メッセ―ジありがとうございます。
奥多摩の山々が雪化粧になるのは1月後半くらいでしょうか。例年だと3月初旬には大方とけてしまう感じです。2014年2月の100年以上振りの大雪の際は4月まで残ってたのですが、檜原村など1週間以上孤立してしまい雪国じゃない東京の難しさを感じました。
北陸だと真っ白な雪山歩きが近場でできそうなので、とてもウラヤマシイです。
ゼンマイ取り、いいですね〜、キノコもそうですが、一度やってみたいと思いつつ、見分けがつかないのでまだ踏み込めていません
御前山は3度目なのですが、鞍部のリス君には初めて気づきました。
リス君看板も御当地色が微妙にあって面白いですね。
関東ではお目目パッチリのリスちゃん(女子)には逆に出会ったことが無いので興味深々です
超・遅コメです<m(__)m>
先日、笹平バス停から思わぬ悪路、いや、バリ道を歩いた際に、
「そう言えば、先日、ShuMaeさんが同じような急登を登ったレコがあったな」
なんて思い出していました。
改めて拝見すると、拙者が登った尾根道によく似ています。
名の知れていない道こそ、
「通行人が少ない→足元が柔らかい→踏ん張れない→足腰に堪える」
道だと実感しました。
隊長
半袖隊長、こんにちは。
メッセージ気づかず遅レス失礼しました。
隊長のVR最強レコもすごかったですね、写真とか拝見してても伝わってきます。
私もトライしてみたいな、と怖いもの見たさで(?)思っています
自分的にはこのシダクラ沢右岸尾根はアルプスの岩場除いては最強の斜度だったと思います。
短距離の急斜面は多々ありますが、距離を考えるとここが一番疲れました。
VRは危なっかさもありますが、慎重に行けば、その時はきつくても後で楽しい思い出に変わってますね
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