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Yamareco

記録ID: 1031454
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沢登り
槍・穂高・乗鞍

お初グループで憧れの赤木沢:沢登り

2010年08月28日(土) ~ 2010年08月29日(日)
 - 拍手
アブハチ その他2人
GPS
32:00
距離
29.2km
登り
2,027m
下り
2,028m
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2日間とも晴れ
コース状況/
危険箇所等
赤木沢、核心の滝のところ、先行パーティがいて、そのパーティがザイルを出したので、あまり登らない右岸の壁を何とか登り切って、追い抜いた。

感想

8/28(土)
朝の5時に某場所に集合でした。その時間に行くと、ちょうど今回のご同行のお二人も到着するところ、ホントにグッドタイミングでしたね。私の車(エスティマ号)に乗り、いざ富山県折立へ。高速の有磯海SAで朝食休憩をして、立山ICで降りる。いつもなら有峰林道小見線に入るところですが、今回道路事情により有峰林道小口川線。こちらの方が遠回りなんです。お金はどのルートで入っても1往復1800円です。さ、ここから写真を追って説明していきます。
 1時間程かかっていますね。なお、夜中はゲートが閉まっていますし、通ることも禁止のようです。

 私はここが3回目です。1回目は、息子3人と薬師岳に来た。2回目は、二男と雲ノ平周遊で。
 私の荷物もまあそこそこに重いですが、今回一緒に行くM本さん、T田さんのお二人のザックも重い。その重いザックのはずなんですが、歩くペースが早いです。T田さんはピッチ走法と言っていいのかな?小刻みで刻む感じですね。
 T田さんは先に行っていたので、ちょっと戻ってきます。この日はずっとガスがかかっていて、先が見えない。2回目の休憩を取ろうとしたのですが、もうちょっと行こうと提案するとあれれ、太朗平小屋が前方に見えました。
 息子たちと来たときは、長く感じたのですが。 (12:18)  ここまで3時間で来ました。
 8/29(日)
3時起きと決めて寝ます。誰かの目覚ましが鳴って飛び起きます。あれ、何で自分の時計0:00なんだろう?ストップウォッチでも作動したのかな?いいえ、ちょうど12時だったのです。もう一度寝なおします。
 3時ジャストに起き、ちゃっちゃと準備をします。3人でコンロを使うのもなんですので私のコンロでお湯を沸かします。2人は昨日アルファー米にお湯を入れてあります。私はレトルトのおかゆですので温めるだけ。ちゃっちゃとテントを撤収。
 私がサブザックを持ってきているので、私のメインザック(カリマーの80ℓ)に太朗平小屋にデポする荷物を入れることにします。荷物は、小屋の軒先に置くことを小屋の人に告げました。午後雷雨があるかもしれないですよ、と言われました。
 小屋の前のテラスには、沢登りの人たちが何人かいます。みんな、赤木沢に入るんでしょうな(そうでした)とある団体さんは多分ツアーなんでしょうか、ハーネスの着け方を教わっていました。おいおい、それはないんじゃないのって感じです。テラスが混んでいたので、河原に下りて準備します。
 ここからスタート?いえいえ、そうなるといきなり泳ぎです。テラスからこの橋の上流側に降りる梯子があります。
 昨日テント場にて、昨日赤木沢を遡行した人(2人組)から沢の様子を聞いています。赤木沢との出会いまで、高巻かなくても行けること、量が少ないこと。最後、藪漕ぎはたいしたことなく、踏み跡がしっかりしていることなど。
 
 赤木沢に入ると、うーん、明るい なんという雰囲気 さすが人気があるわけだ
 途中M本さんに、これが大滝か? と聞かれましたが、大滝は見るからに直登不可能のようなので、違いますよ! (私も今回が初めてなんですが)と答えていました。
 さて、大滝はどこじゃ、と登っていくと、前方に立ちはだかる壁。間違いありません、これが大滝でしょう。
 私も、この大滝どこからか直登出来ないかな?と観察しましたが、うーん、シャワークライムすれば何とかなるかも?でも、直登したっていう記事も聞かないし。
(滝の部分を写真撮るの忘れていました。それほど心に余裕がなかったということかな?)て考えているうちに、例の4人組が左岸リッジのところをザイルを出して登りだしてしまった。きっとわれらのパーティだったら、ノーザイルだっただろうな。
 トップを行くのは、あのスニーカー氏である。下で確保している人のあと何m というコールが聞こえる。途中樹木があり、中間支点も取れるようだ。ザイルを出してしまったということは、ちょっと時間がかかる、というわけだ。私たちは待つのが嫌だったので右岸(登る側からすると左側)の草付き登れそうだからここ行っちゃいましょう!遅れて大滝に着いたT田さんも不安な面持ち。大丈夫、右岸を上ったという記録も私見てますから、・・で、M本さんをトップに登り出した。登り始めは良いが、なかなか草つきで足がかりが確実ではないぞー。そのうち私がトップを切っていた。
 草付から岩場に移ると、左手で掴んだ岩が抜ける・・・ひやっとしました。また草付に戻る。足場が今一不安定だ。ここでザイルを出そうにも、もう出せる状況ではない。草の束を沢山、できるだけ根元を掴んで何とか突破。 
 思わず、突破! と叫んでいた。少し太いハイマツがあったので、そこにザイルを固定することにした。ザックの中にザイル(ただし6mm)が入っているので、ちょっと時間がかかった。ザイルを束ねて投げてみたが、上手く届かない。M本さんから、先にカラビナを付けて、と言われあ、そうか!カラビナで重石にするのか!とわかり投げるが上手くいかない。何回かして、やっと下の二人に届いた。下に届けば2人なら上がってくるだろうと、もう先の様子を見に行ってしまった自分でした。その後、ちょっと強烈な藪漕ぎとなった。
 かなり高巻いたようだ。下に降りるとき、熊笹の根っこで滑ったが、ガレ場でなくて幸いした。沢に降り立ったが、なんか沢の行き先が違うような気がした。少し下流側に坂下ると、案の定2股になっていた。この2股を右(下から見て)に行く方が太朗平に近いルートである。気付いてよかった。気付かずに沢を詰めていたら、黒部五郎岳に近い稜線に出てしまうようだ。例の4人組が左岸からまいて上がってくるのが見えた。大滝を左岸で巻けば、その滝の落ち口に立てるようだが、今回私たちは右岸でそれもちょっと高く巻いてしまったので、先人達のブログの写真にある光景を見ることは出来なかった。でも、無事突破出来てよかったぞ!
 昭文社の地図(後で知ったことです)によると、一般登山者立ち入り禁止と書いてある。我々沢登りする者にとっては、ここを通らねば帰れないんだからしょうがない。 (11:16) 休憩とともに靴の履き替えです。
 結構いろんなところに踏み跡が付いていますね。 (11:51) ハイマツ漕ぎ?足元はちょっとした沢状で、人一人分ハイマツが生えていなくて。しかし、周りのハイマツが覆っている、そんな感じです。

 私とM本さんで休まずに折立に一気に。(16:29)
 約2時間で到着(16:30)
 我ら2人に遅れること40分でT田さん到着。(17:10)
 この登山口の直ぐ横に、自販機があります。私もM本さんも赤のコカコーラでした。その後、T田さんがくる前に降りてきた登山者で自販機を利用した人はすべて、
赤のコーラでした。やっぱ、みんな思っていること同じなんだな。

 さて、その後デルスーさんがアドバイスしてくれた温泉に行こうとしたのですが、
私がナビの使い方を今一マスターしていなくて。結局、早月尾根・剣岳のとき利用した上市町のアルプス温泉に入りました。
 有磯海SAで夕食を食べ、帰りましたとさ。途中眠くなったので、運転をM本さんに代わってもらった。気が付くと、長野でした。

 M本さん、T田さん、どうもありがとうございました。
また機会がありましたら一緒に行きましょうね。今回体調不良でいけなかったデルスーさんも機会があったらよろしく
 やっぱ、暑い日は 沢登りだわ と思いました。












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