八幡平
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 108m
- 下り
- 101m
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
八幡平へ
8月11日(土)
5時起床。アルファ米と味噌汁,アジのヒラキ,焼きタラコ,納豆,刻みキャベツetc の朝食。玉川温泉まで半日分早く来たので今日は余裕のある日程となり、ゆっくり朝風呂に入ってもらった後,今後の行程を再検討する。
当初予定の阿仁マタギ・打当方面をカットして今日は八幡平をゆっくり歩き、焼走りCP場泊とすると明日は早朝から岩手山に登ることができ、半日前倒しできることから、俄かに三陸方面に足を伸ばしては・・,と言う案が浮上。検討の結果、12日は岩手山下山後、宮古に出て釜石付近まで南下し、海岸線でキャンプ。翌13日は早朝釜石の市場によって食材を確保した後須川高原に移動し、昼頃から栗駒山に登ると言う案に変更となる。
7:55発。8:30に八幡平着。無料駐車場から車道を200mほど歩いて山頂遊歩道に入る。八幡平は登山と言うよりこの遊歩道を散策するという感じで登山口から80mほど登った見返り峠から右回りに八幡沼の周りの湿原を歩き、源太森への分岐点から左折してガマ沼と言う山上沼まで戻ると、そこから見返り峠に直接帰る道と、八幡平山頂を通って登山口に帰るコースに分かれる。
八幡平は花の種類が豊富で、イワウチワやコバイケイソウの草紅葉が始まっている一方でニッコウキスゲは今が見頃だった。クルマユリ,トウウチソウ等も。
前回(03年)は訪れた時刻が遅く、その上濃いガスに阻まれて花を見ることが出来なかったが、今回は天候もよくゆっくり時間をかけて歩くことが出来てみんな満足そう。
岩手山へ
八幡平をゆっくり時間をかけて散策した後,後生掛温泉に戻って入浴。再びアスピーテラインを走って焼走りCP場を目指す。八幡平側からの畚岳,諸桧岳,険阻の森方面のなだらかな起伏と濃淡の緑が素晴らしい。
アスピーテラインからの岩手山の景観は圧巻である。八幡平を散策する頃には山頂付近に雲があって南部片富士のあの美しい裾野のラインを見ることが出来なかったが、焼走りに向かって下る頃には雲が取れて岩手山がその全容を現した。
この頃から気持ちが次第に憂鬱になって行く。下るにつれて反対にせり上がってくる山がやけに大きい。いつもならただ眺める対象として見上げて称賛するに過ぎなかったその大きさが、登る対象として目の前にする今は脅威に変わって行くのを感じる。
焼走りに近づくにつれて益々気分が重くなって行くのは、あの長い富士のような裾野のスロープのせいだ。自分の中の深いところで富士の裾野のあの嫌な気分が甦って体が拒否しているに違いなかった。これまで何度も足を運びながら、岩手山に登らなかったのは、無意識のうちに避けていたからだということに今気づく。
15:10焼走りCP場着。暑さも加わって完全に戦意を失う。明日はもっと暑くなるに違いなかった。このコースだけは避けたいと言う思いが胸につかえて気分が重い。考えた末にCP場の受けつけに行き、馬返しのコースを問い合わせて短時間に比較検討し、自分にはこのコースは登れそうにないと言うことも率直に話してコースの変更を提案する。
我がままであることは百も承知で半ば強引に押し切って馬返しに移動する。全員の合意を得られたかどうかは分らないし、馬返しからなら登れると言い切れる自信もないままに。
翌早朝の行動開始に備えてコンビニで朝食を買い、馬返しCP場に向かう。馬返しCP場は広い駐車場を備えた広い芝のキャンプ場で、滝沢村の役場に電話して許可を取ればよく、使用料は無料。
面倒なので車の側にテントを張り、すぐに夕食準備。朝に続いて飯盒で無洗米4カップを炊く。メニューはこの日のために持ってきたアンデスと赤タマネギをたっぷり使った肉ジャガ,他。 夕暮れ迫る中での夕食となる。
食後,jun1さんが突然アキレス腱の痛みを訴えて登山を断念。春河夫妻は小岩井農場を見学することになり、覚悟を決めて3名で岩手山に登ることとする。
残留組の朝食とすべく朝と夜の飯盒飯の残りを豚肉,タマネギと一緒に炒めて焼き飯を作り、朝起きてすぐに出発できる支度をして車で寝る。
明日は3時起き,4時行動開始予定。満天の星空にペルセウス流星群らしい流星を見る。
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