記録ID: 103257
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢
大倉尾根〜表尾根(踏査)
2011年03月20日(日) [日帰り]
- GPS
- 06:55
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,304m
- 下り
- 1,310m
コースタイム
渋沢駅8:08=
8:20大倉バス停8:35-
9:04大倉高原山の家9:18-
10:04堀山の家-
10:44花立山荘-
10:53花立11:02-
11:22塔ノ岳11:25-
11:50木ノ又大日小屋12:10-
12:25書策小屋跡地12:40-
(旧)書策新道-
13:18水無川本谷徒渉点-
13:45(旧)書策新道入口14:06-
戸川林道-
(ヒゴの沢にて休憩10分)-
15:30大倉バス停15:38=
15:50渋沢駅
8:20大倉バス停8:35-
9:04大倉高原山の家9:18-
10:04堀山の家-
10:44花立山荘-
10:53花立11:02-
11:22塔ノ岳11:25-
11:50木ノ又大日小屋12:10-
12:25書策小屋跡地12:40-
(旧)書策新道-
13:18水無川本谷徒渉点-
13:45(旧)書策新道入口14:06-
戸川林道-
(ヒゴの沢にて休憩10分)-
15:30大倉バス停15:38=
15:50渋沢駅
天候 | 晴れのち時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■震災後の登山道状況 1.大倉尾根 特に以前と変わりない。 2.表尾根(塔ノ岳〜書策小屋跡地) 震災の影響は登山道上では見られない。 ただ、木ノ又大日沢詰めのガレ場(崩壊地)右岸尾根、登山道から 約20m下で3m以上のフレーク(一枚岩状)が顕著に露出しており 余震または多量の降雨で崩壊する可能性があるように見える。 木ノ又大日沢を遡行する際にはかなり十分な注意が必要。 登山道上はまだ積雪が残っており、それ自体問題はないが 融解した部分は泥状態になっている。 書策小屋跡地から三ノ塔方面は、ビジター登山者情報によると 以前と変わらず問題はなかったとのこと。 3.書策新道 以前から一般登山道ではないが、開拓者の書策様が亡くなってから 整備されることもなく、部分的に特に枝沢を横断する箇所は 今回の震災または富士宮地震のためか上部からザレが押し出され 径路が埋まっており危険である。 水無川本谷を徒渉してからすぐ下部にあるロープが張られた崩壊地は これも昨年と比べ相当に崩壊している。 また今回通過した際、上部から頻繁な落石があり、地盤もかなり 緩くなっている。 書策新道はここ数年入口と出口に立入禁止テープが張られているが この震災後からは通過自体危険な状態になっているので 絶対やめた方がよい! 4.戸川林道 戸沢から大倉まで以前と変わらず車の通行も可能であるが 上部は浮石等緩んでいると思われるので、余震や降雨後は 十分注意が必要かと思われる。 ★ヤビツ峠までのバスは現在運行されていない(菩提まで折り返し)ので 表尾根を降りても下山が厳しい。 県道を蓑毛まで降りるか、菩提峠から表丹沢林道、三ノ塔尾根経由で 大倉に降りるかだが、いずれも時間がかかるので余裕を見た計画で。 ★秦野市では現在、丹沢登山の自粛を各バス停等で呼びかけている。 有事の際にかけつける警察、消防も東北方面へ人手を回している。 |
ファイル |
(更新時刻:2011/03/19 23:13)
|
写真
撮影機器:
感想
震災後初めて主要な表丹沢登山道を踏査する。
大倉バス停で警察救助隊と秦野市役所の方々に挨拶を交わし
富士宮震源地震と東北関東大震災の影響を見て回った。
大倉尾根
私が登りで出合った(抜いた)方は塔ノ岳山頂までで21名。
下っていった方はこの間で24名。
おそらく普段の週末の1/4程度であった。
表尾根(塔ノ岳〜書策小屋跡地の間)
塔ノ岳方面へ登っていった方は8名。
同じ方向に下っていく方は2名(1名はホソノノ尾根、もう1名は
書策新道という)
市では登山自粛を呼びかけている。
震災の影響で岩や土砂が緩んでいることは当然予想されることであるし
調査にもなかなか入ることはできていない。
また事故の際に救助を担ってくれる警察、消防の方々も
東北方面へ人手を回していることもある。
当然の措置であろう。
さて今日踏査した一般登山道は残雪部分がぬかるんでいるほか
特に影響は見受けられなかった。
ただ一般登山道ではないが、書策新道は昨年末と比べ
崩壊が進行しており、かなり危険な状態になっている。
特に(下降した場合)水無川本谷を徒渉してすぐ下部の崩壊地は
更に崩壊が進んでおり、足場はザレがひどく
おまけに上部から頻繁に落石が発生していた。
自分が通過したときも数十個の石が落ちてきて危うかった。
今後更に足元の大岩が崩壊してもおかしくない状態なので
もうこの径路は廃道といってもよいであろう。
一般登山道ではないので整備されることも今後ないと思われる。
かなり危険な状態と判断して両入口の立入禁止テープを補修させてもらった。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
積雪期ピークハント/縦走
丹沢 [日帰り]
塔ノ岳周回ルート 三ノ塔尾根からあがって主脈を堪能、バカ尾根下り
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
kamogさん
はじめてコメントさせていただきます。
前日に大倉尾根から丹沢に入山した者です。
今回、地震後ということもあり、登山道の崩落等には注意しておりましたが、特に事前に秦野市のHP等で丹沢の情報を確認しなかったのですが、入山の自粛を呼びかけていたんですね・・・
知りませんでした・・・
気軽な感じで山行記録をアップしてしまいましたが、考えなおさねばなりませんね・・・
今後も参考にさせていただければと思います。
よろしくお願いします。
Utundu
Utunduさん、コメントありがとうございます。
大倉尾根は特に影響を受けていなくてよかったですね。
車などで入山される方は自粛の呼びかけにはなかなか気づかないことと思います。
日曜も秦野駅、渋沢駅、大倉バス停では市の職員が午前中くらい張り付いており声掛けを実施しておりました。
警察の巡視も上記3箇所回っておりました。
それにしても大倉尾根、皆さん気軽に登っていらっしゃいますが、昔からバカ尾根と言われるだけあって、改めて大変な登りだと思います。
最近はクライミングと短い沢ばかりなので結構大腿部がパンパン
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