乗鞍岳BCスキーリベンジ;絶景の剣ヶ峰登頂
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- GPS
- 04:07
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,230m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:05
8:30休暇村リフト
9:00かもしかゲレンデトップを出発
11:30〜12:00剣ヶ峰登頂
13:00休暇村リフト
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
この日は大渋滞が予想されていたので、少しでも早く下山したかったので動くとしても9時からならば、歩いて登ったほうが若干早い、と考えてかもしかリフトには乗らずに歩いて昇ることにしました。 しかし、リフトを2本乗って8:45にかもしかリフトの下について、スキーにシールを貼って登行準備をしていると、なんと8:50にはかもしかリフトが動き出したではありませんか。でもここにはリフト券売り場がないので、リフト券がない私は乗ることができませんでした。完全にリフト券売り場のお姉さんに”騙された”気分でとても不快でした。読みが見事に外れて、動いているリフトを横目にゲレンデの端を意地になってシール登行し、9:10ころ、リフトに乗ってきて出発する方々とほぼ同じ時間にかもしかリフト降り場を出発することができました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼ツアーコースから位ヶ原山荘分岐まで;雪が少なくブッシュがかなり出ていて地面の凹凸まだ隠れていませんが、前日に多くの人が入山したようで、2日前のに比べるとスキーのコースがしっかりしている感じでした。良く踏まれていて、固くしまってほとんど潜らないので、シール登行ではなく板はザックに付けてアイゼン登行しました。 ▼位ヶ原山荘分岐〜位ヶ原;少し急で風下の吹き溜まりになっているため、雪が潜ってアイゼン&ツボ足ではちょっとラッセルでした。 ▼位ヶ原〜肩の小屋口;風が突然強くなり、一気に寒くなりました。シャツとジャケットを着て、ウールの帽子、スキー用のグローブに変えました。雪は相変わらず固く、アイゼンでちょうどいい感じでした。 ▼肩の小屋口〜剣が峰稜線;雪は固くアイスバーンになって、その上に部分的に少しやわらかい雪が乗っていました。アイスバーンのところはモナコになっていてアイゼンでのるとアイスが割れて潜ることがあったので、凍っていない雪の部分を選んで登りました。風が強く、傾斜も登るにつれてきつくなっていくので、結構緊張しました。荷物を降ろしたり、出し入れする場所がないオープンバーンの固い雪の急斜面では、休みたくても休めず、立ち止まって息を整えながら登りました。アイスバーンの場所ではストックの先端が刺さらないところもありましたが、凍っていない雪の部分を選んで登ったので、アイゼン&ダブルストックで登りました。 ▼稜線上:風がさらに強く、ザックに付けている板に当たってよろける程度でした。稜線の少し風上側(飛騨側)を歩きました。雪庇はありませんでした。剣ヶ峰手前の最後の鞍部、頂上小屋のすぐ下(頂上小屋は屋根が少し出ているだけでした)に荷物&スキーをデポして登頂しました。 ▼BC滑降;デポ地の稜線鞍部から滑降しました。ほとんどシュプールが付かない固い雪で、スピードを抑えるのが大変でした。ただ斜度としてはmax30°位でスキー場の最上級斜面よりは緩い感じで、滑落の恐怖感は余りありませんでいた。 |
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
グローブ
防寒着
バラクラバ
毛帽子
ブーツ
ザック
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
ストック
スキー板
シール
アイゼン
ピッケル
|
---|---|
備考 | 使用しなかったもの;オーバーズボン、バラクラバ、コンパス, 笛, 計画書, ヘッドランプ, 予備電池,ファーストエイドキット, 針金, ガムテープ, 常備薬, 保険証, 携帯, 時計,ゴーグル, ピッケル |
感想
一昨日の2016年大晦日に一度トライしましたが、強風&濃霧で肩の小屋から撤退しました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1035671.html
日程的にはもともと12/31から1/2まで、3日間で乗鞍岳と焼岳に登ってBCスキーをする予定でしたので、一番時間がかかりそうな焼岳を中日の昨日に登頂し、
本日を乗鞍剣ヶ峰リトライとしました。
前日の天気予報では、相変わらず乗鞍上高地地方は曇りがちですっきりしない予報でしたので、またダメかと懸念していましたが、朝起きて宿の露天風呂に入ると、案の定薄雲が出ていて星が雲間から見える状態でした。
まあとにかく他に予定がないので行くだけ行こうと予定通り宿を出てスキー場の駐車場に向かうと、道路からいきなりブルースカイに真白に聳える剣ヶ峰が登場し、一気にテンションアップしました。
一昨日肩の小屋まで上っているので勝手がわかっており、唯一かもしかリフトの誤算を除けば(詳細はアクセスの欄を参照)、スムーズに登山開始できました。
この日は高速道路がUターンラッシュで午後には大渋滞が予想されたので、できるだけ早く、午後1時には帰途に就きたいと思っていたのと、いつまた雲がわくかわからないので晴れているうちに登頂したいとの思いがあり、最初から飛ばしていきました。BCスキーなので、スキーでシール登行するか、スキーは背負ってアイゼンツボ足で登るか、悩みましたが、スピード重視でアイゼン塗工にしました。雪が潜らないことはわかっていたので、スキーを履く意味がないし、荷物は重くなりますがツボ足の方が足の自由が利いて早く歩けるからです。もちろん、ゲレンデスキー靴と大して変わらない重たいスキー兼用靴に12本歯アイゼンを装着しているので、夏の日帰りのようには足が動きませんが、それでも日ごろからアンクルウェイト片足2.3キロをつけて鍛えていた甲斐があり、快調に登ることができました。
かもしかリフトに乗ってきて私よりも少し前に出発した方々を10分後には全員抜き去りあとは山頂まで一人旅でした。
どこでも登れそうな剣ヶ峰でしたが、さすがに頂上直下は傾斜が急で、風も強く、雪も固く、で休憩することができないまま最後は精神的に少し苦しい登りでしたが、アイゼンとダブルストックでバランスを取りながら心を無にしてひたすら一歩一歩着実に登り、無事稜線に上りつくことができました。
途中から待望の槍穂も姿を現し、山頂からは御嶽山をはじめ、北・南・中アルプスや八ヶ岳、白山、浅間山等の大絶景が得られ、最高の登頂となりました。
そして今回のお楽しみの大滑降。山スキーを始めて丸1年になりますが、初めて滑降と呼べるレベルのスキーができた気がします。硬い雪だったので、大好きなパウダー深雪ではなかったのが残念ですが、そこまで望んでは罰が当たります。
スキー場のアイスバーンを滑るのと同じような感じで大斜面をあっという間に肩の小屋口まで到着、肩の小屋口からも一度も転倒することなく、一昨日な難儀した凹凸やブッシュのひどいツアーコース部分も難なくクリアしてほぼ予定よりも少し早くスキー場へ下山、予定通り13時ジャストには駐車場を後にし、渋滞にはまることなく順調に帰宅することができました。
和歌山の者です
初乗鞍でしたが眺望は最高!
青空も広がり気持ちよかったですね
真っ白な穂高も迫力がありました
あの斜面を雄大な景色の中、滑り降りれたら爽快でしょうね、羨ましい
山頂からスキー場まであっという間ですね、ちょっとBCしたくなるかも
ゲレンデを歩いて降りるのはしんどかった・・・
お互い、これからも気をつけて雪山楽しみましょう♪
tu-san1977さん、こんばんは😃🌃
本当に、期待以上の好天でしたね❗
滑降はあっという間なので、一気に下るのがもったいなく、
何度も止まって写真を撮りながら降りました🎶
スキーはとても楽に短時間で降りられるので、
行動半径が広がり、一度始めたらやめられません😄
tu-san1977さんもぜひ始めてみて下さい💨
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