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Yamareco

記録ID: 104284
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

大杉谷

1975年11月01日(土) ~ 1975年11月03日(月)
 - 拍手
GPS
112:00
距離
17.4km
登り
744m
下り
2,000m

コースタイム

11/1
近鉄・大和八木発の最終バスで大台ケ原へ。

11/2
大台ヶ原(6:40)〜大蛇(7:40〜7:55)〜正木ヶ原(8:35)〜日出ヶ岳(9:00〜9:30)〜堂倉小屋少し先
(10:50〜11:10)〜堂倉滝(11:40〜12:20)〜七ツ釜滝(13:30〜13:45)〜桃の木小屋(14:05〜14:15)〜平等(14:30)〜シシヶ渕(15:00〜 )

11/3
シシヶ渕(7:00)〜千尋滝(7:35〜7:40)〜大日(8:45〜8:50)〜乗船場(9:05〜9:30)→大杉(10:00
天候 連日 晴天
アクセス
利用交通機関:
バス
近鉄・大和八木発の最終バスで大台ケ原へ。
宮川の乗船場から観光船で大杉谷を離れ、バスを乗り継ぎ松阪へ。


近鉄四日市 →(1:30)→ 大和八木 ⇒(3:30)⇒ 大台ヶ原
観光船 ⇒(0:30)⇒ 大杉 ⇒(2:00)⇒ 松阪 →(1:20)→ 名古屋
コース状況/
危険箇所等
市街地で年間で降る雨量が1〜2か月で降ると言われる雨量の多い谷だが
幸い今回は天候に恵まれ幸運だった。


2004年の豪雨で登山道が崩壊し通行禁止が続いています。
2010年10月に下流の一部が開通したと聞きました。
2014年4月26日に大杉谷は全面通行可能となる。
大蛇瑤砲董
2021年06月28日 15:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
6/28 15:22
大蛇瑤砲董
靄の流れる東ノ川
2021年06月28日 15:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
6/28 15:23
靄の流れる東ノ川
大蛇瑤茲衙召狢臺山系
転法輪岳 地獄岳 天狗山 釈迦ヶ岳 仏生ヶ岳
2021年06月28日 15:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
6/28 15:24
大蛇瑤茲衙召狢臺山系
転法輪岳 地獄岳 天狗山 釈迦ヶ岳 仏生ヶ岳
大蛇瑤砲
八経ヶ岳 弥山 行者還岳 稲村ヶ岳
2021年06月28日 15:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
6/28 15:26
大蛇瑤砲
八経ヶ岳 弥山 行者還岳 稲村ヶ岳
七つ釡滝の四段目と釜
2021年06月28日 15:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 910 IS, Canon
6/28 15:27
七つ釡滝の四段目と釜
撮影機器:

感想

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11/1
ダイヤの都合で近鉄・大和八木発の最終バスで大台ケ原へ。
奈良県・吉野川に沿う国道169号線を走るが、狭い道なので予定よりも30分遅れですっかり
暗くなった山上駐車場に到着。救護室へ行き水場とテント場を確認する。
駐車場の西側奥のテント場はもう一杯で、ヘッドランプを頼りの適当なスペース探しは苦労する。
樹林帯の中、クマササに囲まれたスペースで簡単な夕食を摂り、早々にシュラフにもぐる。
夜空には無数の星がキラメキ、枯葉の音を聞きながらの一夜になった。

11/2
寒さで間が覚めると4時だ。樹林を渡る風は相当強そうだ。
朝食はテントの中で済ませ、早々に撤収するが、整地も不十分のまま寝たので腰が痛い。
案内図で先のコースを確認してシオカラ谷へ向かう。すぐ右下から筏場コースを併せ、山の家を
左に見て下る。指標は完備しているので安心だ。
谷道を行くと沢音が聞こえてシオカラ谷に懸かる橋だ。コンクリートの立派な橋と思ったら、
薄氷の張った霜のせいで白く見えただけ。渡り切った分岐を、流れに沿って進むと滝見尾根へ・
左への登りを大蛇瑤惴かう。樹林中を行くと朝陽がまぶしくさしこみ、右手に大峰の山並みが。
朝一番の登りが尽きる頃広場に出る。破壊寸前の休憩所があるので、ザックをここに置いて、
空身で右へ向かうとすぐに、大蛇瑤澄4笋鰄気犬涜臈庫召魍擇靴燹
背後・南東に朝陽まぶしい伊勢湾が、そして左の足元には東ノ川から上がるモヤが流れに沿って
ずーっと続き、正面を見ると大日岳・釈迦ガ岳〜八経ヶ岳・弥山と続き山上ヶ岳へと延びる
大峰山系の主要な山を一つ一つ数える事ができる。
前方には千石瑤梁膣篳鼻紅葉の中に鮮やかな中の滝と素晴らしい眺望だ。
街では一年分の雨量が一ヶ月で降ると言われる大杉谷である。なんと快晴で幸運なこと!
長く休みすぎたので身体が冷えてきたので行動再開だ。
ぬかるみの中を少し行くと広々とした牛石ヶ原で、ミヤコササで一面覆われた自然公園風である。
地面は霜柱ができ、池の水は凍りかなりの冷え込みだが、春の頃はのんびりしたい場所だ。
 尾鷲辻を経て正木ヶ原、日出ヶ岳と向かう。途中の正木嶺の付近は苔むした原生林でゆっくり
休憩したい場所だ。やがて樹林が開けると日出ヶ岳で、素晴らしい展望台だ。
大峰山系・尾鷲の入り江を見ながらコーヒータイムとする。
休んだあと、長い樹林のぬかるみを下るといよいよ大杉谷だ。左下に林道を見ると堂倉小屋。
人が溢れているので先へ行く。林道ヘ降りて、右にアザミ谷を眺める頃から下りがきつくなり、
沢が現れ樹林が開けると大きな淵へ勢い良く落ちる堂倉滝を見て、大杉谷の流れに出る。
広い河原に降りて昼食にする。谷の水でコーヒーを沸かし、パンをかじって腹を満たす。
暗い谷から見る青空は印象的だ。 
さあー、これから次々現れる滝を巡って行こう。水は清く、落差の大きな滝と、さすがの渓谷美!
渡りは一人に制限される吊橋を渡ると、二条・二段の与八郎滝、次の吊橋の陰に隠れ滝、
渡りきって右岸に出ると、谷筋が広がりゴーロになると光滝を見る。
水量が多い時に光を受け七色の虹をかけると言われる滝だ。
しかし、見とれてばかりはいられない。やがて右岸のへつりが続き、足元の岩は濡れて滑るし・・。
再び吊橋を左岸へ渡ると、谷最大の見物 七ツ釜滝である。長い吊橋を渡って振り返ると
三段になって落ちているのが見られるが、上と下の釜は見られずスケールの大きさを感じさせる。
 ここまで来るとあと少しで桃の木小屋になる。しかし相変わらず混んでいるので宿泊を止め
今日も幕営にする。テントサイトを求めて先を急ぐ。吊橋を渡ると左岸には大岩壁が聳える。
約300mといわれる平等瑤澄左岸へ移りしばらくすると、ニコニコ滝からシシヶ渕となり
テントサイトとなる。目の前には両岸を岩壁にはさまれ、その奥にニコニコ滝を見る絶好のサイトだ。
砂地のためペグは効かないが、代用の石には事欠かない。外で早めの夕食を済ませ、くつろぐ。
今日は寒さもさほどではなく、星空の下でぐっすり眠れそうだ。

11/3
5時に起床。今日も風も無く絶好の天気だ。テントを撤収して7時に行動開始。
桃の木小屋から続々と人が出てくる。
左岸の洞をくぐり、朝一番の苦しい登り! 吊橋を右に見送ると千尋谷に懸かる豪快な滝が!
約200mの落差を一気に落ちる千尋滝は大杉谷随一だ。
 なおも登りが続き水越谷出合いを過ぎ、地獄谷の手前に来るとやっと落ち着く。
ここで広い河原に出て腰を降ろす。ここまで来ると谷底も広がり流れも穏やかになり、大杉谷も
終わりが近い。2〜3本の小沢が本流に流れ込み大日瑤猟床爾魏瓩ると流れが止まり
杉の木が一杯浮いている。 宮川の貯水池も近いが、昨日から硬い岩の道ばかりなので
足の裏が痛い。 その硬い道も宮川第三発電所を通り抜け舗装道路となって終わる。
宮川の乗船場から観光船で貯水池を渡り大杉谷に別れを告げ、バスを乗り継ぎ松阪へ出る。

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利用交通機関:
技術レベル
2/5
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