焼岳・黒谷
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,262m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:16
4.51 1400m 焼岳北面台地取付
7.32 2000m 焼岳北面台地2000m
9.53 2455m 焼岳南峰着
10.18 2455m 焼岳南峰発
10.40 1800m 黒谷から北面台地登り返し
12.06 1300m 林道に合流
12.16 1215m 中尾温泉奥林道除雪終点
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
定刻4時出発。最近の危険行為について、歩き始めから先生の説教をくらう。30を超えると説教されることなどほぼ無いため、有難く聞きながら歩く。
話しながら林道を歩くとすぐに巨大堰堤に着いた。回りこんで尾根に取り付くが、雪は少なく急な樹林で板を脱ぐ。斜度が緩くなるとまた板を履き、あとはシール歩行となる。私は休憩中にクトーを落としてしまったらしく、上部では早々にアイゼンに履き替えた。先生も上部でシビアなアイスバーンにぶち当たりアイゼンに履き替える。雪が多く、状態が良いときは一度もスキーを脱がずに山頂まで行けるラインもあるらしい。今回はそのまま山頂まで板を担いだ。
この日は曇り空ながら展望は良く、360度周囲の山々が見渡せる上、風もほとんどなかった。昨日登った槍、笠、乗鞍等の景色に感動するが、先生は山歴が長いせいか今はもう不感症のようである。私が一眼を車に忘れたため、先生のカメラで山頂写真を撮る。中ノ湯温泉方面から登ってきた登山者と入れ替わりで山頂を離れ、カリカリ斜面を下ってゆく。
途中からパウダーが溜まったボウル地形となるが、スピードを上げるとガリッと石を踏む。先生のヘルベントはチューンナップしたばかりだそうで、石を踏まないよう慎重に滑っていた。途中沢が狭まり急な箇所があったが、横滑りして慎重に降りた。雪が多ければ林道まで滑れるらしいが、今回は岩だらけなので、がれた右岸を登り返す。
再び板を履き、落としたクトーを見つけるために先に下る。クトーは袋に入った状態で休憩地点の雪面に転がっていた。休憩中荷物を整理した際に落としたらしい。先生と合流して後は笹薮スキー。急斜面で一度板を外し、また履いてあとは林道を下るだけ。雪不足で脱ぎ履きが多くなってしまったが、雪が多ければ楽しそうなルートである。また来たい。
今回は約2年ぶりのYSHR山行となった。色々とお世話になり、またためになるお話が聞けて有意義な週末だった。感謝。
<16-17シーズン出勤表>
FISCHER TRANSALP80:2
ATOMIC CHARTER 100:4★
FISCHER BIGSTIX 122:3
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合計:9
<先生の独り言>
今日は北海道小樽出身の今最も熱い若手山スキーヤーのトマホークと焼岳黒谷滑降に挑戦した.トマホークも怖いもの知らずでこのままきわどいルンゼ滑降を続けていればマジで長生きは出来ない.パクと同じで怖いもの知らずではいけない.たまには恐いものを知ってもっと慎重に山スキーを続けて欲しい絶滅危惧種である.
深夜金沢を出て4時に中尾温泉林道終点発と約束していた.焼岳は色々と開拓したがこの黒谷は最も楽しいコースの一つである.さあ今日も元気に出発.林道の雪は10cmほどと寂しい.林道終点まで歩いていざ北面台地に取り付くも如何せん雪が少ない.笹薮をかき分けてスキーで歩いたが斜度が急になると雪不足で石が出て来たため仕方無く板を担いだ.
しばらく板を担いで北面台地に登り切ると雪は増えた.薮もあるが歩行に問題ない.少し明るくなって来て後は正面に焼岳を見て北面台地をガシガシ上がるだけ標高2000mほどで氷化斜面が出て来てクトーを付ける.しかしトマホークがクトーが無いと言う.そんなバナナ、休憩中に置き忘れたようだ.やはり脇がまだ甘い、仕方無く板を担いでアイゼンで登ってもらう.僕は急斜面をガシガシ登るが最後のトラバースで氷化してしまい潔く安全第一で板を担いでアイゼンで歩行した.
条件が良ければ完璧に山頂まで板で歩けるが雪不足で氷化斜面も多く危険なので僕もそのまま板を担いで山頂を目指す事にした。風も無く曇り空コンディションは悪くない.さあピークが見えた.ゴールだ.休憩して写真を撮ったら山頂から黒谷を目指す.山頂直下はしばらく氷化斜面の連続で気は抜けなかった.さあ黒谷エントリーだ.雪不足は明白だがほど良くパウダーも詰まっていて快適に落ちて行く.トマホークはさすがの滑りだ.
先頭を交代しながらガンガン落ちて行く.滝場も問題なく埋っていてマンダムな滑りが続く.雪が多ければそのまま滑って林道合流となるが1800m付近から大きな岩が出て来た.こんなの初めてである.これじゃ下部は水が出ていて滝も間違いないだろう.この辺りで北面台地に登り返すのが無難だ.アイゼンを付け黒谷から台地に這い上がった.
さあ後は台地を滑り林道へ一直線.途中クトーも見つかりトマホーク安堵.林道に合流すれば後は快適に車まで自動運転であった.まあ雪不足はここでも否めないがそれでも黒谷は楽しかった
コメント
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先日はありがとうございました!
バタバタしていて帰りのご挨拶もできませんでスミマセンでした。
また来てください!
ヤマレコユーザーだったのですね!いい宿でした!今度は自分で、、、これからもよろしくお願いします
YSHRさんとTomahawkさんお知り合いだったのですね。
お二人とも山スキーで素晴らしくご活躍なので何時もフォローし凄さに驚いたり感心させられています。
今回は焼岳ということで、4年前に下堀沢を滑っただけに懐かしく拝見しました。
西側、黒谷に滑れるなんて知りませんでした。
動画を見る限り、雪がすくなく時期が早かったのが残念に思いました。
でもこれぞ山スキーなのでしょうか。
今後も楽しませてもらいます。
白馬で車上生活してた時に数回YSHR さんにお伴したことがあります。2年近く前で今回は久しぶりでした。黒谷ルートも氏が開拓したそうです。今年は雪が少ないですが、普通は下までパウダーボウルらしいです。今週の寒波に期待ですね!
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