大品山BC(らいちょうバレー経由・激パウ滑走)
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- GPS
- 03:55
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 330m
- 下り
- 950m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
らいちょうバレースキー場を目指す。 らいちょうバレーゴンドラ前の広い無料駐車場を利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■らいちょうバレーゴンドラ降り場〜大品山 ・今回は豪雪予報だったせいかノートレース、激ラッセルだった。 ・恐らく今回はスノーシューでは辛いレベルの積雪量だった。 ・パッと見、尾根伝いで簡単そうなルートに見えるが、迷い尾根多数なので注意する。 ・ところによって痩せ尾根もあるので雪庇崩壊&滑落にも注意が必要。 ■大品山〜粟巣野スキー場 ・激パウダー滑走を楽しむことができた。 ・こちらも注意深く滑走しないとルートミスをしやすい。 ・特に貯水池手前からは東側の尾根を確実にトレースする必要がある。 ■粟巣野スキー場〜らいちょうバレースキー場 ・林道を歩くが、微妙なアップダウンがありストックも埋まるため簡単ではなかった。(シール装着とまではいかなかったが) |
その他周辺情報 | 森の風立山(大人一人700円)雪の露天風呂は最高だった。 |
写真
感想
当初白鳥山に登ろうと、上路集落奥の神社前に集合としたが、上路までの除雪が中途で集落までも僕の車(四駆仕様のコンパクトカー)ではぎりぎり、神社には除雪が行かず到達不能。さんちゃんと出会って集落内を動き回ったが駐車場所が見出だせない。時折暴風雪と言えるほどの状況もあって、木立のない稜線は相当厳しいだろうと止めることにした。
こんなときの常套代替手段としてらいちょうバレーゴンドラからの大品山に行くことにした。
駐車場に着いて仕度をしたところで丁度営業開始の8時、ではとゴンドラ乗り場の列に並んだところで強風のため一時運行停止、となってしまった。極楽坂からリフトで上がるか等と相談しながら待っていたが、再開して頂上駅に着いた時には9時20分、このルートに行く時間としては問題ない。
警告看板のある小山からツアーコースに入ると、のっけからノートレースの本格ラッセル。新調のこのスキー板では初めてだ。
このルート、ピーク毎に支尾根があってノートレースでは迷い込み易い。東へと方角定めてれば良いのだが、1221mピークで漫然と緩い地形へと進んだら南西の尾根に入っていたが、直ぐに気づいて無事修正。
交代で先頭ラッセルして、瀬戸蔵山を越え、大品山へ。滞りなくは歩いてきたが、ここまで2時間半近くかかった。去年の2月に一人で来たときは1時間20分だったので倍くらいだ。トレース有り無しの比率としてはこんなもんだろう。途中では風雪強い時間もあったが、山頂では穏やかに一休みできた。
お楽しみの滑降、期待通りのパウダー三昧である。緩斜面では進まず、時々の登り返しに若干苦労するが、急斜面ではフェイススプレーに歓声をあげる。
方角定めながら滑り下りて行ったが、中途で二人組、続けてソロの人が登って来ていて、ルート読みの手間もなくなった。難所の貯水地上のやせ尾根は、今日は十分雪が乗ってて難なくクリア。あっけないと感じるほどだった。
貯水地下の緩斜面地帯もトレースのおかげでスイスイ。導水管沿いの狭い斜面も楽しくスラロームであわすのゲレンデに飛び出した。ゲレンデを滑り下りてらいちょうバレーへの連絡道、ここの部分的な緩い登りが後半一番の苦労だった。ノートレース部のカニ歩きもあり、真っ直ぐ歩く時にストックの押しが効かないのだ。
当初、酉年にちなんで白鳥山を予定していたが、寒波襲来で駐車スペースすらまともに確保できず、仕方なく大品山へ転進。
Nishidenさんとの山行ではちょいちょいこういうことがある(笑)
今日のコンディションはドカ雪+強風なので無木立の稜線や谷筋はよろしくない。
本当ならボトムのあわすのスキー場からハイクアップというのが王道だが、スタートが出遅れた上に登行中の雪崩れリスクを考慮すれば今回はゴンドラ利用〜稜線歩きが望ましい。
そんなわけでゴンドラ片道600円でリスクを軽減しながらの「お茶濁し山行」となった。
相変わらず風に弱いらいちょうバレーのゴンドラで乗車直前に運行休止。
Nishidenさんと極楽坂経由で行こうか・・・等と相談しているうちに運行再開となった。
ゲレンデトップに到着すると大品山方面はノートレースだった。
ゴンドラ利用で大品山までノーラッセルだとさすがに物足りないのでこの展開は願ったり叶ったり。
Nishidenさんが今期投入したファットでガンガンラッセルしていく。
この人のパワフルなラッセルはとても還暦を迎えた人のそれとは思えない。
核心部の痩せ尾根では雪庇が発達しており若干ルート取りに難儀した。
最近自分の中で流行っている?雪庇崩壊もあり、緊張を強いられる場面もあった。
大品山手前のブナ林まで来るとホッと一安心。
そこから山頂まではゆるゆるとハイクアップを楽しんだ。
山頂に到着してエネルギー補給を済ませるとそそくさと滑走準備にかかる。
樹林帯が風を防いでくれているものの、やはり最強寒波というだけあって気温が低く、止まっていると体が冷えてくる。
あとはお楽しみ滑走タイム。
底なしの激パウダーをファットスキーで快適に滑っていく。
あわすのまでの下山ルートも迷いやすいためGPSで位置を確認しながら慎重に下る。
途中から登りトレースが出てきたため目印にさせていただいた。
貯水池脇を慎重に越えてあわすのスキー場に到着したら久し振りに天然雪のゲレンデ滑走を楽しんだ。
このところ山しか滑っていなかったので本当に久し振りの圧雪バーンだったが、まるで翼が生えたかと思うほど快適な滑走だった。
今回のように雪崩れリスクが高い日はゲレンデ滑走もいいかも・・・と少し気持ちが傾いた。
コメント
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白鳥は残念でしたが、大品で激パウ良かったですね。
最強コンビには物足りないヤマかもしれないけど、大品山は初めての山スキーでその難しさを教わった山なので今年も修行に出かけるつもりです。
今週末も激パウ、イケるかな?
レッズさん、こんばんは。
今週はとにかく雪崩れリスクを最小にして、いかに激パウを楽しむか!という相反する要素のバランスをとるのが一番の気の遣いどころでした。
大品山、とてもコンパクトですが、なめて掛かると痛い目に遭う山だと思います。
その分ルーファイ、ラッセル、滑走、登行などすべての要素について訓練できてとても良い山だとも思います。
また困った時にお邪魔したいです。
白鳥山は残念でしたが大品山の激パウダーいいですね!ツボでは胸まで沈むなんてコケたら起き上がれなさそうですね。今回いろいろあって参加できませんでしたが行けばよかったと後悔しています。次から行く前にいろいろ考えるより行ってから考えます。
僕もテムレスポチリました。今度ぜひ白鳥山行きましょう!テムレスで行きます!
koueiさん、こんばんは。
今回何もなかったのは結果論で、別の結果になれば「やっぱり行かなくてよかった」となった可能性もあります。
その時の判断に対して後悔しない方がいいと思いますよ。
僕も「もう少し待ったら白鳥山いけたんじゃないか・・・」とか思いましたがキリがないですからね。
やはりその時々の状況分析と情報収集、それと経験による判断でしょうか。
さあ、ドカ雪も降ってくれたことだし、ようやく本格的なシーズン到来ですね。
何か土日の大品山、大賑わいだったようですね。
日曜のゴンドラトップからは立派なトレースが出来上がってました。
ワタシ的には完全な不完全燃焼だったんで、修行しなおしてリベンジしてきます。
hellbentさん、おはようございます。
日曜日は色々とトラブルがあったようで大変でしたね。
まだしばらくは激ラッセルが楽しめると思うのでリベンジお願いします
富山県民は庭感覚で大品山にいけるのでうらやましい。
激ラッセルお疲れ様でした。
写真13、これはすごい
スキーの浮上力が良く分かります
そういえば昨シーズン、カモシカの泳いでいる激レア写真もありましたね
maruiさん、おはようございます。
そーなんですよ。スキーの浮力を再認識できますよね。
あの写真もザックで引っかかってるだけで、やる気になればもっと埋まっていったと思います(笑)
去年の白馬乗鞍のカモシカも胴体で浮いてた感じですからね。
本来人間が入るべき領域じゃないってことなんだと思います。
最近、ヤマレコを疑うことを覚えたクマです
これって、ほんまに激パウ?
湿雪の深雪っちゅうやつと、ちゃいまんねん?
湿雪の深雪って、滑降には最も手ごわい雪で、
ボクの場合、直滑降して暴走し、どっかで転倒するパターンです
でも、さんちゃんやニシデンさんには、関係ないかもね!
いいなあ、その技術とモチベーション。
クマ
くまさん、こんにちは。
今回はマジで激パウでしたよ。
ニシデンさんとも「北陸の雪じゃないですね。」って話ながら歩いてました。
嘘だと思うなら今週末試してみてください。
もう湿雪になってるかもしれませんが
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