裏美濃禅定道 三ノ宿： 敗退 地獄ラッセル

2017年01月14日(土) [日帰り]

• GPS: 06:20
• 距離: 6.5km
• 登り: 324m
• 下り: 324m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:02
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:02

距離 6.5km 登り 324m 下り 324m

7:34 長滝白山神社
13:36 ゴール地点

天候

雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅 しろとりに駐車。おまけに前泊テント泊しました。

コース状況／危険箇所等

地獄ラッセル。
寒気のもたらした新雪が115cmも積もっていました。危険箇所は特になし。

その他周辺情報

美人の湯 しろとり。
７５０円。道の駅で１００円割引券をゲットして６５０円ではいってきました。

写真

1/14 17:09

14日夕方でこの積雪。この中を本当に登りに行くのか？
岐阜の豪雪地帯・白鳥から。

1/14 17:37

今夜の飯、モツ鍋。
やっぱりテン泊だなぁ。
最高に楽しい時間を過ごしてます。

1/15 6:52

テント撤収。
やっぱテン泊は面白いなぁ。

1/15 7:09

おお、今日は晴れそうな予感。

しかしその予感はガッチリと外れるのでした。

1/15 7:20

1/15 7:25

長滝白山神社。お参りするのにもラッセル。

1/15 7:27

裏美濃禅定道。
今日は三ノ宿を目指すが、この時点で到達は無理じゃねえかと。
行けるところまで行くことに決める。

1/15 7:47

ワカン装着。
今日はワカンしか使いません。

1/15 8:01

まだここいらは序の口。楽ちーん。

1/15 8:16

これくらいになると結構パワーがいる。最終的には胸ぐらいまでの積雪になる。

1/15 8:55

おお、晴れるか・・・はれません。

1/15 9:00

ちなみに、麓でこんなもん。
しかも全部新雪です。

1/15 10:33

楽ちんそうに見えて、強烈なラッセル。

1/15 10:33

尾根線に出ました。
大日ヶ岳が見える。
もう少し天気がよければ。

1/15 11:34

尾根線に出ただけでみんなハイテンション。
しかし、目的地への1/5くらいしか来ていない・・・。

1/15 11:34

ルートを杉林に取る。針葉樹は枝で積雪を抑えるので歩きやすいのだ。しかし、広葉樹林は葉が落ちているので、雪が積もって最悪。

1/15 11:41

ラッセルあと。

1/15 11:42

もうこの辺で時間切れ。
帰ります。
わたしゃ、すでに泣きが入っていまいた。

1/15 11:53

この一本の線を引くのがどれだけ大変なことか。

1/15 11:53

下りは早い。

1/15 12:29

ちょっとはれま。
このあと吹雪になります。

1/15 12:45

そして雪山での懸垂下降訓練。
わたしゃ雪庇を見事に踏み抜いて落っこちました。

1/15 13:15

ラッセルはかっこいいぜ。

1/15 13:29

あぁ。民家に戻ってきた。

1/15 15:21

帰りにお風呂に入ります。
冷えた体に最高でした。

1/15 15:21

ちょっとはれたなぁ。明日はいい天気かな？

撮影機器：

DSC-TX30 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック サブザック 輪カンジキ アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

ytomei

裏美濃禅定道・三ノ宿を目指し見事、敗退。
この冬最強の寒気団にぶつかる中、山行を決行した気合だけでも認めてほしい。
しかも、豪雪地帯の白鳥。ラッセル地獄、いや、地獄ラッセルを強いられたと言うべきだな。

元々、日本山岳会岐阜支部 例会山行として、岩ヶ谷山にいく予定となっておりました。しかし寒気の接近につれ、11人の参加者が3人に！中止かと思いきや、目的地を三ノ宿に変更して実行するとの事。私を含む、気合の入った3名で前泊テント泊、朝一番で三ノ宿に向かったのでした。

ラッセルを楽しみにする、私とyama3。しかし現実はそこまで甘くはなかった。この新雪のラッセルは驚異的に疲れる。新雪で115cm（MAX）もある。まさに地獄ラッセル。まったく進むことができません。4時間半あるいて、行程は1/5程度しか進んでいない。標高差1000m、普段なら2時間の行程なのに・・・。雪山の恐ろしさをまざまざと見せつけられる。

わたしゃ、もう最後は足が上がらず、ギブアップ寸前。こんなに疲れた山は初めてかもしれない。心も折れそうになり、泣きが入る。自然の前では人間の力など無力であると知らされた山行でした。

しかし、下りは早い早い。トレースがあるので、4時間半の行程を30分位で降りていきます。道があるってのは、すごいのだ。道を作る人は偉大だと思い知らされる。道なき道を行くのは相当の覚悟が必要なのだ。

あまりにも早く下ったので、時間が余って、雪山での支点作りと懸垂下降訓練を実施。わたしゃ、懸垂下降の途中で見事に雪庇を踏み抜いてしまいました。しかし、バックアップのオートブロックのお陰でチョット落ちただけですんだのでした。

まぁ、最後まで登れなかったけど楽しい2日間でした。またこういう気合の入ったバカみたいな山行に行きたいな。とても楽しかったのでした。

コメント

nao &るー🐈

修行レベル
お疲れさまでした。
どこに行ったのかなと思っていたら、やっぱり修行の地でしたか。長滝って積雪量が多いところなのに、この大寒波で長滝を選べばそうなるよね
胸までの新雪ってすごいね。山頂までいけなくても、そうやって遊ぶのって楽しそうでいいな ピークに行くのだけが登山じゃないし。
そして修行僧としてのレベルが1つ上がったね おめでとう。

ytomei

Re: 修行レベル
しっかしまぁ、楽しい山行でした。たしかに気合が必要でしたが・・・。チャレンジするって面白いね。ここは修験道だったみたい。でももう修行僧みたいな山は嫌だなと思いつつ、限界に挑戦するっていいなって思うよ。またこういう所に行きたいな。

テン泊が面白かったよ。へんてこな鍋を朝飯で作っちゃって、食べるのに相当難儀しました。餅ラーメンドロドロ鍋と命名。

nao &るー🐈

Re[2]: 修行レベル
わかる〜
一昨年の蓼科山がラッセルで敗退したけど、楽しかったもん。
鍋も山もやらかしちゃった方が思い出に残るよね（笑）

ytomei

Re[3]: 修行レベル
この山田さんと俺と鈴木さんが敗退するレベルは相当高いと思ってるよ。
俺はもう駄目だったね。最後、腿が上がらなかったもん。

最強のメンバーで挑んでだめだったから、悔い無しだな。
そしていい思い出になったよ。

やまさん

人生は修行！
お疲れさまでした。
山って懐が深いですね！今回の山行は里山程度なのに敗退…
はっきり言って北アルプスの名峰（厳冬期は除く）よりも難しく思えました。
本日、二日連続で敗退してますます山が好きになりました♡

ytomei

Re: 人生は修行！
ここまでくるとマゾの領域ですね。これ以上の深入りは危険では無いかと。。。