吹雪で遭難!? 谷川岳の恐怖



- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 721m
- 下り
- 721m
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
曇天の中、天神平ロープウェイ駅をスタートして谷川岳山頂を目指す。天気予報は好天するとの情報を信じて進む。雪山ルートは夏山ルートと異なり尾根伝いでかなりの急登、アイゼンとピッケルを使いながら登り進む。天気は好天せず、少しずつ吹雪始める。あと5分で肩の小屋というあたりで強風でホワイトアウトしてくる。トレースも消えて見えなくなり、尾根の道が完全に消える。まじでビビる。引き返すよりも、小屋に行く方が安全と決断して登山続行。先行者の背中を見失わないようになんとか小屋に到着。外は猛吹雪。
とりあえず、好天を願い同行していた住吉さん特製の石狩鍋の完成を待つ。なかなか火がつかず焦ったが、人肌でガス缶を温めるとようやく火がついた。石狩鍋とラーメンを食し大満足。
小屋の中でどうやって降りるか悩みまくる。外は猛吹雪、いくつかのパーティは下山のために出て行った。今回は念のために嫁のスノボウェアとゴーグルを借りてきたことに感謝。小屋の中で休んでいたベテラン山ヤさんに声をかけてアドバイスを仰ぐ。結局、この山ヤさんのパーティに混ぜてもらい下山強行することに。ピッケルを使った滑落制御姿勢、強風に耐えるための姿勢などのレクチャーを受けていざ下山へ。雪は止まり、風のみが強かった。雪がないので登山ルートはなんとか見えるリーダーの山ヤさんを先頭に歩き方など指導してもらいながら危険箇所では声掛けしてもらい慎重に下る。中腹まで降りた頃に風も雲も消えて好天の青空が出てきた。助かった。
その後はルンルン気分でロープウェイ駅まで戻ってくることができた。今回の件ではいろいろと経験を積むことができた。山ヤさんには本当に、感謝の一心である。
下山後は、水上温泉に移動してのんびりと温まり、缶ビールでグビ。生きててよかった!
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