北面白山(プチホワイトアウトの山頂)
- GPS
- 04:59
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 673m
- 下り
- 668m
コースタイム
天候 | 曇り/雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■三沢山までは危険個所なし。 ■三沢山〜面白山はまだ雪庇がほとんど出ていない。 ■山頂直下の急斜面は下りでスリップに注意。 |
写真
感想
西日本では寒波の影響で大雪になっているとのこと。天気が良ければテントを担いで南蔵王辺りを狙っていたのだが、日本海にも低気圧が来てるようだし今回はあきらめよう。でもこの辺りはニュースで言ってるほど大した雪は降ってないんだが・・・せっかくの連休だしやっぱ山に行きますか。大した雪は降ってないとは言ってもこれから天気が荒れてくるのは間違いなさそうだし、吹雪いて視界が悪くても戻って来れるような山に行こう。ということで、何度か登っている北面白山が今回の目的地。天童高原から西尾根で、登頂が無理そうなら三沢山までという計画にした。
朝の道路は凍結しており安全運転で天童高原の駐車場へ。まだリフトは営業していないのでお客さんはほとんどいない。登山者もいないのかな〜と思いつつスキー場を横切って面白山に向かう。キャンプ場の辺りでトレースを発見。先客が2〜3人いるようだ。トレースは夏道に向かっていたが、自分は真っすぐ斜面を上がり忠実に尾根を辿った。所々でトレースと合流しながら、後半は先行するトレースを利用させてもらう。三沢山直下で真っ新な斜面を下って行く二人組とスライド。離れていたので話はできなかったが三沢山のピストンか。一登りすると三沢山に到着。
面白山の山頂方面はガスがかかり中腹から上は確認できない。するとガスの中から単独行が下ってきた。この天気で上に行った人いるんだ〜。よしこのまま山頂に向かおう。三沢山を少し下った所でその単独行に情報をいただく。「山頂直下は雪が硬いので登りやすいけど、風が強く非常に寒い」とのこと。お礼を言って先に進む。春先には雪庇が張り出す尾根にまだほとんど雪庇は見られない。先行するトレースがあるのはやはり楽ちん。トレースを外すと結構深いのだ。そしていつしか山頂直下の急斜面に突入。気付けばトレースは風で洗われ消え去っているが、ここからはひたすら上へ上へだ。雪が硬いと言ってもアイゼンを着けるほどではないのでこのままスノーシューで行くが下りはアイゼンを着けよう。風が強く横殴りに雪が飛んでくる。真っ白い世界は視界2〜3m。瞼が凍って左目が完全に開かない。手前の緩斜面でゴーグルを着けるべきだったと後悔。多少の恐怖を感じつつ登っていくと、斜度が緩み稜線に出た。ここにストックを1本刺して下降点の目印にする。左手に雪庇と思われる輪郭がおぼろげながら確認できる。ここから山頂までは平坦だ。なるべく右側をユックリ進む。わずかな上りを過ぎると石碑と思われる雪に埋もれた突起物。着いたか・・ここが山頂であろう。前回踏んだのは1年以上前のことだったか。。。
登頂の達成感に浸りたいところだが長居は無用。風と雪が襲ってくるこの場所から早く安全地帯に戻らねば。踵を返して自分のトレースを追う。目印のストックまで戻り、スノーシューをアイゼンに履き替える。さて下ろう。直下の急斜面はアイゼンだけでもさほど沈まないが、ユックリ慎重に体重移動。樹林に入ると雪が軟らかくなり膝ラッセルになるが、トレースが明瞭になりその跡をたどればさほど潜らない。
三沢山まで戻って一安心。ここからはスノーシューで楽しい下りだ。調子に乗って下って行くとだいぶ右にそれてしまった。いかんいかん、このまま下ると牧場に行ってしまう。左に進路を変える。ほどなくトレースに合流し辿るだけ。天童高原スキー場に到着すると雪が激しくなってきた。明日にかけて天気は下り坂。有給休暇で明日も明後日も休みなんだが山は無理そうだな。(TONO)
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