DOE、20歩ごとにひと休み 頂上越えればそこは渋滞(盡山)
- GPS
- 05:17
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 832m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 曇一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:たかすみ温泉-(奈良交通バス、1100円)-榛原-(近鉄大阪線)-大和八木-(近鉄橿原線、京都線)- |
コース状況/ 危険箇所等 |
小峠-大峠間は、林道から登山道に入る箇所がわかりづらいので注意。 大峠-高見山山頂間は雪が深く、登りづらい。 |
その他周辺情報 | 下山後、たかすみ温泉(入湯料500円、霧氷バスに乗ると100円割引) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
ゲイター
ネックウォーマー
アイゼン
行動食
レジャーシート
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
ストック
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感想
このレポートはYAMAPにミラーしてあります。
https://yamap.co.jp/activity/690383
今年は雪山行かないと思っていたのですが、こないだ霧氷バスに乗ったというお話を読ませて貰い、ふつふつと行きたい気持ちが盛り上がり、急遽チェーンスパイクを買い込んだりと準備を始めてしまいました。
昨日は会食でしたが一次会で失礼し、23時頃就寝、朝起きすることができました。近鉄に乗って八木を目指していると、だんだんリュックを持った人が増えてきます。途中で挨拶した方も盡山だそうで。八木で大阪線に乗り換えるのですが、そりゃまあたくさんの人。榛原行き各駅停車はそれこそ登山用列車さながら。榛原駅から霧氷バスに乗り込みます。PiTaPa使用可能。満員になったら次々配車されるようです。
高見登山口まで40分くらい。降りたところにお手洗いがあります。道にも雪が積もっている状態で、ここで既にゲイター、チェーンスパイクを装備しました。小峠までは足元の具合も良く、奈良市内の私立小学校(大体検討つきますね)の一団が先行していることもあって雪は適度に踏まれていました。少し前を歩いておられた男性は81歳でいらっしゃるそうでした。
小峠で水分とチョコレートを補給し、バラクラバと追加のグローブを取り出し、大峠に向かおうとしました。しかし、ここは三叉路になっていて、右に行けば大峠への林道、そして、Y字の股になっているところに鳥居があって、ここを登って行く人が続くので、てっきりそっちが「大峠に行く山道」だと思い込んで登りかけました。そこで今日初めての霧氷に遭遇するのですが、いや待てよとGPSを確認したら、これはシャッポさん(YAMAP)がはまり込んだのと同じ間違いではないかと気付きました。慌てて小峠まで戻り、改めて林道を歩き出しました。ただ、林道以外に大峠に行く登山道があることも読んでいたので、登り口がどこなのか気にしていたら、どうやらそれらしいところが。でも、ここには標識が欲しかったですね。
さて、この登山路は今日歩いた人がほとんどおられないらしく、先行するのは妙な形の足跡だけ。これ、歩幅からすればしばらく前に誰かが歩いてその後の雪で埋もれたんだろうと思ったのですが、本当に人の足跡だったんだろうか。さて、ここからが霧氷ラッシュです。下山の時も派手な霧氷はたくさん見られたのですが、人混みと風でゆっくり見ていることができなかったのと、雪もついて派手すぎたので、どっちかというとこの辺の繊細な霧氷の方がきれいだったかも知れません。後ろをひとりついてこられた程度で、空いていたため、ゆっくり写真を撮ることもできました。途中から、さっきの足跡もなぜか見えなくなり、私が最初に歩くような感じです。
さて、大峠に到着(お手洗いがあることは知っていたのですが、面倒だったので降りませんでした)。ここから山頂へと登って行きます。しかし、先行者が2-3人しかおられなかったようで、雪も深く、脚が新雪にずぼずぼはまります。この辺でかなり体力を奪われ、やっと開けたところに出たと思っても眺望は得られず。その後平坦箇所ではさらに雪も深く、ラッセルしないといけませんでした。そこからさらに登り。DOE、DOEと唱えながら登り、20歩進むたびにひと休みで、本当にきつかったです。ただ、寒さ自体は大したことがなくて、バラクラバも頸に巻いていた程度だったし、ハードシェルも前は開いたままでした。
そうしてようやく頂上到着。ここから先は、「人大杉」状態です。展望台でおにぎりを食べましたが、2個用意していたものの、人が多いのでひとつで切り上げ。この時、一瞬雲が晴れた際に向かいの山がきれいに見えました。ここでちょうど、尾根沿いに登ってきた小学生がやってきて、私がおにぎり食べている間に先に降りていきました。これが痛恨。
下りは確かに霧氷がたくさん見られるのですが、豪快な一方繊細さには欠けたかな。このあたりは風が強く、特に指先が冷たかったです。そして、登ってくる人がひっきりなしで、小学生がうまく対向することができず、渋滞が起こります。かなり大変。止まると余計に寒くなってくるし。
小学生は高見杉でごはんを食べ出したため、やっと渋滞が緩和(いや、平日に来るという選択肢はなかったのか?)。ここからも結構長い下りが続きましたが、ようやくたかすみ登山口に到着。さて、たかすみ温泉ですが、実はここ、以前にも来たことがありました。温泉の隣に天好園という旅館があって、5年前に亡くなった父が好きで時々連れられていたのです。いや、まさかここに来ることになるとは。温泉は、私が着いた時にはまだ待ち時間なしでしたが、上がってきた頃には脱衣場渋滞が起こっていました。その後、早めに出発した帰りのバスで榛原駅へ。
冷静な判断をされて、御無事で何よりです。
『DOE』のくだり、失礼ながら吹き出しました 笑
以前修験道の方達が山で修行するのをおさめたドキュメンタリー番組を見たことがあるのですが、彼らはきつい登りに差し掛かると『六根清浄、六根清浄』と皆で唱えていました。それ以来、僕も山できつい時には『六根清浄』を試しているんですが(勿論周りに誰もいない時か、気心の知れた友人と一緒の時だけですが...)、今度は『DOE』も試してみます 笑
perspektivさんの臨場感溢れるレコードを読ませてもらっていたら、無性に高見山に行きたくなってきました!!
コメント有難うございました。
私は山に行きだしてまだ1年経っていないので、これが初アイゼンだったのですが、確実にバスで連れて行ってくれること、登山客が多くバリエーションルートが少ないので迷う心配が少ないこと、でここを選びました。前日にあれだけ雪が降るのは想定外でしたが、楽しめました。
今後ともよろしくお願いします。
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