厳冬期・槍ヶ岳

2017年02月15日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 24.7km
• 登り: 2,231m
• 下り: 2,225m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:02
• 休憩: 1:31
• 合計: 11:33

0:30 新穂高温泉駅
2:17 2:40 白出小屋
4:37 槍平小屋
8:03 8:10 飛騨乗越
8:32 8:45 槍ヶ岳山荘
9:15 9:25 槍ヶ岳
9:40 9:55 槍ヶ岳山荘
10:17 10:20 槍平小屋
11:20 11:40 白出小屋
12:03 新穂

0.30　1110m　新穂高発
2.17　1540m 白出沢
3.48　1750m　滝谷
4.37　1990m　槍平小屋
5.06 1990m　槍平小屋発
8.03 3010m　飛騨乗り越し
8.32 3100m 槍ガ岳山荘着
9.15 3180m　槍ガ岳山頂
9.25 3180m　槍ガ岳山頂発
9.55 3100m 槍ガ岳山荘発
10.00 3010m　飛騨乗り越し
10.17　1990m　槍平着
11.20　1540m　白出沢着
12.03　1110m　新穂高着

天候

快晴（上部は強風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

雪はとても多くが白出沢過ぎから河原歩きが楽
槍平冬季小屋入り口は除雪が必要だった
沢の出合にはまだ大きなデブリは出てなかった
穂先へのルートは所々凍結

写真

2/15 3:04

槍平目指して闇夜の河原をルート工作

2/15 4:36

槍平冬季小屋は雪で埋まり除雪して中に入る

2/15 6:48

飛騨沢を飛騨乗越目指してガンガン行く
気温は低くて上部は強風だった

2/15 7:57

飛騨沢を振り返る。笠方面には雲がかかる

2/15 8:04

飛騨乗越手前で穂先が見えた

2/15 8:16

飛騨乗越は地獄だった

2/15 8:27

肩の小屋を目指して強風の中をスキーで進む

2/15 8:48

肩の小屋でようやく風を避けることができた

2/15 8:51

休憩後穂先へ向かう

2/15 8:57

ダブルウィペットで

2/15 8:59

穂先は岩と氷と雪の世界

2/15 9:03

穂先の途中から肩の小屋

2/15 9:21

最後のはしご

2/15 9:17

大魔人

2/15 9:18

名人

2/15 9:22

YSHR

2/15 9:20

ボードの若者

2/15 9:20

山頂から見た穂高　強風で雪煙が舞う

2/15 9:37

下山はもっと慎重に

2/15 9:42

穂先のアップ　下山中

2/15 9:42

ここまで下れば安心

2/15 10:06

まず肩の小屋から飛騨乗越まで滑降

2/15 10:03

大魔人が

2/15 10:04

ボードの若者

2/15 10:06

飛騨乗越から一気に滑る

2/15 10:12

強風の中粉を巻き上げるYSHR

2/15 10:08

上部は雪は固く強風

2/15 10:09

粉を巻き上げながら

2/15 10:10

名人のテール滑り

2/15 10:11

YSHRも快適に

2/15 10:12

飛騨沢全景

2/15 10:15

大魔人はヘルベント

2/15 10:18

YSHRはポンで

2/15 10:12

粉を巻き上げ大魔人が

2/15 10:13

飛騨沢下部も快適

2/15 10:15

名人はヘルベントでテール滑り

2/15 10:17

奥丸山を見ながら飛騨沢を一気に

2/15 10:18

穂高を見ながら槍平へ

2/15 10:21

槍平に到着

2/15 10:33

飛騨乗越から10分で槍平へ

2/15 10:38

埋まる冬季小屋　雪は多い

2/15 10:40

槍平小屋

2/15 10:45

さらば槍平　今日も完全燃焼

2/15 14:35

帰りの41号線　大沢野の島田でオムライス

撮影機器：

Canon EOS Kiss Digital X Canon

Canon EOS Kiss X7 Canon

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

FinePix XP80 XP81 XP85 FUJIFILM

感想

YSHR

今日は晴れる。厳冬期の貴重な晴天、これはBig Dayにするしかない。復活を果たした名人が本物かどうか雪深い槍ヶ岳に挑戦してもらおう。二日前にそのことを大魔人にラインしたら自分も行くしかないと急遽有給を取って参加することになった。

昨夜自宅を22時に出発した。寝ている場合ではない。新穂発は0時半と約束してある。夜の41号は空いていて二時間弱で新穂に着いた。すでに二人は到着していた。名人は少しフライングスタート、僕と大魔人は0時半スタート。ここんとこのドカ雪で林道はツボ足膝ラッセルのトレースがあった。有り難く利用して汗をかかないように飛ばす。二時間弱で白出に来た。ここで最初の休憩、トレースはここで終わっていた。ツボ足は皆敗退したようだ。

ここから先は三人で交代でラッセルとする。しばらくで河原に降りる。雪はめちゃ多くて河原は雪原のようになっていてどこでも歩けるような感じだった。これは快適だ。山スキーはこうじゃないと。まだ谷にはデブリは皆無だった。月が綺麗な夜だった、振り返るとライトが見えた。後続がいるようだ。一体誰だろう。河原は帰りの登り返しがないように完璧にルート工作して行く。

滝谷を過ぎたあたりで後続が追いついた。神戸の若者であった。明るくて礼儀正しい好感の持てる人であった。駐車場に止まっている金沢ナンバーのヴェルファイアも見てすぐ僕たちと分かったらしい。ダッシュで追いかけて来たようだ。槍平の冬季小屋で休憩していると後続の二人も中に入って休憩。雪の槍には登ったことがないということだった。これも何かの縁、槍のピークまでご案内しましょう。　

飛騨沢をガンガン登り上げる。もう眠くてゾンビになった。若者一人はついて来たが、もう一人は遅れ出して飛騨乗越で敗退するということになった。2800m を超えると激しい風になった。地獄ゴーグルのない若者は辛そうだ、8時ようやく飛騨乗越、さらにクトーで肩の小屋を目指す。今日の核心部だった。肩の小屋に着くとようやく風は避けられた。生きた心地がした。若者はスプリットボードであった。

さあ穂先アタックだ。若者はアルミアイゼンでちょっと心配だが、やばそうなら中止ということで四人で穂先へゴー、穂先は岩と氷が嫌らしかった。何度も来ている僕たちも嫌らしいのに初めての若者は怖かっただろう。それでも皆ダブルウィペットで頑張って穂先に立った。いつもながら素晴らしい絶景だった。若者の写真もバンバン撮ってあげた。さて長居は無用。ダッシュで穂先を降りた。

肩の小屋までおりたらいよいよマンダム時間だ。若者はボードだが飛騨乗越までの急斜面は大丈夫だろうか。僕を先頭にゴー、ボーダーもうまく降りて飛騨乗越には若者の相棒も待っていた。ここで彼らと別れ僕たちは飛騨沢をスーパーファットで自在に粉を巻き上げた。今日も頑張って良かった。生きてて良かった。帰りは快適だった。河原もガンガン飛ばしてあっという間に白出手前まで来た。

ここで少し登り返してあとは林道ボブスレーだった。しめて11時間半雪の多い槍は楽しかった。

コメント

melhen

神戸の若者です(笑)
昨日は本当にお会い出来て光栄でした！
あんな完璧なトレースをつけるのはYSHR先生しかいないと思って興奮しながら追いかけてましたよ。ご一緒させて頂き大変勉強になりました。最後はお礼も言えずに申し訳なかったです。我々は滝谷付近のスノーブリッジが１ヶ所微妙に怪しかったので別ルートとったりなど１３時３５分に新穂高へ下山しました。YSHR先生達とは１時間半も遅れてしまいましたね。分かってはいるもののスノーボードとスキーの機動力の違いは明白という所もあるんでしょうかね？昨日は本当に色々とありがとうございました。
写真楽しみです！
[e-mail]
よろしくお願い致します。

YSHR

Re: 神戸の若者です(笑)
神戸くん　それから滋賀くん　こんにちは　無事下山できて良かったです。モチベーションの高い若者大好きですね。これからも安全第一で頑張って下さい。ヤマレコの槍の写真も良いのあれば自由に使って下さい。それじゃどこまでまたお会いしましょう！