背振山地 羽金山 ショウジョウバカマ大群生地
- GPS
- 29:57
- 距離
- 37.6km
- 登り
- 2,466m
- 下り
- 2,794m
コースタイム
9:10前原駅南(福岡昭和バス)-9:40雷山観音寺-11:00雷山-11:50長野峠-13:25羽金山13:40-14:55河童山-15:25荒川峠-17:00木の香ランド(キャンプ)
2日目
木の香ランド7:30-8:25女岳-9:50浮嶽-11:50十坊山12:30-15:40JRはまさき
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
脊振山地 完全縦走の視察として、羽金山を訪れる。
土曜から天気予報は雨模様 左膝も少々痛むが、GWの「祖母傾縦走」のトレーニングも兼ね長距離を計画。
前原駅から何時もお世話になっている、福岡昭和タクシー。乗客は113のみ、度々利用するがいつも気さくな運転手さんにいろんな情報を得られ、雷山観音寺まではあっという間に到着、バス中に足回りを整えるのを忘れてしまう。
雷山への登り、ショウジョウバカマの群生地を今月8回も訪れたという御夫婦、雷山と井原の間の沢を登り藪を通過した先にあるとか・・。行っても見たいが、今回の目的地は逆方向。
上宮から雷山山頂、羽金の電波塔が遥か彼方に望めるが、今日の宿 真名子キャンプは更に先・・。
羽金山頂への登りは、延々長く剥き出しの土が昨日からの雨でズルズルと滑りやすく、結構体力を消耗する。
登り切った所に「立入禁止、登山者は正面門へ・・」の標識。
これを見たかった。
正面門インターフォンで問い合わせると、「支持に従ってお入りください」の声・・。
この言葉を聞きたかった〜・・。
門をくぐりアスファルトの道を登ると電波塔横の大きな管理棟を廻り念願の羽金山山頂に到着。
ちなみに山頂でのルールは、「火気厳禁」「食事不可」「帰りに門のインターフォンでその旨を知らせる」であった。
棟の奥から先ほどの男性が出て来られ、ノートに氏名・住所・電番を記載する。ノートには、4月中に20人程が訪れている事が確認出来た。
登山者が訪れる度に、建物から山頂までわざわざお越し頂くので、山頂に立つ前に、建物の出入り口を目指すとよいだろう。
少し話し、ここで有力情報。
「先日、脊振を5時、途中走りながらの若者が2時に遣ってきた」と、、。
塔は200メートルもあるそうだが、ガスで全ては見えなかったのは残念。
正面門で登頂のお礼を告げ降り始めると、ショウジョウバカマの群生地を30分も歩く事ができた。
随分と降りお腹が鳴りはじめると、ふとfallさん御夫妻のお弁当の写真が頭に浮ぶ。お腹すいたな〜・・。
ここまで休憩をとっていなかった事に気づき、初めてザックを開いてみると、スーパードライが円らな瞳で見上げていた。
二息程で呑み乾し、ザックの食材袋一番上で今回初出動“生卵入れ”の卵にひびがぁ〜。
前夜 冷蔵庫にLの卵、無理矢理囲い込んだ時点で若干の不安はあったが、まさかの“ザック内生卵爆発”の危機。
しかも2個とも・・。
そうっとしまい込み、慌てて降り始める。
真名子キャンプまでは杉林の長い長い道のり、降りで左膝も悲鳴をあげるが、ザック内でLが2個 爆発した姿を思い浮かべると、急ぎ足になる。
キャンプ受付(事前に予約が必要)で設営料2100円を支払い、テント設営、白キミにコーティングされた食材達を洗い、殻混じりのスクランブルエッグも美味しく頂けた。
テン場は113のみ、桜の木の下 遅れ馳せながらの花見を楽しみ、冷え込む夜 程よい疲れを癒しながら少々のアルコールで眠りに着く9時。
翌朝、女岳から浮嶽に向かうと、気圧の低下を肌で感じる。
最近、気圧計を見なくても肌が天候の悪化を感じるような気がする。実際数値は下がっている。
あいにくの雨となり早々レインウェアを装着し十坊山を目指す。
左に・・、
ゴルフ場の見事なグリーンが観えるが、大量の農薬と栄養剤を散布された美しいグリーンと、登山道を囲む自然の緑はどっち綺麗なんだろう・・?
昨日のショウジョウバカマの群生を思い出し、軍配は明らかとなった。
楽しそうなゴルフパーティの声、「カコンッ!」と・・、
「顎があがるか腰が開いて、スライス、最悪シャンクかぁ〜」等と想像すると笑みが浮ぶ。
右に・・、
爆音を轟かせスポーツカーが(よく見るとポルシェや、なんとフェラーリ等が軍をなして)猛スピードで駆け上がっていく。
その趣味は全くわからない・・。
峠から十坊を登っていくと、雨も上がりお日様が顔を出す。
レインウェアを脱ぎ、身軽に成ると小鳥がさえずり30分の登り、今回一番の山歩きを楽しめた。
十坊山頂で6人の地元ハイキングの先輩達が楽しそう。横でワカメ雑炊で昼食完了。
佐賀県側に降る。
yamasakuraさんのレポートを思い出しながら、道脇の花々の写真を撮りながらのんびりと降っていくと、頭上で大木がメキメキを音をたて、2〜3歩 後に下がると、目の前に切り株 直径50センチ程の杉の木がドーンッと倒れ込み道を塞ぐ。伐採の現場に出くわした様で、昨日の生卵以上の危機一髪だった。
JRはまさきへは、家々の庭先の花を眺めながらのんびり歩き、本日の登山も無事終了する。
コメント
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弁当思い浮かべていただき光栄です
ショウジョウバカマというんですか・・・。 花には詳しくないのではじめて見ましたが面白い形をしてますね。
それにしてもキャンプ楽しそうです。 ビールに割れずに頑張った卵のスクランブルエッグ
いいですね〜。 今年はテン泊目標です
fall
いつもコメントありがとうございます。
山では、ご夫婦のお弁当を思う出す頃、ちょうどお昼時をむかえます
卵達は、薄皮一枚の攻防戦でした〜
キャンプは山遊びの一つの醍醐味かと思います。
九州の山にお出掛けの際は、お声賭けください
可能な限りご同行、“殻混じりスクランブルエッグ”で、113がおもてなし致します
記録がyamasakuraさんみたいですよ 。
杉のじゅうたん「あけぼのすぎ(メタセコイア)」、私は金山で見た時に病気で枯れているのかと思っていました・・ 。
私も花の勉強をしなければ・・・。
それにしてもここのところの113さんの山行は凄いですね 。祖母では置いてけぼりにしないでくださいね 。
ガツガツ登っていた山歩きでしたが、yamasakuraさんの軽〜いレポートを拝見、少し視点が変わった様な気がしますね〜。
“菜の花”以上はほとんど知りません
山歩きの楽しみが広がりますね〜・・。
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