天国の滑走 北八甲田 雛岳
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- GPS
- 03:04
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 634m
- 下り
- 615m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
店の前は程よく除雪されていて、この日は何台も停めさせてもらっていました。 今回の入山地点周辺へは冬季夜間通行止め区間ですので、朝夕の車の乗り入れは注意が必要です。 詳細は下記リンクを参照願います。 「青森みち情報/八甲田規制情報」 http://www.koutsu-aomori.com/Road/HakkodaMain.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
車を離れると人工物は一切なし! 登山ポストはありませんので、各自それなりの対処が必要となります。 トイレ、コンビニなど、それっぽい施設は付近に一切ありません。 全て下界で済ませてから来てください。 冬山ですので決まったルートはありません。 地形図とコンパスなどの装備はしっかり持参しましょう。 北尾根には雪庇が今年も出来上がっています。 崩れ落ちた形跡も見られましたから、そちらを通る場合は気を付けてください。 |
その他周辺情報 | 付近で一番近い温泉は「みちのく深沢温泉」になります。 大人一人 400円 入浴時間は PM8時まで 露天風呂あり シャンプー・ボディーソープ類は、備え付けされていませんので持参してください。 美しさを要求しなければ、極上の泉質ですね 青森市内方面からの最終コンビニ ・サンクス 青森横内店 https://goo.gl/17e5kL |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
スキー板
シール
食料
魔法瓶
ガスバーナー一式
コッヘル類一式
お菓子
スキーアイゼン
ゴーグル
尻革
スクレーバー
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感想
今日は別な案もあったけど、西風を避けるために雛岳へ!
スタート時の天気は、青空が見え隠れしている比較的良い天気ですが、上空の雲は早く、雛岳の山頂付近は雪が舞い飛んでいるようで、少しぼやけて見えていました。
この日の先行者は軽く5〜6人以上で、ほとんどがボードを背負ったスノーシューでしたのでトレースはバッチリ!
ありがたく途中までスノーシューの踏み跡を使わせてもらいましたが、斜度が増してくると、若者のスノーシューの直登には付いていけません(^^ゞ
その踏み跡から外れたスキーヤー1名の踏み跡をたどり、途中で追いつき、その後は抜きつ抜かれつ、各自自由なコースで、と言うか、各自が登れる程度のジグを切りながら登っていきました。
山頂付近はカナリ強い西風が吹いていて、立つのがやっとの状態でしたが、先日と違って吹雪ではないので案外楽なものでした。
一応山頂に行き、記念撮影後にサッサと下山開始です。
山頂付近の平坦な地形でシールを着けっぱなしでも、風に押されて結構進みます。
もう少し風を避けられそうな所に行ってから、シールを外そうと思いながら進むと、途中で家内から「ちょっと待って〜、スキーアイゼンを着けっぱなしなの〜」の声がかかり、滑走斜面突入手前で風に吹かれながら頑張ってシールを外しました。
いよいよ滑走開始。
今回は意識して少し黒森側に膨らみながら巻き、北東の沢に入り込みました。
こうすると北東の沢を、思う存分上から長く滑る事が出来るだろうと思ったからです(笑)
目論見は完全的中!
斜面の先は落ち込んでいて見えないけど、ここに崖が無いのは確認済!
気合を入れて行ってみよ〜〜〜〜〜!
誰も滑っていない斜面に入り込み、ワンターン、ツーターンで雪の状態がわかった。
そこそこ深い、そして軽い、底に固い層はない、完璧!
何も考えずに、行ってしまえぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!!!
ターンのたびに自分が巻き上げ飛ばした粉雪が舞い飛んでくる。
もうこうなったら止まれるもんじゃありません(笑)
ナイスなシュプールを写真に撮りたい気持ちを封じ込め、足が疲れて踏ん張りがきかなくなるまで沢を一気に滑り下りました。
いがったぁ〜
この一本で今シーズンは満足!
後は少々腐り雪でも気にしな〜い(大笑い)
と思うほどの会心の一本でした。
その後沢から外れ林間に入って行きましたが、林間も雪質が落ちることが無くパフパフとツリーランを楽しみ、あっと言う間に箒場に到着。
時計を見るとまだお昼前!
他のボーダーさん達はおかわりで雛岳にシュプールを描いているようですが、私達は会心の一本で満足して終わりです(笑)
体に残っているバフッバフッ、パフパフパフの感覚に酔いしれながら、車を深沢温泉に走らせ、味わい深い絶妙な温泉にも浸って帰路につきました。
ん〜〜〜〜〜、いい一日でした
おつかれさま!
今季、最高のパウダー!!
全くここまでとは思ってもいませんでした
本当に山って、難しい
(二日前の暖気で氷化したとおもってた)
夏の北八甲田全山縦走のとき、疲れてきて登りで足が止まりながら登った雛岳
冬に来ますと、山頂に約束した、、
それを果たすことが出来ました
やはり雛岳は、北八甲田では特異な山
西風を大岳、高田大岳という背中の山稜に受け流させ、雲を四散させる
時々、今日のように日本海と太平洋気候の境となる
以前の記憶はまだ鮮明でした
今日は先行するトレースをかなり使わせていただき、南へのトラバースは遅め
でも、登りやすかった
一気に滑り下れる斜面は、もちろん急登
でも、結構すきです、この傾斜
今日の風予報は12-16m位ですが、樹林帯内では程よい位
尾根上の樹林が切れる部分は出来るだけ樹林側を通り登りました
北東尾根上の滑り出しの目印の岩付近で、さすがにきつくなりました
と、思ったら
あー、左足のシールが外れた…
脱いで固定したついでにスキーアイゼンをつけて登る
シャリシャリのシュカブラ面へ移動する
風は強いが、こちらの方が登りやすい
山頂まで、前傾姿勢でストックで支えながらの前進
高田大岳が雪煙の向こうに見えた
すさまじい迫力
烈風にくるまれていた
少し下がったところで滑走準備
スキーアイゼンの袋を飛ばしてしまうが、しゅんちゃんに横っ飛びに捕まえてもらった
あぶないな、と思っていたのに不注意だ
滑走する先は、がくっと落ちていて見えない
でも、先行する雪煙が、よい雪面であることを教えてくれる
えいっと飛び出すと、スキーの下が雲の中になった
太ももに、腰まで感じる、綿のような雪
強めに踏みこんだら、頭からかぶった
森林に飛び込んで、まだまだツリーラン
雪が重くない
私の腕でも、楽しく滑り降りられた
ぐいっとトラバースして、登り口近くの丘を右手にかわした
青空と白い雪面の間に登山口の小屋が見えた
コメント
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komadoriさんの感想の、
「高田大岳が雪煙の向こうに見えた
すさまじい迫力
烈風にくるまれていた」
昨日私が高田さんを見上げて感じたことが私の語彙力ではどうしても表現できませんでしたが、まさにコレでした!
烈風にくるまれていた...という表現にかなりグッときましたo(`ω´ )o
私も雛岳山頂から高田大岳を見たくてたまらなくなりました。
楽しいレコをありがとうございます
雛岳から見る高田大岳は大きくて威厳がありますね!
気圧されて、ついこういう表現になってしまいました
行くぞという気概なら、きっと雪の衣を吹き流していたように見えたのかもしれません
いつか、雛〜高田をスキーで縦走したいと思いますが、なかなか山のご機嫌がそろわないですね
私たちの鬱山行とうってかわって、最高😃⤴⤴
八甲田は場所しだいで変わるんです
くるっと回れば条件が比較的良い所は出てきますよ
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