東風吹かば匂いおこせよ梅の花―スギ花粉に警戒しつつ湯河原・幕山
- GPS
- 02:30
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 469m
- 下り
- 456m
コースタイム
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:25
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
町田08:06/08:17(小田急小田原線) 小田原09:12/09:29(JR東海道線快速アクティー) 湯河原09:45 湯河原駅10:00(箱根登山バス¥260)※梅の宴開催中は随時出発のようだ 幕山公園10:20 |
写真
感想
12月に湯河原でみかん狩りと城山ハイキングをした際に、隣の幕山の梅林が花の時期には雲のように咲きそろうと教えてもらい、その景観をぜひとも見てみたくて企画した今回の幕山ハイキング。
梅の花の時期はちょうどスギ花粉の飛散の時期と重なるのでスギ花粉症の自分にとってはあまり外出したくない時期だ。
ただスギ花粉の時期山に出かけないという選択をすると、1年の内2ヶ月間は活動を停止することになる。
1年の1/6は活動停止しているということになり、それはつまり人生の1/6は活動停止していることになってしまう。
と思い直して、海の方向からはスギ花粉が飛散してこない湯河原の幕山に出かけようと企画したのだ。
12月とは打って変わって大混雑の湯河原駅。
幕山公園までは臨時バスが増便しているもののそれでも超満員だった。
バスから見ると、幕山公園の駐車場に入る車で渋滞ができていた。
湯河原の梅林ってこんなにも人気だったんだなと感心した。
バス停で降りるともう目の前には裾野を淡く染め上げた幕山が目の前にあった。
幕山公園からこの梅林に上がり、そのまま幕山に直登する人が多いようだったが、今回は新崎川を遡り、右回りに登ることにする。
梅林が途切れるとすぐに人は少なくなり、川沿いにはスギの林もあり戦々恐々だ。
ただ、雄花が付いていない枝も多く、今年は花粉飛散は少ないかなと期待する。
大石ヶ平に近づくと大観山〜星ヶ山の方面なのだろうか、山頂がハコネダケに覆われている山が見えてきていよいよ箱根外輪山だなぁと気分がよくなる。
周囲はハコネダケと灌木が多く、奥多摩付近と違いスギの人工林が少ないのでそれだけでも安心できる。
ただ念のためマスクは外さずに登る。
マスクを外さなくても苦しくならない程度の山でよかった。
途中すれ違った人から「山頂は、新宿か渋谷か原宿かという感じですよ」と教えてもらったが、確かに山頂は休憩する場所も見つけられないほどの混雑具合だった。
自分の中の感覚で表現するならばこれは秋の高尾山だ。
今日は梅林が目的だしスギ花粉の時期なのでここから湯河原梅林に下ったが、今度来るときは箱根外輪山をもう少し巡り、南郷山方面まで足を延ばしてみたいなと思った。
湯河原の梅林まで下りつつ梅の花をじっくりと堪能。
去年に比べると花が少なめとのことだったが、初めてなのでこれでも斜面にこれだけ広がる梅の花の雲は圧巻だった。
思えばスギ花粉症になってから20年、この時期の外出を避けていたので梅林というものをじっくりと見たことがなかったかもしれない。
「東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」。
主がいなくなっても春に咲くのを忘れてくれるなという歌だが、春が来れば主がいなくなっても…人がいなくなっても、花は咲いていくんだなぁと思う。
その後は湯河原駅まで一度戻り、最近湯河原の名物として売り出し中らしい「担々焼きそば」を食べに行く。
駅前でもらった「担々焼きそばマップ」を参考に何軒か回り、桜エビが入った担々焼きそばが食べられる「餃子ショップ」で食べることにした。
外見からするとカウンター席しかないのかなという感じの店だったが中に入ると広々としたテーブル席のある落ち着ける店で、友人たちと食後もしばし和む。
その後もう一度バスに乗り日帰り温泉「こごめの湯」でゆっくりして、最後は小田原で海鮮丼。
一人で山に行くと山に登った後は即行帰ってしまうのでこういう楽しみがない。
友人たちと行くと山に登った後も楽しみが沢山あっていいなと思う。
そして、海が近いからか、気温がそんなに上がらなかったからか、まだそんなにピークに達していないためか、心配していたスギ花粉症の症状もほとんどなく、この時期思い切って山に出かけてみてよかったなと思った。
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