冬の福島で安達太良山へ登る!
- GPS
- 05:45
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 761m
- 下り
- 752m
コースタイム
天候 | 曇りから雪、降りて後に晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲレンデ右手の自然遊歩道を通って行こうと思い、奥岳の湯の前から右手へ向かいましたが、看板はあれど道がなく、悩んでいたら圧雪機の運転手の方からどこいくの?と聞かれて登山口はどちらでしょうか?と聞いたら、大丈夫?と心配されてしまいました。(^_^;) 後で聞いたところによると、冬の間は自然遊歩道は通行止めとか。ゲレンデのすぐ脇から登山道が始まっていました。上り始めてしばらくは旧道ですが、雪はかなり締まってきていたのでアイゼンがよく効きます。駐車場出るとすぐ凍結していたので、最初からアイゼン装着で登ったほうがよいですね。 勢至平あたりで雪が降ってきましたが、トレースはしっかりついているので、くろがね小屋までは真っ直ぐです。勢至平の分岐は峰の辻へ直登する左手の分岐にトレースがなく、どこで分岐していたのかも分かりませんでした。みなさん小屋へ向かっているようです。この辺で休憩している時に声をかけて頂いて、シバタさんという方と同行することに。本職の山岳ガイドの方でしたので、とっても助かりました。 くろがね小屋から峰の辻への急斜面はカニ歩きでアイゼンを効かせながら上ります。篭山を左手に見ながら広い雪原をじりじりと登っていくあたりでは、とにかく竹竿だけが頼りです。ガスと雪と風がひどくなり、ホワイトアウトしますが、竹竿地点でしばらく目を凝らしていると、次の竹竿が見えるときがあります。それを頼りに進んでいきます。ここは右手へ斜面を上りながら竹竿をたどるのですが、ややもすると左手へ流されるので注意が必要です。僕の装備が適当なので、冬靴とちゃんとしたメーカーのアイゼンを買ったほうがいいよとアドバイスを頂きました。(^_^;) 峰の辻から山頂手前の雪原も、ホワイトアウトしている中を進みました。同様に竹竿を頼りにしつつ、左へ流されないようにじりじりと右手へ登っていきます。山頂直下の尾根へ出れば、右手に大きな岩があるので、そこが山頂です。夏場は右手から登って、左から降りるようですが、いまは右手が雪で埋もれて難しく、みなさん左手から昇り降りしてました。右手も行けそうだったので、なんとか登って山頂へ。 下りもホワイトアウトしている中を小屋までなんとか下り、そこから割りと安全でしたが、小屋から勢至平までの左手の沢へ落ち込む急斜面が危険なので、もう少しすると雪が凍ってしまい滑落の危険性が高まりそうです。ご注意ください。 |
その他周辺情報 | くろがね小屋は、410円で温泉も入れますが立ち寄っただけなので入りませんでした。休憩するだけでも暖房費210円がかかります。また、インスタントコーヒーが210円でした。アイゼンは小屋の手前で外して、入り口付近のコンパネを傷めないように注意しましょう。怒られている方がいらっしゃいました。 駐車場横の奥岳温泉に帰りがけに入りましたが、600円で、きれいな新築の温泉に入れるのでお得です。露天風呂もとてもキレイで、雪景色を眺めながらお湯に浸かれます。ぜひ、お立ち寄りください。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
アウター手袋
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
タオル
ツェルト
ストック
ゴーグル
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備考 | ゴーグルを持っていったのですが、やっぱり曇ってしまいダメでした。ちゃんと二重レンズになってるんですけどね。メガネが凍るほど気温が低くなかったので、なんとかなりましたが、メガネの曇り対策はやっぱり曇りどめレンズなのかなぁ。 |
感想
初めての安達太良山、はじめての東北の山、ということで不安があれば戻るつもりで出発したのですが、勢至平で休憩中に後からきたシバタさんと同行させていただいたことで、無事に山頂へ登頂して安全に下山することが出来ました。シバタさんは日立市からいらっしゃった方で、ハイスピードトレッキングのガイドをされているとか。本職のガイドの方でした。安達太良山にも50回くらいは来ているということでしたので、迷うことなくルートを示していただきました。ご連絡先など伺えなかったので、この場を借りてお礼申し上げます。
先日、丹沢の蛭ヶ岳手前の姫次で出会った、75歳の某山岳会の会長さんも、イチローに負けないように年に200回山に登っているとかスゴイことを仰ってましたが、今回のシバタさんも65歳。僕なんかまだ50前ですから、まだまだこれからですね。頑張ります!
ところで、シバタさんからは、冬山に登るならもう少し装備をちゃんとしなさいとご指導頂きました。僕の場合、靴はメレルのトレッキングシューズで、靴下がミズノのブレスサーモを履いているので冷たいと感じことはまったくないのですが、冬山に来るならちゃんと5万円くらい出して靴を買いなさいとのことでした。ご指摘ごもっともです。アイゼンもアマゾンで買った数千円のものですが、通りかかるみなさんは大体グリベルを装着されています。黄色のベルトのですね。僕の緑色のは珍しいようで、それどこのメーカーですか?と他の方にも聞かれました。
着るものは上のインナーにマーモットのメリのウール+化繊のもの、下のインナーにモンベルのジオラインとまあまあですが、パンツとシェルがノースフェースなのはあんまり流行りじゃないようでした。ノースフェース、好きなんですけどね。
ツェルト、エマージェンシーブランケット、ガスストーブ、水、非常食などを持っているのはそれでよしとのことでしたが、ツェルトがピコツェルトなので、まあ、無いよりマシってレベルですね。このあたり、もう少し整備していかないとなぁ。
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